ベトナム人彼氏が、高級マンション購入を検討しています。
ハノイ市内のマンションで、2LDKで10万ドル(もちろんUSDです)、
なので日本円で、約1500万円、ベトナムドンでは、24億VND。
なぜ、そんなに彼氏にお金があるのか、不思議・・・と言う話です。
ある本によれば・・・
引用します。
・・・博報堂がASEAN5か国でそれぞれ500人を対象に行った階層意識に関する調査(2015年)によると、ベトナムは収入で規定される中間層の割合(55%)と「中間層」を自認する人々の割合(96%)とのギャップが5か国中最大であった。
同報告では、後者を「継ぎ目のない中間層(Seamless middle)」と定義している。彼らは収入では中間層の基準を下回るにもかかわらず、中間層並みに旺盛な消費行動を示す。例えば、自身の給与数倍もする最新のスマホを20代の若者が競って購入する、欲しければどんなに高くても、親や友人に借金をしてでも手に入れる。30代以上になると、より高額な資産、住宅とか自家用車など、自身のステータスや希望の生活を手に入れるためにせっせと倹約に励む。明るい未来に向かって楽観的に生きる、まさに継ぎ目のない「気分は中間層」が今日の消費ブームを支え、経済成長を牽引している。・・・
要するに、ベトナムでは、中間層と中間層を目指す層が、圧倒的多数で、その層が消費を牽引している、ということですね。この調査は2015年なので、8年後の現在は、収入で規定される中間層の割合がもっと増えているのかもしれません。
彼氏も、完全に、その中の一人です。
おそらく、中間層を目指す層から中間層に移動したばかり。親や友人に借金をするつもりはなさそうで、銀行からの借り入れですべて賄おうとしています。
ベトナムの中間層は、確実に成熟してきているようです。
ベトナム人の階層意識(終わり)