昨日は、結婚35周年のお祝いを小笠原伯爵邸で行いました。前から、周囲の方から素敵な場所だとおススメいただいており、期待していたのですが、実際行ってみると期待以上の水準でした。
場所は、都営大江戸線の若松河田駅からすぐそばで、私の本籍の新宿戸山町の近くになります。
ここで、小笠原伯爵邸について簡単にご紹介しておきます。
お店(施設)自体は、スペイン料理のお店で、イベリコ豚などのお料理やスペインワインがベースのレストランになります。
なお、小笠原という名称から、小笠原諸島を発見したとされる小笠原氏を連想しましたが、その小笠原氏とは、まったく関係がないようです。
なお、ウィキペディアによると、
- 小笠原伯爵邸(おがさわらはくしゃくてい)は、東京都新宿区にある建築物。東京都選定歴史的建造物(第66号)。
- 歴史・概要としては、旧小倉藩藩主の伯爵小笠原長幹の邸宅として1927年(昭和2年)に現在地に建てられた。
- 建物は当時流行のスパニッシュ様式で鉄筋コンクリート造の地上2階、地下1階建て。敷地は江戸時代の小倉藩下屋敷跡地である。
- 戦後1948年(昭和23年)に米軍に接収され、4年後に東京都に返還されて1975年(昭和50年)まで東京都福祉局中央児童相談所として使用されたがその後は用途を失って放置され、一時は取り壊しも検討された。
- 2000年(平成12年)になって管理していた都生活文化局から民間貸出の方針が示され、同年12月には箱根等でレストランを経営するインターナショナル青和が借り手に決定。本間建設株式会社の修復工事を経て2002年(平成14年)6月にレストラン「小笠原伯爵邸」としてオープンした。
ということで、今日に至っています。
施設には見事な建物と庭園があり、のんびりくつろぐことができました。
⇧サクラかと思いきや、アーモンドの花とのことです。
スペインを旅行した時の風景を思い出しました。青空が綺麗な1日でした。
外の風景も素敵でしたが、室内の調度や装飾も目を見張るものがあります。
これだけのお屋敷を立てるとしたら、現代では一体いくらかかるのでしょうか。想像も出来ない金額になると思います。
食事だけでなく素晴らしい風景も楽しみながら、長年の結婚生活を振り返り、まだこれからも続く2人の生活に思いをはせる良い機会になったと思います。
初めての予約でしたが、ネットで簡単にでき、確認メールも来ます。確認すると次のような表示がされて、とても親切です。
『予約再確認済』
店舗名 小笠原伯爵邸
03-3359-5830
〒162-0054 東京都新宿区河田町10-10
日時2023年3月20日 12:00
人数 2名
ステータス予約再確認済み
カテゴリーダイニング 注文
2 × 【Princesa】イベリコ豚ジューシーなプルマがメイン 全4皿
2 × 【お飲物】ペアリングワイン(4種) Curso de Vinos OGASAWARA
予約ID‥‥
⇧向かって右がワインのメニュー。左がお料理のメニューです。
今回、いただいたのは、イベリコ豚のコースで、ワインも4種類のセットを注文しました。
お料理自体はベーシックなコースでしたが、それに4種類のワインのセットをプラスした形になります。
本格的なスペン料理は今回が初めてなので、合わせるスペインワインの知識もありません。
お店がそれぞれのお料理に合わせてサーブしてくれるワインのセットは、とても有難かったです。
印象に残ったのは、白ワインで、フルーティーな複雑な味わいが絶妙でした。
お料理については、
<前菜>
彩り豊かで、最初のお料理としては、カラフルな見た目で、お食事へのアプローチを和やかにしてくれます。
ワインセットの最初のスパークリングワインにもとても良く合い、こってりとさっぱり。あたたかいと冷たいをバランスよく一皿に凝縮しているのが見事でした。
<2皿め>
黒米とタケノコのお料理は、前菜を受けて優しくお腹を満たしてくれます。
ウイスキー飲みの私の荒れた喉をスルッと通って行きました。タケノコが風味豊かで歯応えがとても良かったです。
<メインディッシュ>
イベリコ豚の炭焼きは、余りしつこい味わいでなく、それでいて味わい深く、美味しくいただくことが出来と思います。赤ワインとの相性もとても良かったです!
お酒を飲まれない方でも、ソフトドリンクでもすべてのお料理を美味しくいただくことができるので、心配しないで大丈夫です。
むしろ、ワインのお値段分をお料理のグレードアップに使えるので、そういう楽しみ方もありだと思います。お飲み物は気軽にお店に相談すると良いと思います。
<デザート>
最後のデザートも、見た目も味もとても良く楽しむことができました。
果物の素材の味を生かした作り込み、カラフルな彩りはとても素晴らしいと思います。
<食後のコーヒー>
私はストレートでウイスキーを飲むくせに、コヒーは意外と苦手だったりします。こういう時に、カフェオレを用意していただけるのは非常にありがたいです。
プチデザートが付くのも、ワクワク感があって楽しいですね。カフェオレをいただくと、コースは終了です。
<パンについて>
食事中のパンは、なくなるとすぐサーブしていただけるので、ついつい食べ過ぎてしまいます。
木の実の入ったしっかりした味わいのものと、柔らかくてコクのあるパンの2種類があります。
それぞれのお料理については以上ですが、最後にこのブログは、一応ウイスキーブログですので、ワインを飲み終わった後、ウイスキーをワンショット注文してみました。
<ウイスキー>
ウイスキーは、響17年と、シーバスリーガル12年がありました。お値段が倍くらい開きはありましたが、それほど高いお値段ではないと思います。
ワイン以外の飲み物もあるようですので、ワインが苦手な方も気軽に注文できると思います。
今回は、シーバスリーガルを頼みましたが、お料理にとても良く合うと思いました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。35回目の結婚記念日のお祝い、人生の節目でいただいたスペイン料理はとてもすばらしく、思い出に残るものになりました。
奥さんもワインやお料理を堪能してくれたようです。長年にわたり苦労を掛けた奥さんに、今回のお食事会が少しは気晴らしになったのなら、嬉しく思います。