宣伝です! 山と渓谷社から登山技術全書「沢登り」(中村成勝編 7月15日発行1800円)というガイドブックが出ました。 恥ずかしながら、執筆者のひとりとして書かせてもらいました。 「北アルプスと白山の沢」、「南アルプス、中央アルプスと御嶽山の沢」の項を担当しました。 本名で出てますぞ!本屋で立ち読みでもしてくだされ~。
東京の出張から帰宅した。 投宿先の新宿のホテルに荷物を置き、さて夕食ということで、上司、部下、同僚というおっさん5人の面白くも無い組み合わせで(笑)、東口まで人ごみを掻き分けて歩いた。 久しぶりの新宿だったが、驚いたのは居酒屋の呼び込み。ひと目でバイトの兄ちゃんと分かるプラカードを掲げている若者や、サンドイッチマン(古いかなぁ・笑)がごちゃごちゃに歩道にたむろし、全国チェーンの居酒屋に雇われた兄ちゃんは「10パーセントOFF」と書いたパウチしたPOPを持って、しつこく声をかけてくる。それも半端な数ではない。 新宿ならではの風景だろうか。それとも僕が田舎モノなのだろうか。 ついぞこんな風景に出合ったのは初めてである。名古屋では繁華街といえども居酒屋の呼び込みはほとんどないだろうし、出張でよく行く金沢や静岡などという地方都市でも見かけない。 いつもは都内でも東京駅周辺や茅場町、八丁堀あたりでうろうろしているので、まったく見かけたことは無かったが、改めて風俗ならぬ、居酒屋の呼び込みというケースに遭遇してみると、その裏には熾烈な競争を背景にした、商売に対する底知れぬパワーに驚かずはいられない。 …というわけで、若い女の子の呼び込みに捕まった僕ら5人のおっさんが連れられた居酒屋は、案の定、靴をビニール袋に入れて、極端に小さなテーブルに無理やり押し込められることと相成った。 うーん、こればかりはさすがに東京、なんとかならなんもんかいな(笑)。
北陸地方も梅雨の真っ只中にあるのか、少し肌寒さを感じる冷たい雨が降っていた。 一週間の始まりは金沢出張だった。 早朝家を出て、JR中央線から新幹線と北陸本線を乗り継ぎ片道4時間。日帰りなので、往復8時間も電車に揺られた計算だ。 昨日までの3日間ホーロー看板を探しに新潟に行ってたのに、一転して今日は金沢にいたことがまったく嘘のようで、改めて自身の旅ガラス人生にあきれてしまった。 更に明日から二日間、今度は東京に出張するんだから、仕事とはいえ、つくづく面白い。まぁ、しがないサラリーマンだから仕方がないが…(笑)。 さて、昨日アップした田園に咲く花の写真ですが、「タチアオイ」と言うんですね。そっち方面にうとい僕は、ダリアかと思っていました(笑)。frozenroseさん、ご教示いただきありがとう。
新潟県へホーローの旅に行ってきた。 往復1100キロを走った、3日間のひとり旅である。 先週は1泊2日で京都へ。そして今週は新潟とくれば、カミさんはあきれるのを通り越して、何も言わない(笑)。 車中泊を早々にパスして、今回もホテル泊とした。ネットで宿泊予約した宿が超激安だった。 1泊目は六日町のスキー場のホテル。ここは素泊まりで何と3750円。普段は6000円だそうだが月に何人かは特別に安く泊まれる特典がある。これにうまくのっかったわけである。何と、ツインルーム+和室、温泉大浴場つき、その上、夜景が素晴らしい。独りでとまるには広すぎて落ち着かなかったが、評価は◎だ。 2泊目は、柏崎駅前のまだオープンして間がないホテル。料金は4410円で、部屋も広くテレビは27インチ、ズボンプレッサーまで常備されていた。これも◎である。 先週は恐ろしいほど強烈なところに泊まったので(笑)、このギャップがしばらく信じられなかった。 僕は普段から出張が多く、年間50泊程度はしている。仕事で泊まるホテルは、会社規約の上限枠の金額で泊まるいわゆるシティホテルというやつで、風呂やトイレが共同などということはありえない(笑)。 