滋賀県へ酒蔵巡りに出かけた。
後継者不足や日本酒離れの影響もあって、廃業する蔵が増えているが、
今日、回った蔵も例外ではなかった。
用済みとなった蔵の煙突が、孤高の野武士のように、天を突いていた。
※写真上/坂上酒造(滋賀県多賀町) 写真下/辻村酒造(有) (滋賀県米原市高番)
急に思い立って、岐阜県最奥の山村、根尾村(現・本巣市)に行ってきた。
目的はホーロー看板探しだが、始めは近場をドライブしようと思っていたけど、天気と体調がいいこともあって、結局、自宅から往復240キロのドライブとなった。
写真は根尾村の中心から10キロの最奥の集落・黒津にある猿楽の舞台。神社の境内にありました。
最も、数年前にこのあたりに沢登りに来たとき、冷んやりした舞台に寝っ転がって、濡れた衣服や山の道具を乾かしたことを思い出した。
今日も、風に揺れる木々の音と鳥のさえずりを聞きながら、コンビニで買ったあんパンを頬張りながら、一人ぼんやりと舞台に寝転んだ。
昔は大勢の村人を集めて、ここで猿楽をやったのだろうか。
黒津集落から温見峠を越えて福井県勝山市に抜ける国道157号線は、ここで通行止めのゲートに阻まれる。
過去に何度かクルマで抜けたことがあるが、国道ならぬ“酷道”だった。
人もクルマも通らなくなった今、道は自然に帰っていくのだろうか。
三連休の初日、ぶらりと一人で旅をしてきた。
写真は奈良県明日香村で見つけた棚田の風景。
稲刈りが始まったようで、農家の人たちが一生懸命、刈り取った稲をハセにかけていた。
つい最近、カミさんの実家の稲刈りをやったばかりで、このところ農作業づいているだけに、思わず手伝いたくなった(笑)。
再度、膝のガングリオンの水を抜いたり、安定しない血圧もあり本調子ではないけど、まぁ、600キロ走れたので、体力は少しづつ快復してきているようだ。
暇な週末、久々に映画を観た。
ウィル・スミス主演『7つの贈り物』(ガブリエレ・ムッチーノ監督 2008年米)。
始めの1時間はストーリーがつかめずよく分からなかったが、後半になって絡まった糸が一本に寄り合わさっていく展開に関心。ネタバレできないので、これ以上書かないが、ずしんとくるおススメの一本です。☆☆☆☆★
ちなみに、ウィル・スミスは『幸せのちから』(ガブリエレ・ムッチーノ監督 2007年米)でいっぺんにファンになってしまった、僕の一押しの役者。
続いてもう一本、
クリント・イーストウッド主演『グラン・トリノ』(2008年米)。監督も本人がやっている作品だけど、差別発言がぽんぽん飛び出すのは気になるところ。されどイーストウッド、観客の心を捉えて離さない見せ場をしっかりと作っているのはさすが。これもおススメです。☆☆☆★★