さよならバランタイン30年 -  紬とウィスキー                                                                                                                                  ウイスキーブログ&着物生地のブログ

さよならバランタイン30年

今日は勤労感謝の日でお休みです。財布の中身は2,000円しかなく、今日の夜中に給料が振り込まれるまでは、ひたすら忍の一文字の生活を送っています。

先ほどお昼を家にあるものですませましたので、後は夕飯だけ。12月になれば企業年金も振り込まれるので、少しは落ちつきますが、楽しみにしていたボーナスは、1月に前倒しでネットで実施する確定申告でほぼ全額無くなる予定です。

なんのために働いているのか良く分かりませんが、少しでも生活が楽になり、美味しいウイスキーが飲めるようになると嬉しいですね。

 

さて、今日のタイトル。少し寂しいタイトルですが、息子に半分以上飲まれ、これ以上飲まれると空になるので、こっそり隠していたボトルです。

ボトルはウイスキーの容量がアメリカ輸出仕様以外は、750㎖から700㎖に変更になった頃のボトルだと思います。

味わいとしては、750㎖時代のバランタイン30年の味わいを色濃く残しているように思えます。

むしろ、700㎖時代に入った方がキャップのプラスチック臭がウイスキーに匂い移りするリスクが幾分減っているように思えます。

パフューム(人工香料のような香り)の影響がなく、バランタイン30年本来の美味しい味わいを堪能できるボトルではないかと思います。

休みの日にゆっくりお風呂に入り、美味しいウイスキーを味わう。それだけも、命の洗濯になりそうです。

さて、このバランタイン30年、綺麗な琥珀色の中に飲み手をウイスキーの沼にずっぽりと沈み込める恐ろしいほどの魔力を有していると思います。

とにかく、バランス感が素晴らしいです。かなりの数の原酒をブレンドして作られていることは、いろいろな文献を見て、分かっているつもりですが、それにしても、数ある原酒をどうブレンドすればこのような領域に達することができるのか。

多くのウイスキー業界の人々にとって、バランタイン30年は1つの大きな目標になっていると思います。オフィシャルのホームページを見ると現在のボトルの希望小売価格は88,000円です。

庶民に気軽に手が届く値段ではありませんが、ヤフオクなどで90年代前後の700㎖のボトルを狙っていただければ、少し前までは2万円程度で入手することが可能でした。

今だと少し相場が上がっていますが、根気よく探せば、2万円台での入手も可能だと思います。

実際にウイスキーの色合い、香りに接して見ると、香りはそれほど強くは香りませんが、上品な澄んだ仄かに甘い香りが、琥珀色のウイスキーとともに飲む者を至福の刻にいざなってくれます。

複雑でまろやかな丸みを帯びた味わい。アルコール感も強くなく、喉を滑るように通り体のなかに消えていきます。

ご褒美のウイスキーってこういものだと思います。

明日は朝一で、お客様の所にお伺いする案件があります。あまり飲み過ぎることはできませんが、一度でいいからこのウイスキー、飲み過ぎるくらい飲んでみたいと思います。

 

あと、今日はこれから、着物生地で丸底付巾着を作る予定です。

使う生地は素敵な縦縞の真綿紬です。裏地のデザインも素敵なので、それも生かして製作できればと思います。

今日はここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 
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