しかし、遊びで泊まる場合はそうはいかない。とにかく激安が第一条件である。その上、きれいでサービスがよく、近くにコンビニがあるなど立地のロケーションがよければ申し分ない。ネットの「お客様の声」も必ずチェックして決めている。 今回のように、ドンピシャで満足がゆく物件に当たれば最高だが、先週のようなケースに当たれば、最悪。どちらも大当りである。 そういえば、以前泊まった北陸のとある駅前のホテルは、壁をコツコツと叩く音に一晩中悩まされて、気味が悪く、眠れなくて参ったことがあった。こういうのも大当たりというんでしょうかねぇ(笑)。
え~、おはようございます。 今日から3日間、新潟方面に遠征します。 どんかなお宝に出逢えるかなぁ。楽しみ、楽しみ。 …それにしても、残念なのはワールドカップ、 終わってしまいましたね。初戦の負けが尾を引いてしまったよなぁ。
「やっぱりなぁ~」と言われそうですが、毎日続けるぞ、と固く誓った(大げさ)ブログの更新も、このところさぼり気味。案の定、三日坊主である(汗)。 飲んで帰って、それから更新するのは正直いって根性要りますねぇ(笑)。これからはいつもののらりくらりと書き込むのんびり路線で行きます。 最も、このブログのアクセス数を見ても、あまり面白くもない僕の日記を読んでくれる人は少ないようなので、そんなに意識する必要も無いんだけどね。 ところで、話は変わりますが、拙サイト「琺瑯探検隊が行く」が何と5万アクセスを達成しました。開設して1年と3ヶ月の達成に驚いています。 琺瑯看板という、どちらかといえばマイナーな分野にこれほどまで興味を持ってくれる方々がいるとは思ってもいませんでした。 これからも僕の中では正統派の内容を目指して作っていくつもりですが、ちょっとばかし頑固な側面があってもご勘弁のほど。何しろ、本読んでるか、琺瑯看板のこと考えているかどちらかの、面白くもない人間ですから(笑)。 ■最近観た映画 「男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎」第27作 山田洋次監督 日本 1981 DVD ☆☆☆☆★ ■最近読んだ本 「坂の上の雲 5」 司馬遼太郎 文春文庫 ☆☆☆☆★
倉橋島で広島に来たからにはどうしても食べたかったお好み焼き(広島焼き)を食べた。 広島の友人によると、のれんをつつましくかけた古く小さな店が狙い目らしい。 その上に焼いてくれるのはおばさんかおばぁちゃん、更にソースはオタフクソースでなければいけないという。 倉橋島から呉市内に戻る途中の小さな集落で、そんな厳しい条件にぴったりの店が見つかった。 早速入ってみると、小さな鉄板を囲んで年季が入った古い長椅子があり、壁際には待合用の椅子が置いてある。 「肉玉そば」を注文し、待合用の椅子に座って待つ。 この道27年というおばさんは、手際よく焼きソバを炒め、食欲をそそるオタフクソースで味付けしていく。 ソースが鉄板にはじける香ばしい匂いに、僕の鼻腔は「ぐぅ…」「たまらん」と反応していた。 この店のお好み焼きは、焼きそばをたまごを引いた薄い生地でくるんで、オタフクソースをたっぷりとかけ、青ネギをまぶすというシンプルなものだったが、まるで焼きそばとお好み焼きを一緒に食しているような不思議な食感だった。 ボリュームも充分でうまかった。 残念ながらこの店、店名をメモするのを忘れてしまった。 うー、悔いが残る。 ※広島県呉市倉橋島のお好み焼き屋さんで撮影 ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪
