2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧 - あかんたれブルース

あかんたれブルース

継続はチカラかな

2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『雨やどり』した半村良の店で、忘れてきた傘もバッタモノ

半村良は若い頃、競馬で窮地に追い込まれる以前に読んでいた作家でした。 彼の「伝奇シリーズ」は多分すべて読んでいたはずです。 『妖星伝』とか面白かったですよねぇ。彼も死んじゃいました。 最近『戦国自衛隊』がリメイクされてましたな。ははは 作風と…

「愛と夢」は儚いシャボンか燃やせばコークス

ジョニーが北ならペドロは南、マリーは五番線ホームの端で泣いている。 ちょいと姐さんはあれはリリーでベッドの上だよ。 真面目に語ります。 闊達な明治の楽天家たちを下支えした本に「西国立志伝編」というのがあります。 これは中村正直が英国人のサミュ…

『反ユダヤ主義』かわいそうなユダヤ人の話

中東問題は泥沼化です。広島抗争は波谷守之という人物の奔走で一応の終結を向かえましたが、 イスラム教とユダヤ教には「最後の博徒」ならぬ救世主が現れてくれないようです。 なぜ、こんなにユダヤ人は嫌われるのか? こと中東問題は大英帝国にその責任はあ…

『赤んぼう少女』タマミのルージュの伝言

これまで観た映画の中で一番怖かったのは『へび少女と白髪魔』でした。 歳は小学2年生、場所は「南都劇場」で中森明菜の母親が「もぎり」をやっていたはずです。 地方の二番館なので併映は『妖怪百鬼』とダブルでお得。お目当てはこちらなのですが、 前座の…

ヨッシーへの伝言

この世の真理を説いた開祖の出発点はピュアなものでした。 が、せっかくの真理も組織運営者によって改ざんを施されて その時代と都合にあわせてロクでもないモノに変容していきます。 日本語は英語に比べてボキャブラリーが豊富ですが「ラブ」という言葉は無…

『電波系』この世の謎の25%解決しそうな予感

凄惨な犯罪事件のあとで、 加害者の「誰かが殺せと命令した」という発言が報道されるのをよく聞きます。 精神を病む友人に「馬さん!あなたには聞こえないの!?」と真顔で諭されました。 神のお告げを聞いたという聖人や成功者、そして、失敗者の話を聞いた…

日本人の大阪人の狂気の缶詰『河内風土記』刺激度→超弩級

手元に資料がないのでアレですが、十年ほど前のダービーで 「アサキチ」なる馬が穴人気になりました。 馬券には絡みませんでしたが好走したように記憶します。その後、重賞勝ったような? この「アサキチ」とは勝新太郎の人気シリーズ『悪名』の主人公・朝吉…

読書なんて嫌いな、お馬鹿さんと『いぬ馬鹿』との再会

読書が嫌いでした。 小学校を通じて完読したのは戸川幸夫の「秋田犬物語」だけ。 多分、中学のときも読まなかったはずです。映画に夢中でした。 高校に入って野球部の新ちゃんの影響で詩を書くようになりました。 センターの荻窪君と三人で「薩摩白樺派」を…

『優駿』宮本輝 現実を凌駕する小説とは

明日はダービです。 優駿、選ばしもの汝の名は「サラブレッド」 始めて府中競馬場のパドックで目撃したものは、 その足のか細さに驚愕と痛々しさを感じました。烏(からす)じゃねえか! 多くの馬の骨折を目の当たりにしました。 サクラスターオー、マテリア…

最初は前説

めちゃん坊さんのおすすめで「おすすめブックレビュー」を開設!と思いきやよく分からなくて あっちこっちいじってたら、できました。もう一度やれといわれたらできないかも。 「めちゃん坊文庫」にしようかと思いましたが、なんか迷惑かけそうなので 「泣き…

一番当たる占いって?

巷には様々な占いの類がございます。 手相人相の観相学から生年月日による占星術。姓名判断、血液型、などなど。 いったいどれが一番当たる「占い」なのでしょうか。 人相学などの観相学は中国の戦国時代に爆発的に大流行したのだとか。 大きな福耳や鼻、ひ…

陽と陰が結ばれて陽のあたる場所の風景

ジャガー横田夫妻の妊娠会見を目撃したからではありませんが、 結論からいうと 夫婦円満の秘訣は「指図する女」にあるようです。 かつて、米国における多くの夫婦の関係は夫に対して、妻の立場が強いのが特徴です。 アメリカ合衆国の成り立ちは迫害され祖国…

男と女の間には深くて長い川が、ある?

占いの話の続き。 決して、画像を張り替えるのが面倒だったわけではありません。 十干十二支は十進法と十二進法で寸法や時計に使われています。甲乙とか子丑寅ですね。 双方を絡ませると60進法ができます。60歳の還暦はここからきています。 陰陽は+と-で…

細木数子で大儲け!オプションで買いヨ?

