夫婦で身体も心も喜ぶおやつ作り 移住がきっかけで夢の開店が叶う! | TURNS(ターンズ)|移住・地方創生・地域活性化

夫婦で身体も心も喜ぶおやつ作り 移住がきっかけで夢の開店が叶う!

長野県松川村

松川村は、長野県の北西部に位置する。西側には北アルプスがそびえ、麓には美しい田園地帯が広がり、画家・絵本作家いわさきちひろの作品を展示した「安曇野ちひろ美術館」や、音楽や演劇の鑑賞が楽しめる「すずの音ホール」など、文化芸術スポットが充実しているのも特徴。今回紹介する藤丸さん夫妻は、移住をきっかけに、村の特産品等を素材にしたお菓子店をオープンした。


2013年に西東京市から松川村へ移住して来た藤丸曜晶さん・邦子さんご夫妻。移住する前は、曜晶さんは銀行員、邦子さんは障がい児童の学習をはじめとして、子どもと接する教育関連の仕事に携わってきた。

安曇野エリアの美しい自然に興味があって、村内にある「旬菜の宿 ガーデンクラブ安曇野」に宿泊したことで運命が大きく変わる。オーナーの坂本さんから陶芸家をはじめ、様々な住民を紹介された。
「どなたも魅力的な方々でした。2012年に、もう一度そこに宿泊したのですが、そのとき“ 松川村に住んじゃおうか” と妻に提案したんです」(曜晶さん)

その提案に邦子さんも同意。ちょうどその頃、曜晶さんが激務で体調を崩したのも一因だった。

「私達は満員電車でも、人の波に割り込めないタイプなんですね(笑)。だから松川村のいい意味でのゆるさというか、肩の力が抜けた雰囲気ととても波長が合うんです」(邦子さん)

そんな藤丸さんご夫妻が、松川村で新たにはじめた仕事が、クッキーをメインに、マフィンやスコーンなどを扱ったお菓子の製造&販売店。2013年8月にオープンし、店名は「じみじみおやつ」と名付けた。〝地味だけど、滋味ゆたかで素朴な味わいのおやつ〟が名前の由来だ。

「皆さんに気に入ってもらって、ゆくゆくはこれが仕事になったらいいなぁと考えていたんです。まさか移住で、その夢が叶えられるとは! 農家さんが愛情込めて育てた食材でおやつを作りたい。そして、地元の子どもたちにも食べてもらいたい、そう思ったんです」(邦子さん)

ゆくゆくは今の店をベースに、イートインのカフェを作るのが2人の目標だ。

「そのためにまずは、今のお店をしっかりとやりきること。その上で次のステージを目指していきたいですね」(曜晶さん)

文・写真:安藤“アン”誠起

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松川村を含む「北アルプス地域」では、2018年7月〜2019年3月までの期間中、月に1日北アルプスの移住相談窓口が銀座NAGANOに設置されます!詳しくは、こちらのページをご覧ください。
https://turns.jp/21138

                   

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