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ウカウゾクウミウ

ウミウ (6)
諸々綴りの中でウミガメを紹介する機会があったので、青い水の中を羽ばたくもう一つの遭遇を今日は紹介してみたいと思います。

本物の翼を持つコイツは、寧ろ水中では羽ばたきません。
翼を使うのは方向転換の時位で、
ウミウ (5)
水面からビュンと矢のように飛んできて、
ウミウ (2)
その勢いのままお目当ての魚をパクリと捉え、ゴクリと呑み込み平らげたら、
ウミウ (4)
ヒュンとまた水面に帰っていく。

実に見事なこの捕食シーンを見せてくれるコイツの名は・・・
ウ科ウ属ウミウです。

ウ科です。

そしてウ属です。

何とをかしき分類名でしょう。

実は・・・
かの有名な❝鵜飼❞、あの鵜飼の鵜はこのウミウなんですよ。

ウミウ (3)
鵜飼は川でするからカワウでしょう、そう思われがちですが日本の鵜飼で使われるのは魚獲り名人と言われるこのウミウ。
カワウより大きく育つので使い易いんでしょうね。

ウミウ
20m近い深度で潜っている時にも稀に目の前に突っ込んで来る事はありますが、基本の遭遇はやはり浅場のゴロタ際辺り。
これからの時季、ゴロタ際がぐっちゃり魚群で溢れ返るので、それを捕食しにくるウミウアタックの遭遇率もグンと跳ね上がります。

とは言えこの弱肉強食のシーン、基本的にはあっと言う間の出来事なので、水中では常に視界を広く取って是非この興趣深い遭遇を堪能してみて下さいね。
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