昨日は、底付巾着久しぶりに作ってみました。丸底付巾着が難しかったので、今までの底付巾着を作るのが簡単に感じます。
その効果が続いているうちに、どんどん作ってスキルアップを図りたいですね。
巾着は底なしのものも含めて、数作るとスキルアップして来ると思います。自分の技術が向上するだけでなく、新たな発見も生まれると思います。
少しづつの積み重ねって大きいですよね。この調子で、頑張りたいです。
さて、今回は、重要無形文化財クラスの結城紬のハギレで、底付巾着を作りました。底の部分は、紺地の手織り真綿紬の着物を解いて、あまった衽の部分を使っています。
今回は、底の部分の端に切れ目を入れ、しっかり仮止めも行って縫い付けたので、底の生地がずれることはありませんでした。
一方、紐通し口の処理は依然としてカオスです。内布の袋部分と、底がある表の袋部分を1つに縫い付け、紐通し口を仕上げるのが難しいのです。
丸底付の時に経験した、先に紐通し口の挿入部分をロの字に縫い付けた後、袋の入口部分を内袋に織り込む方式もありますが、小さい袋だけに上手くいくか自信はありません。
今回は、従来のやり方で作りましたが、紐通し口の下の部分で、内袋が少しはみ出してしまい、見栄えはイマイチです。
下の写真、緑の紐の横から黄色い下地が見えています。トホホ・・・
余分な生地は切り取って、ほつれ止めを塗って処理することとしますが、あまり良い感じではないですね。
紐通し口の処理は、課題が残ると言えます。前回初めてやったロの字に縫って、内袋を織り込む方式を極めるのが近道かもしれません。もっと、数を作るしかないですね。
それにしても、技術が下手でも、生地の良さがそれをカバーしてくれれますね。自分で使う分には、十分なので素敵な結城紬の生地で作った小さな底付巾着、いろいろ活用していきたいと思います。
さて、今日は朝から雨降り。ゆっくり接着芯の研究もしたいと思います。大島紬をはじめ、小紋など薄くて柔らかい生地の場合、接着芯をいかに使うかがポイントになる気がします。
接着芯は、不織布のものを使うと、洗濯したときに生地もろともぐちゃぐちゃになったりしますので、洗濯にも耐えられる布製の芯地を探したいと思います。
ニット地のものから、いろいろな種類の接着芯があり、巾着作成にフィットする芯地を探したいです。
完成した巾着の手触りがあまり変わらず、洗濯しても極力元の形に戻るような接着芯があるといいのですが。
また、結構な量を使いますので、工場流れの安くて量のあるものを、検討しています。
10種類くらいの色のレパートリーがあって、30~40メートルで数千円で買えないかと思います。(現在、ヤフオクで入札しています)
私の場合は、お金をいただくレベルには遠く及ばない、趣味で作る程度のものですから、それほど高価な材料を使うこともないと思います。
こだわるとすれば、表地くらい。素敵な古い着物を安くオークションで手に入れ、生地の魅力を引き出すことには、頑張って取り組みたいと思います。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。