1泊2日で琺瑯看板を探す旅に行ってきた。 京都から兵庫県北部を回って丹後半島への850キロの旅である。土曜日は雨にやられたこともあり、車中泊をすんなり諦め、福知山市内のビジネスホテルに投宿した。 なんと4200円!思わず「安い!」とつぶやいた。 しかし、されど4200円だった(笑)。 ①4階建てというのにエレベーターがなかった。(僕の部屋は3階) ②部屋にトイレ、風呂がない。 ③大浴場というのに、2人しか入れない。しかも湯がぬるく、汚い。 ④部屋の設備はないないづくしだ!→浴衣、洗面道具、ドライヤー、ポット、お茶セット、冷蔵庫、ティッシュ、モーニングコール、目覚まし時計…(聖書はあったぞ・笑) ⑤窓が開かない!(真っ暗のまま) ⑥机は事務用の灰色のスチール机←最高!スタンドライトは勉強用のやつ。 ⑦ドアのすきまから廊下の明かりが漏れている。 ⑧エアコンが壊れており、一晩中ガーガーいっている。 ⑨壁紙ははがれ、タバコ臭くて仕方がない ⑩隣の部屋の音がまる聞こえ …最高のビンゴである(笑)。これまでも4000円程度の安いホテルには何度も泊まっているが、これは問題外。4200円はちょっと高いと思ってしまった。 部屋に入ってからしばらくの間ショック状態だったが、ビール飲んで14インチのテレビを観ていたら、悲しいかな“住めば都”の気持ちになってきた(笑)。 そのうち、もっとひどいホテルに泊まってみたいという、嗜虐的な気持ちになってしまった(笑)。
午後から大荒れの天気になった。 会社を出て地下鉄の入口までのほんの5分間で、ずぶ濡れになってしまった。 しかも、ビル風がひどくて買ったばかりの折りたたみの傘の骨がポキリと折れた。 最も、ダイソーで200円で買ったものだから仕方がないが、それにしても200円はやっぱり200円でしかないようだ。 ダイソーはよく利用しているが、折りたたみの傘については粗悪品が多い。“安物買いの銭失い”とはよく言ったもので、これまで何本も消費してきた。 貧乏根性が染み付いているのか、100円や200円の傘といえども使い捨て感覚で割り切ることができない。 出張や海外にはいつも100円傘を持っていく。(使い捨てすればいいや)と思いつつも、長持ちした傘は何度も“連れて行く”。そのうち愛着が沸いてしまうと、アクシデントで骨が折れてしまったときには、心のなかで、(よくぞここまで頑張ったなぁ)とその労をねぎらいつつ、(100円でしっかり元とったな)となり、最後にはやっぱり「粗悪品だとなじる」。 …どっちにしても、困った性格である(笑)。 ■最近読んだ本 「坂の上の雲 4」 司馬遼太郎 文春文庫 ☆☆☆☆★
先週の日記にも書いたが、あれからずっと飽きもせずザ・ピーナッツのCDを聴いている(笑)。 ザ・ピーナッツは昭和34年に18歳でデビューし、50年の引退まで第一線で活躍した双子デュオだ。 僕が生まれたのは昭和33年だが、その翌年にはすでにテレビの「ザ・ヒットパレード」に出演し、凄い人気が出ていた。もちろん、記憶はまったくないが、小学校に上がるころにはテレビでよく見ていたことを覚えている。 それ以上に、東宝映画「モスラ対ゴジラ」での南海の小美人役の印象が強烈にあり、しばらくは「♪モスラ~や、♪モスラ~」という映画で流れたフレーズをやたらと口ずさんでいた(笑)。 同じ頃活躍していた歌手に「こまどり姉妹」というのがいた。こちらは振袖で歌う姉妹デュオだが、ドサまわりの旅芸人のような不気味な泥臭さがあり、子供心にもアメリカンポップでカッコいい、ザ・ピーナッツに軍配をあげていた。 …さて、飽きもせず聴いているCDは、2001年に発売された「ザ・ピーナッツ全曲集」というベストアルバム。「恋のバカンス」「恋のフーガ」「可愛い花」「ふりむかないで」など、おとっつぁん達なら誰もが一度は聴いたことがあるメロディが入っていて気に入っている。 何よりも歌唱力が素晴らしく、微かに鼻にかかったツンと抜けるような高音と、絶妙なハーモニーがなんとも心地よい。 中でもお気に入りは「手編みの靴下」。後年、園まりが「逢いたくて逢いたくて」でカバーし大ヒットしたが、オリジナルのこの曲は心を落ち着かせる癒し系で最高だ。 この数ヶ月、由紀さおりから始まって、渚ゆう子、南沙織など古い曲ばかり聴いている僕にカミさんは呆れ顔だが、この楽しみを分かってくれるのは、やっぱり同世代のおとっつぁん達だろうな、と思う(笑)。
