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https://youtu.be/X83cJOX5OeQ

釣りたい魚はハゼ。日本全国の内湾や汽水域の砂泥底に生息。底にいてエサを食べています。味しい魚で唐揚げや天ぷらにします

使うリールザオは、長さ1.5ｍから2.7ｍくらいまでのスピニングロッド。今回はバスやシーバス（スズキ）のルアー釣り用のサオを使いました。リールはスピニングリールで、リールに巻くミチイトは２号くらい、PEラインの場合は１号くらいが目安です。仕掛けは市販されている、ハゼ釣りに対応する仕掛けを使います

エサはアオイソメ。釣具店でエサを買うときに、ハゼが釣れている場所、釣れる時間帯、使うハリの大きさなどを質問してみましょう

人工エサも有効。逃げ出さない、死なない腐らない、常温保存ができる、ブルーベリーの香り、というわけで、生きたニョロニョロ系のエサが苦手な人にもオススメです

ハリは、袖バリなどのハゼに対応したものを使う。ハリの種類やサイズは、釣具店でオススメのもの（今釣れているハゼのサイズに合ったもの）を教えてもらいましょう

ナス型オモリ。ちょい投げの場合は、軽くて小さい１号から、重いほうでは８号くらいまでを使います。軽いオモリは、飛距離が短い、底の石積みに根掛かりしにくいです。重いオモリは飛距離が長い、底の石積みに根掛かりしやすい。ハゼがいる位置に届く範囲で、なるべく軽いオモリを使うと根掛かりのリスクが少ないです

小型のテンビン。上の輪にミチイトを結ぶ。下の輪にオモリをつける。枝の先のハリス止めにハリス（ハリがついたイト）を付けます

市販の仕掛け。ハゼ釣りに対応した仕掛けがいくつも売られています。ハリの大きさ、オモリの重さで選ぶが、釣具店のスタッフにオススメを聞いてから買いましょう

投げザオのすべてのガイドにミチイトを通します

サオ先のガイドに通したミチイトの先端を、10cmくらい折り返して二重にした部分で八の字結びをして輪を作ります

今回はハリとオモリがセットになった市販の仕掛けを使います。ハリがなくなったときのために替えバリが２本付き。沖は砂泥ですが、岸近くは底に石積みがあって根掛かりしやすいので、オモリは２号（軽め）を使います

ミチイトの先端に作った輪に、市販仕掛けのスナップを通して、仕掛けを付けます

サオ、リール、仕掛けの準備が完了。ハリにエサをつけて釣り開始

エサのアオイソメをハリに付ける。初めはハゼがどこにいるかわからないので、ハゼに見つけてもらいやすいように、エサを長めにつけてアピールを強くしました

①タラシの長さ。仕掛けがサオ先から30～50cmの長さになるように、リールを巻いたり、イトを出して調整します。短すぎるとミチイトと仕掛けをつなぐスナップがサオ先のガイドに当たってしまう。長すぎると投げにくいです

②リールの足を中指と薬指の間にはさんでグリップを握ります。イトが直角に曲がっている部分（ラインローラー）の位置を上にします

③人差し指にミチイトを掛けます

④ミチイトを掛けたままサオを握ります

⑤左手でベールアームを開きます

⑥ベールアームを開くと、イトが出る状態になる。投げる準備完了です

⑦左手でグリップの端を軽く握ってサオを支える。身体とサオを投げたい方向に向けて、サオをほぼ水平にかまえます。後ろに人がいないこと必ず目で見て確認しましょう

⑧目線は投げる方向へ。サオを後ろに振って（テイクバック）、オモリの重みを感じたら、サオを前に振ります。サオを前に振りながら、イトを掛けた人差し指を伸ばすと、指からイトが外れて、リールからイトが出て、仕掛けが飛んでいきます。指を伸ばすタイミングは、ボールを投げるときにボールを離すタイミングが目安です。はじめはうまくいかないので、何回も投げて、仕掛けが前に飛ぶように、指に掛けたイトを離すタイミングを調節しましょう。また、はじめは腕や手の力をなるべく抜いて、サオをゆっくり振ります