「はっきり言うわよ!」と細木数子のカリスマが爆発しています。 九星術がベースなのかと思っていました。が、最近バラエティーショーを拝見すると 20年の大殺界とかいうとこをみると、十干十二支陰陽学がベースのようです。 四柱推命や算命術のアレンジ版な…

本日閉店在庫大処分これでダメならお代はいらない「明治イイ男列伝」(3)

もうひとりは海軍から島村速雄の登場! 我が子の無事を祈り縁起を担ぐ、母・鹿子を気遣い、その手紙の封筒には 「のし」「めで度」「つるかめ」と書き添える島村はマザコンじゃないですよ。 日本海軍の至宝、天才作戦家と謳われた連合艦隊参謀長。 しかし、…

持ってけ泥棒イイ男の特売記念謝恩セール。「明治イイ男列伝」(2)

それでも権兵衛じゃあちょっと趣味が合わない。 贅沢で我が儘なアナタのために、無口で簡潔な男を用意しましたよ。 なんか世話好きなお見合いセッティングと仲人が趣味の叔母さんみたいですね。 ココでも一度紹介しましたが、日本の騎兵隊の父・秋山好古がそ…

ちょっとまてイイ男なら此処にいる。「明治イイ男列伝」(1)

真実は小説より奇なり。と申しますが、バーチャルが現実を凌駕する昨今、 世のダイナミズムを受け止める手立て糸口が見あたらないのも悲しいところです。 桂太郎を明治の最大のラッキーガイとするならば、 日本海軍の父・山本権兵衛こそ明治最大のナイスガイ…

レバ、タラは居酒屋のメニューじゃないのかな?村上君

株価が軟調です。昨年の暮れはイケイケで専門家も今年は薔薇色で日経平均2万円! と、みんな強気のコメントでしたが、、、。 まあ、目標地点は今年の年末だったので、まだまだこれからですかね。 専門家の意見と評価なんて、競馬でも相場でも、あまり「アテ…

『ダビンチ・コード』の「M」と『坂の上の雲』の「M」

映画『ダビンチ・コード』が凄い話題です。原作も結構売れているようです。 イエス・キリストはマグダラのマリアと結ばれていた。という人間的に当たり前な事実が 教会関係者には「ケシカラン!」ということで、公開中止騒動と大変なようです。 それっくらい…

鶴田浩二の「傷だらけの人生」を口ずさみ

♪何から何まで真っ暗闇よ 筋の通らぬ事ばかり 右を向いても 左を見ても 馬鹿と阿呆の絡み合い 何処に男の夢がある♪ 古いかたならご存じでしょうが、 これは俳優鶴田浩二が昭和45年になぜだか?片耳を押さえて歌って 大ヒットした 「傷だらけの人生」でござい…

『火垂るの墓』は二度と観れない(2)

息子が生まれる頃ですから8年前ぐらいですかね。 埼玉の川越かどこかで3歳の女の子供が餓死したことがありました。 母親は所謂「シングルマザー」で、生活保護を受ける手だてがわからず、有り物のソーメンなどで 飢えを凌ぐまでに陥り、最後にはそれも尽き、…

『火垂るの墓』は二度と観れない(1)

『火垂るの墓』はスタジオ・ジブリの作品のなかで唯一敬遠している作品です。 作品の善し悪しではなく、可哀想で可哀想で観ていられない作品なのでした。 あの『となりのトトロ』と同時上映でしたが、保護者の方々はさぞ戸惑ったことでしょう。 反戦メッセー…

サチ子の「幸」のゆくえ

サチ子は薄幸の女性です。 彼女が勤める会社はみんな潰れてしまうので不幸のオーラがあるのかもしれません。 他人からみると「貧乏神」とも思えるのですが、本人は気づいていないようです。 最後に潰れた中華レストランは半年でした。 ここには若干ではあり…

「引き継がれなかった栄光」と「司馬から宮城谷へ託されたもの」

「鄭和(ていわ)」の航海は朝貢と自由貿易が目的であり、 その後のヨーロッパ人が行った 迫害や略奪、植民地政策とは一線を画すものでした。 これは中華思想と漢民族が考える覇者の在り方がでしょう。残念なことですが、 現在の覇者アメリカにそれはなく、…

「旅人」宮城谷昌光

先日、NHKで中国の明朝時代にアジアからアフリカまでの大航海を成し遂げた 「鄭和(ていわ)」の物語を放送していました。 これはヨーロッパ諸国の大航海時代以前のもので、なんとコロンブスがアメリカ大陸を発見する 70年前に鄭和は既に発見していたそう…

停止した記憶と加速する時間と現実

拉致問題 横田めぐみさん本人や御両親への同情はやみません。 子供を持つ親の気持ちとして堪らないものがあります。 それでも世論が動いて少しは進展もみられてきたでしょうか。 国益で動く国家も世論は無視できないことは事実です。 日露戦争もアメリカの世…

みんなが「幸せ」になれるヒント。【麗子の法則】

さてさて、人の人生とは夢幻の如く。現世の幸、不幸など瞬きのようなものかもしれません。 ただし、これはバーチャルではなく、当人にとっては現実以外の何者でも無し。 さらに、ただし、その現実とは個人的なものであり、そこかしこに巧妙なトリックが仕掛…

「若い頃はちょっとワルだった」がタマラない明美の事情

さて、上の写真が伊地知を土左衛門にし損なった郷誠之助ですが、なかなか男前であります。 郷が後に立派な事業家となったことは紹介しましたが、この伊地知殺害未遂事件の頃は 相当な「ワル」でした。若気のなんとかでしょうが、明治三悪青春版とすれば 一に…

「男は性格よ」とは言わない、響子だった。

はい、犯人は、じゃなかった。正解は「伊地知幸介」 旅順攻略を担当した第三軍の参謀長で、司令官の乃木希典と共に、 司馬遼太郎『坂の上の雲』で最もこき下ろされた人物で、超エリートなんだけどユニークですね。 今日、親戚の叔母さんが持ってきたお見合い…

男は外見よ!と千尋は言ったか?

このあと五回内閣が替わって、桂内閣誕生となるのですが、どうも単調のようなので、 ちょっとブレイク。 「顔」の話 「娘は器量が良いだけで幸せの半分を手にいれて、いる」の暴論を唱えたのは30年前のさだまさし。 その頃はまあそんなものかとも思わないで…