夕食後にところてんを食べた。三杯酢と白ごまをかけて食べるのが僕のやり方だが、関西方面では黒みつをかけるようだ。 ところてんは漢字で「心太」と書く。その由来は、原料の天草を凝る藻(こるもは)と呼び、凝ったものを「こころふと」と呼び当てられたようだ。 夏の風物詩ともいえるところてんだが、昭和30年代の幼少の頃、近所の駄菓子屋に通っては食べていた記憶がある。当時、値段は5円で、子供にも手が届く一番安いおやつだった気がする。 ところてんを注文すると、腕まくりした店のおばさんが、水が張られた木桶に浮かんだ塊りをそっと手に取り、四角い木の筒に入れる。そしてガラスの食器に向けて突き棒でやんわりと押し出す。この瞬間が僕は大好きで、にゅるにゅるにゅると出てくるところてんを何度見ても飽きなかった。 食べ方は割り箸を割らずに1本で食べる。箸一本で食べることについては、どうやら名古屋方面の風習らしいが、今だにこの理由は分からない。 一本で食べることは想像以上に難しく、今は亡き母の、粋で器用な食べ方を何度まねても、箸から滑り落ちてうまく食べれなかった。 …思い出は尽きないが、昭和30年代の子供達のおやつの代名詞だったところてんは、駄菓子屋が姿を消すと同時に、ついぞ食べることがなくなった。 突き棒の楽しみも、粋な食べ方もすっかり遠のいたのは寂しいが、スーパーの店頭で見つけると懐かしさもあって、ついつい買い物カゴに入れてしまう。 「旨いぞ!」と言っても、子供達は手をつけない。 地味な食べ物の代表でもあるが、今の季節になると、天草独特のアンモニア臭い風味とツルっとした食感を、何故か味わいたくなるのは僕だけではないだろう…。
名古屋の旨いものは?と聞かれたら、最近では「手羽先だぎゃあ」(笑)と答えることにしている。 愛知万博から始まった、いわゆる“名古屋めしブーム”のおかげか、味噌煮込みうどん、味噌かつ、ひつまぶし、きしめん、小倉サンド、あんかけスパ、台湾ラーメンなど、一連の名古屋グルメは少しは知られてきた感もあるが、名古屋人が騒いでいる割にはまだまだ知名度は低いようだ。最も、兵庫県の「くぎ煮」ですら、僕は最近知ったばかりで、地元では熱狂的なファンがいるほどの名物だという。おそらく、先にあげた“名古屋めし”も似たりよったりではないだろうか。 しかし、間違いなく全国区になるであろう名古屋グルメがある。それが「手羽先」なのである。 手羽先は名古屋の居酒屋では置いていない店がないくらいポピュラーな酒の肴だ。なかでも、それをウリにした居酒屋チェーンの「世界の山ちゃん」と「風来坊」は双璧。味はコショーがピリッと効いた山ちゃんに対して、甘辛勝負の風来坊、どちらもファンは多く、飽きない味である。 「世界の山ちゃん」は最近になって東京にも進出したそうだが、名古屋の中心部である栄、名古屋駅周辺には、それこそ雨後のタケノコのように増えつつある。僕の会社がある伏見にも歩いて数分のところに何軒もあるくらいだ。会社帰りの地下鉄の入口までの間に、「山ちゃん」のデカイ看板を見るにつけ、ついふらふらとのれんをくぐりそうになってしまうから、その吸引力は凄い。 仲間と入ると一人前5本(380円)の手羽先を何皿も注文する。かっぱえびせんじゃないが、ビールにもよく合うから止められない。 一方で「風来坊」も僕の好きなチェーン店だが、子供達が小さいころは、クリスマスの夜には七面鳥やフライドチキンならぬ、手羽先のお土産を持って帰った。子供達は僕が持って帰る手羽先をケーキと同じくらい待ちわびていた。名古屋人のクリスマスには手羽先がつきものなのだ(笑)。 さて、「山ちゃん」「風来坊」に押されてはいるが、根強いファンをもつ店に「味仙」がある。