⑨サオ先は仕掛けが飛んでいく方向（イトが出ていく方向）に向けます。目線は飛んでいく仕掛けを追って、どこに着水するか確認します

河﨑さんは、基本のオーバーヘッドキャストで仕掛けを前に飛ばします。サオの全長が短く、グリップが短い片手用投げザオなので、片手でキャストできます。投げるとき、サオをしっかり曲げて、サオの反発力で仕掛けを前に飛ばします

仕掛けは20ｍくらい（電車１両分）飛ばすことを目標にして投げます。足もとの石積みが水中に続いていて、７～８ｍ沖から砂泥の底になります。石積みは濡れている部分は滑るので立たないほうがいいです

仕掛けが底についたら、ベールアームを戻して、リールを巻いてイトを張ります。サオを写真の位置からゆっくり立てて、底の仕掛けをズルズルと手前に引きます。サオ先が頭の上まできたら、サオを写真の位置に戻しながら、リールでイトのたるみを巻き取ります。この操作を繰り返して底を探ります。仕掛けはゆっくり引くのがいいところもあるし、止めて待ったほうがいいときもあります。どちらも試して、魚が反応する釣り方を探します。サオ先が高い位置にあるほうが根掛かりしにくいです。目線はイトが水面に入る部分を見るのが基本です

底の仕掛けを引くときは、イトを張って、サオをゆっくり立てていきます

足もとの石積みが７～８ｍ沖まで続いています（水位によって変わります）。沖の砂泥の底を引いてきた仕掛けが、石に掛かる感触があったら、いくつかの方法を試します。①その場で止めてアタリを待つ。②サオを立ててリールを速く巻いて仕掛けを回収する（安全策）。③オモリを軽いもの（１号～２号）に交換して、石の上を乗り越えるように引いて、ときどき止めて待つ。根掛かりのリスクはあります

この日は沖の砂泥底ではハゼのアタリがなかったです。手前の石積みの上で、仕掛けを止めて待っていると石の間にいるハゼがエサを発見して食べた（アタリが出る）。アタリはサオ先がブルブル振動して、手にも伝わります。アタリの直後にサオを立ててハリを掛けたら、リールを巻いて仕掛けを回収します。ハゼが掛かっていなければ、次はアタリのあと少しイトをたるませて待って、さらなるブルブルを感じたらサオを立てて合わせる、といったことを試してみましょう

駒澤さんにヒット。ブルブルというアタリのあと、シーンとしていたので仕掛けを回収したらついてました！

ハゼが石積みにいることがわかったので、エサを短くつけてみる。エサが長いと魚に発見されやすいメリットはあるけど、アタリを感じてサオを立てたときに、まだハリまで食べていないで逃げられることが起きます。エサが短いと、アタリと同時にハリ掛かりしやすくなることもあります。エサを短くしてアタリがなければ、また長くしてみましょう。釣りは現場でいろいろ試すことが楽しい

エサ短くする作戦、成功

石の上で止めて待っていたらアタリが出ました

天ぷらにできそうなサイズ♥

ちょい投げのハゼ釣り、楽しいです

河﨑さんは、橋の下の日かげを探る。日なたと日かげではハゼの反応が違うかもしれない。少しでも違う条件の場所を試すことは、新たな発見につながる大切なトライです

沖の砂泥底で反応がないので、河﨑さんも石の上で待つ作戦を試すとヒット！

釣れました！　ハゼがどこにいるか、いろいろ試すことが大事ですね

成長すると15cmくらいになる。20cm級になるハゼもいます

アオイソメで釣れることはわかったので、駒澤さんは人工エサを試してみた。パワーイソメはブルーベリーの香り

生きたイソメが苦手な人でも、人工エサなら自分で付けられます。まずは長めを試してみます

石の上で待つ作戦により、人工エサで20cm級がヒット！　この日は石の上で待つ釣り方が正解だったようです。場所や日によって違う「効く釣り方」を探すのも、釣りの楽しみですね！　釣ったハゼは氷を入れたクーラーボックスで持ち帰り、美味しくいただきましょう。ちょい投げのハゼ釣り、おすすめです！