今日は、かなり古いベブレンデッドウィスキーです。ネットや本で色々調べましたが、よくわかりませんでした。これら3回連続して紹介するウィスキーは、キャップが同じデザインなので、グラスゴーかどこかのブレンデッド業者の手によるものだと思います。
かなりの液面低下、古びた外見、味は期待すべくもないかもしれません。ラベルには「OVER 4YEARS OLD」とあります。四年もののブレンデッド。ビッグベンかどこかの観光名所のお土産のように売られていたのでしょうか?
裏面のラベルを見ると取扱は明治屋です。バランタインの旧ボトルなど結構有名な銘柄も取り扱っている老舗です。変な物は取り扱わないと思いますが・・・
それにしても状態がいまいちです。キャップを開けて少しでも変な匂いがしたら、即廃棄です。恐る恐るグラスに注いでみると・・・
香りは木の樽の香り、澄んだ森の空気のようです。予想に反して中身の状態は悪くないようです。最初に少し口に含むと、ふわっとしたまろやかな味わいが広がります。微かな古酒特有のエグミもありますが、気になるレベルではありません。
ボディがしっかりというか、ヘイグやディンプルの古酒を飲んだような味わいです。とても4年もののブレンデッドという感じはしません。ストレートで少しずつ飲むと、奥行きのある味わいが広がります。どうしても安いブレンデッドは、甘ったるい味わいのものを想像してしまいがちですが、このウィスキーは一本芯が通った味わいです。
発売されていた時は、いくらだったんでしょうか?特級表示ですし明治屋の扱いですから、そこそこの値段だったかもしれません。恐れらくジョニ赤程度の値段(5,000円前後)はしたのかもしれません。
これからも機会があれば購入して、データが揃ったら再び取り上げてみたいと思います。意外とネットストアで高値で売られたりしていて、玉数は少ないながら隠れた人気ボトルなのかもしれません。