ここは台湾ラーメンでも有名だが、おそらく手羽先料理を名古屋で最初に始めたのが「味仙」だといわれている。にんにくと醤油、とんこつスープで煮込んだ激辛の手羽先は病み付きになる味だ。 「まぁ、いっぺん食べりゃぁ、手羽先は名古屋の味だがぎゃあ、うめぇでいかんわぁ」 …とりとめもなく書いてきたが、名古屋に来たらぜひ手羽先を食べてみることをおススメしたい。 さぁ、手羽先のお土産食べながらビール片手にワールドカップでも観るとするか(笑)。 ★メインサイト「 琺瑯看板探検隊が行く」もどうぞご覧ください★ ↓♪ 良かったらポチッとお願いします ♪
写真は名古屋市内のど真ん中で見つけた学生服のホーロー看板。 今でこそジャケットが主流のようだが、昭和40年代までは学生服といえば、黒の詰襟、セーラー服と決まっていた。 かくいう僕も6年間に渡って着たわけだが、詰襟が窮屈で首がすれてどうにもなじめなかった。高校生になると、襟の内側に付ける白いカラーをはずしていたが、これがちょっとばかしツッパリのよう見えて、服装検査でよく注意された。 僕が高校生の頃の昭和50年前後は、どおくまんの漫画、「嗚呼、花の応援団」が売れていた時期であり、曲では宇崎竜童の「港のヨーコ・ヨコハマ ヨコスカ 」(1975年)が大ヒットしていた。 ツッパリ達は学ランの裏地に虎や龍、花札をあしらった派手な刺繍をほどこしたり、ズボンの裾をマンボズボンのように絞ったりしていた(スカマンと呼んだ)。髪型も蝿のスベリ台のようなリーゼントだった(笑)。 一方で、制服の裾をラッパズボンにする奴もいた。これは中村雅俊の「俺たちの旅」の影響。 マンボだろうがラッパだろうがまったく興味もなく、騒いでいる連中を冷ややかな目で見ながらで僕は過ごしていた。遅刻しそうなときにはそれこそパジャマの上に学生服を着ていった。その上、毎日同じものを着ていても平気という着るものに無頓着な性格で、洗濯もせずに同じシャッを1ヶ月くらい着ていた。このだらしなさは今だに治らず、不惑の齢になっても「また、同じ服着ているの!」と相変わらずカミさんに注意されている。 さて、そんな学生服だが、ホーロー看板の世界では20ブランドくらいはあるようで、デザインの違いを入れれば50~60アイテムはあるようだ。 官公と富士ヨットが二大メーカーだが、官公は桜田淳子、富士ヨットは山口百恵をCMに起用した。森昌子を入れて花の中三トリオとか高一トリオとか騒がれていた時期で、同じ年齢の僕は、そんな華やかな別世界にいるタレントたちと全く対照的に、好きな女生徒にも声をかけれず、太宰治の文庫本なんぞを学生服のポケットにしのばせ、うつむきながら学校に行き、帰ってくるという、けっこう暗い日々を過ごしていた。 ここまで書いて思い出したが、そういえば、高一トリオと同じ頃に「スター誕生」でデビューした歌手に藤正樹という奴がいた。後年、事件を起こして変なところで有名になったが、薄紫色(藤色というのか)の学生服を着て歌っていたのが、キモかった。
「ごはんは八分目にして、少し運動をしましょうね!」 目元涼しいきれいな女医さんから、やさしく注意されてしまった。 朝からいそいそと生活習慣病検診に行ってきた。人間ドックの半日コースだ。この日のためにアルコールを控え、甘いものや辛いものや脂っこいものを止めて、3日ばかりウォーキングをやり…(笑)。 まぁ、直前にバタバタしてもどうにもならず、結果はおとっつぁんが罹るいわゆる“ぐうたら病”そのものの数値だった(汗)。 10時半から検査が始まり、終了したのが13時。トーストとコーヒーの軽食が出たが、朝から何も食べていない身には全く物足らない。帰りにラーメンでも食うか…(しっかり脂っこい・笑)と考えながら車を走らせたが、目的の旨い店には行列が出来ていた。 あきらめて、自宅に帰って食事をすることにしたが、カミさんは娘と出かけて留守。長男はベットにひっくり返って野球を観ていた。 「うーん、腹減った~」。