最近日本では旅行関係やその他の雑誌でバスクの
特に「食」の話題が良く取り上げられているそうですが
たぶんミシュランの星付き高級レストランや
ピンチョスで有名なBARの情報が主流なのでは?

サン・セバスチャンに来て食い逸れることはまず無い
と言えるほど飲食店の密集度が高いのは周知の事実。
ただ人気店の混み具合(特に週末やハイシーズン)は
半端ではありません。

でも、あえてその大混雑の店内に入り込んで
忙しく動き回る店の人を呼びとめて注文するガッツがある
という方にオススメの店があります。

La Mejillonera
Puerto, 15 - Donostia/San sebastian

ここで出てくるのはムール貝数種、パタタス・ブラバス
イカのフライなどの一皿料理。

ムール貝はtigre(ティグレ)と呼ばれるピリ辛ソースが
かかっているものやマリネなどもおいしいですが
私が必ず食べるのはal vapor(蒸したもの)にレモンを
じゅぅーっと絞ってかけたもの。

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ガリシア産のムール貝は大きめでプリッとはりのある身が
美味♪自宅でも蒸してみたことがあるのですが結果は、、、
ムール貝はやっぱりここで食べよう。

そしてここの名物パタタス・ブラバス(じゃがいも料理です)
他のBARでもやっていますが、ここの秘伝ソースが決め手。
マヨネーズともホワイトソースとも違う白いソースに
ピリ辛のソースをさらに上から追加。

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私はそれほど夢中にはなれませんが、他の人達は一緒に出される
パンにつけてソースもきれいに食べてしまってます。

とにかくここは庶民の味方!

早い!安い!旨い!

なので開業時間直後にでも行かないと、ぎゅうぎゅう詰め状態で
飲み食いすることになるのは確実です。

出される料理は油っぽいもの、ソースがかかってたり
汁気があったりするものばかりなので、こぼして服が汚れないかも
気になります。
隣りの人が手に持ってるビールが降りかかってくることもあるかも。

先日行った時は、ぎゅうぎゅうの店内でボトルからグラスに
本式の方法でサイダーを注いでいる人がいて仰天しました。

でもなぜかたまに無性に食べたくなって出かけてしまいます。
そしてここの料理を食べるとビールがすすむ、すすむ(笑)
カロリーのことを考えると非常に危険(^ ^;)

最近では地元の人達だけではなくて、スペイン国内各地や
海外からの客も増えているようです。
スペイン語で書いてあるブログや情報サイトの評価を見ると
この店について皆同じことを言っています。

長所:旨い、安い
短所:混み過ぎ、清潔感に欠ける

私もそう思います。

どうです?行ってみます?