フランスに入って山を少しずつ下りていくと周りにとてもきれいな森が広がっていたので
そのまま通り過ぎるのがもったいなくて途中で車を降りてみました。
「自然環境を守りましょう」というような標識の言葉がフランス語なので、フランスに入ったのだなとわかりますが
何も無ければ不思議なところに迷い込んだような気になります。
森の中の自然の木立は枝が絡み合うように伸びていたり、幹がでこぼこだったり
その形を見ていると映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくる森の木のように人の形のようになって
動きそうな様相に思えるほどでした。
暖かくなるとこの草地にも野草が花を咲かせるのでしょうね。
苔の緑がとてもきれいだったので近づいてみました。
ベルベットのような質感の苔
森の中はほぼ毎日雨が降っていそうなくらい湿っていました。だから緑が綺麗なんですよね。
知らない道なので辺りが薄暗くなる前に森を抜け出したほうがいい、ということでまたSARAに向かって
車を走らせることにしました。
あんなに深々とした山だったのにわりとあっという間に平坦な丘陵地に辿り着いて
住宅もあちこちに見えてきましたが、SARAの村の中心地が見つかりません。
道を尋ねようにも人が全く歩いてないので困りましたが、なんとか見つけて得た回答は
今走って来た道をもうしばらく進んで少し坂を上った所だそうで、そのままだったら通り過ぎてしまう
ところでした。
SARAの村中心部にあるSaint-Martin教会、小さな村ですが立派な教会です。
この時は中へは入りませんでしたが、Wikipediaのページを見るとフランスバスクの教会で良く見られる
木造の回廊付きでとても美しい造りになっています。事前に知ってたら入って見たかったのに、残念です。
この後は、友人が土産屋兼村の雑貨屋のご主人にすすめられたガトー・バスクを買いに行ってみます。
つづく