料理するわけではないのに、冷蔵庫の扉を開けたり閉めたり…。結局、ソファーに転がって寅さんのビデオを観ながら、カップヌードルを2個も食ってしまった(笑)。 チーン、しめて840キロカロリー也。 買い物から戻ったカミさんが、「ふつう、ふたつも食べないよね~」と呆れている。 ふたつも食べた当の僕は、相変わらず転がったまま、天井の壁紙にできた小さな染みをぼんやりと眺めながら、 「ごはんは八分目にして、少し運動をしましょうね!」とやさしくおっしゃった、きれいな先生の言葉を反芻していた。 ■最近観た映画 「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」第25作 山田洋次監督 日本1980 DVD ☆☆☆☆★
ブログ開始2日目だが、恥ずかしいことについ今しがたまで、プログのことを“プログ”と呼んでいた。PじゃなくてBなんですねぇ。カミさんに言われて初めて気づいた(大汗)。無知なおとっつぁんというのは、まぁ、こんなもんですわ(笑)。 今日は本の話題なんですが、その前に僕の読書のスタイルを少し書きたい。 一言でいえば、満員電車の「吊革読書」。JR+地下鉄の延べ90分(往復)がすべて。それと出張の車内でしょうか。家ではほとんど読まないかわりに、電車に乗るとすぐに活字を追い始める。自分でいうのもなんですが、かなりの活字中毒だと思う。読む本がなくなったら、今度は電車に吊ってある週刊誌の広告の活字まで無意識に目で追っている。(笑)。 忙しくなって止めてしまったけど、つい2年前までは「本読み虫」という乱読書評を綴ったHPを運営していた。 ジャンルは何でも好きですが、今は歴史小説と海外ミステリ、山岳小説、ノンフィクション、自然科学といったところでしょうか。 作家では藤沢周平、司馬遼太郎、椎名誠、村上龍、浅田次郎、太田蘭三、佐野眞一、立花隆、養老猛…キリがないですねぇ。 鞄の中にはいつも違ったジャンルの本を3冊くらいは入れている。年間100冊程度は電車読書をしているが、最近は本屋に行く暇がないし、金もないし、置く場所もないので、新刊を買うことが少なくなった。もっぱら図書館で借りている。 …まぁ、こんな話を書き出すとキリが無いので、今日は本の紹介をひとつ。 坂本達著『やった』(幻冬舎文庫)。4年3ヶ月の有給休暇を取って自転車で世界一周をした男の物語。筆者はミキハウスの社員だが、ポンと何年もの有給を与える会社もすごいが、それ以上に著者のグローバルな行動力、スケールに驚く。「世界を見てみたい」という情熱がひと漕ぎ、ひと漕ぎのペダルに伝わってくるのをひしひしと感じる。あぁ、俺も若かったたらなぁ、なんて思いながら読了した。 併せて、クレイグ・マクラクラン著『ニッポン縦断歩き旅』(小学館文庫)もおススメ。日本列島を歩いて縦断したニュージーランド人の見聞録です。
7年間続けてきた「つちのこ更新日記」をブログに変更しました。 いつものペースで、つれづれなるままに、のらりくらりと書いていきたいと思います。 機能がよく分かっていないので、慣れるまでご勘弁のほどを。 旬の話題ということで、山菜の画像を貼りましたが、これは昨年の絵です(汗)。所属している山岳会のイベントに毎年のように参加して、山菜取りを楽しんできましたが、今年は忙しさにかまけて結局行けそうもありません(悲)。 そーいえば、タラの芽やウドも食っていないしなぁ。 まぁ、この写真でも見ながら我慢するか…(笑)。 ■最近観た映画 「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」第26作 山田洋次監督 日本1980 DVD ☆☆☆☆★ ■最近読んだ本 「坂の上の雲 3」 司馬遼太郎 文春文庫 ☆☆☆☆★
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