諸々綴り…~2024.11.16 内房・西川名ビーチ 海中世界報告がてら①
イサキ科イサキ属のイサキ、その成魚群です🐟
東アジアの固有種でかつ非常に濃い密度の群れを作る魚なので、スキューバダイビングでの人気も高いですが、とても味が良く食用魚としても人気があります。
幼魚の内は体側上部に黒から黄褐色の縦縞が3本ある魚ですが、成長するにつれてこの縦縞は薄れていき、成魚になると若干オリーブ色掛かった銀色の単色魚へと変わります。
初心者ダイビングポイントでの群れ遭遇は大概黒い縞の入る幼魚のものですが、内房・西川名では頑張って泳げば立派な成魚が中層を埋め尽くすこんな光景とも出会い得ます。
この日は流れがあったので泳ぐのもそれなりにハードでしたが、西川名らしいこの光景まで無事辿り着く事が出来ました。
ここに泳ぎ至る途中には、沢山の根が海中世界にそびえる山々のように張り巡らされているのですが、
その根頭にはメジナ科メジナが群れて集まっています🐟
黒潮が差し込んでいて水も青かったので、見上げた水面の光の揺らめきも実に綺麗でした。
食味の良さでも知られるアジ科の大型魚ヒラマサ🐟
距離は遠かったですが、滅茶苦茶大きな個体が2匹、遠い根頭を渡っていきました。
同じく、
アジ科の大型魚からはカンパチも登場🐟
メジナがかたまっていた根頭を、まだ若いカンパチが単体で泳ぎ去っていた光景です。
そして、西川名ビーチで潜るダイバーがターゲットにすると言えば、やはりこの人気生物、
アオウミガメです。
潜れば必ず出会えるという訳ではないのですが、前回に引き続き今回もしっかり遭遇出来ました。
写真は遠景のものなので遭遇証拠レベルのものですが、生で見るウミガメはやっぱり優雅でしたね。
この他にも大型魚遭遇では、
イサキ科コロダイ属のコロダイ🐟
元々少ない魚ではないですが、最近とみに増えている印象です。
銀色のボディに金色小斑が散在する魚で、この個体は60㎝程ありました。
最近遭遇が増えていると言えば、
ヘラヤガラ科のヘラヤガラ🐟
これも60㎝程ある成魚遭遇でした。
小型魚が群れているところで半逆立ち状になっていつも捕食のチャンスを狙っています。
変てこ細長フォルムでとても目を惹く魚ですね。
色んな遭遇がありましたが、
この日はmyドライスーツを使いこなしていく為のトレーニングをしながら泳ぎ回りました。
後半はがっつり時化てハードなコンディションになりましたが、実りの多いDIVEになりましたね。