魚沼の山 - 2017年06月19日

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人の不幸は蜜の味がする 6月19日

  • Posted by: uonuma5
  • 2017-06-19 Mon 04:46:16
  • 2017年山

人の不幸は蜜の味がする 6月19日

先週のことです。
ちょっとした行き違いから息子が「家を出る」と言い始めました。
私のことだから「早いほうがいいよ」と応じました。

世間ではよくある話です。

昨日の夕方「少し話をしよう」と言ったら「アパートを決めてきた」と言います。
「仕事はどうする?」
「大手の養鯉場で仕事ができるように、人に聞いてもらっている」
「それは将来家の仕事をするということか?」
「そうだ」
「それならいい」

でもね、大手の養鯉場で働いている人は従業員というより見習いで、給料は安いはずです。
住み込みだから給料が安くてもなんとかやっていけるのです。
たいがい20代の独身で、5年くらい見習いをやると「卒業」と言って、お祝いをしてくれます。

見習いの給料でアパート代を払って、妻と子供2人を育てられるとは思いません。
給料が安いから「辞めさせて下さい」と言えば、卒業はできません。

私が社長なら「親の承諾を得てこい」と言いますね。
親が承諾するとは思いませんが・・・

まぁ、私は山を我慢すればいい話です。
というか、ここが人生の大きな山ですかね。
稚魚の選別が始まるまでは、黙々と池の周りの草刈りをしています。



今日から福井県から一流企業を卒業したおじさんが見習いに来ることになっています。
草刈りでは失礼だから、それなりの仕事を用意して待っています。
夜は酒でも飲んで「今時の若い者は・・・」なんてくだを巻くのでしょうね。

稚魚を育てるってことは、子育てと同じで気が抜けません。
そんなことで、しばらくは山に行かれないと思います。


他人の飯を食うってことはいいことだと思います。
でもそれは20代のときの話で、妻や子供がいる人のやることではありません。
そんな意味で「早いほうがいいよ」と言ったつもりですが、すばやくアパートを決めてきました。


7月から新しいハウスを着工する計画でした。
でも息子が家を出ることになれば、ハウスを造る計画もストップです。
すでに図面もできているようですが、大工さんに「今までかかった経費とキャンセル料を請求して下さい」
と言いました。
規模を大きくすれば忙しくなるだけで、山に行く時間が少なくなると危惧していました。
私にとっては不幸中の幸いです。

いつも言っていることですが、死ぬ時はお金も土地も持って行かれません。

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