8月13日

ギョレメ(カッパドキア)→アンカラ


バルーンツアーの後、ホテルで朝食ビュッフェを済ませる。そして、カッパドキアで最後に行く場所があった。


前日のツアーで、ホテルでピックアップされずに置いてきぼりになってしまった。そのために行けなかった、ギョレメの街のビューポイントがあります。


参加できなかった補償として、ホテルが送迎車で送ってくれることになりました。


ビューポイントへは10分かからずに到着。


素晴らしい景色なんだけど、これまでのカッパドキアの滞在で似たようなものはみたし、こんなものかぁ、なんて思ってしまいました。

2024-08-13 15.53.50

そこで、運転手の一言。


「ラブバレーは行った?よければ連れてってあげるよ」


なんと!


実は今までの滞在で見れてなかった場所。近いことは分かってたし、ついでに行けたらいいなぁとは思っていた。でも、まさか本当に行けるとは!


前日に置いてきぼりにされて、むしろよかった。そんなことすら思ってしまう。


車はオフロードに入り、展望のいいさら地に止まった。


「ここは観光客が来ないところだよ」


ビューポイントだらけのカッパドキア。観光用に整備されたところもある。でもそれ以外に、名もなきビューポイントがたくさん。


土地勘がないと行けないのだけど、そこまで連れて行ってくれた。


今まで行ったどのビューポイントよりも、展望が広がる。

タイトルなし

パジャバーから、ローズバレーから、野外博物から、ギョレメの街まで、すべて1つの視野に収まる。

タイトルなし

遠くから見ても、奇岩のところどころに、洞窟の穴が空いてあるのが分かる。


カッパドキアといえば、奇岩群。ただ、その自然美だけじゃない。石器時代から人が住んでいたこのエリアでは、奇岩に掘った洞窟が住居になっていた。


その、自然と歴史の共存で、カッパドキアの魅力にさらに深みが出ている。


絶景でもあり、遺跡でもある。世界中さがしてもここにしかない、素晴らしい場所だと思う。


あまりには人がおらず、自分たちだけ。この景色を独り占め。なんて贅沢。思わず、子供のようにはしゃいでしまう。


続いて向かうのが、いよいよのラブ・バレー。


また展望台に向かうのかと思いきや、なんと下から見上げるトレッキングコースまで連れて行ってくれた。


トレッキングは、やりたかったけど暑くて出来なかったこと。それが、運転手のご好意で出来たことに感動。


ラブ・バレー。そこに広がる景色がこちら。

2024-08-13 16.26.43

みなさん、お分かりですね。まぁ、男性器です。これをうまくぼかして、ロマンティックに言い換えるセンスが大好きです。

2024-08-13 16.26.53

日本語では「きのこ岩」。個人的にはラブ・バレーの方が好き。


ひとつが15mもあってかなり大きい。

2024-08-13 16.26.50

カッパドキアは、旧石器時代から人が住んでいた場所。何千年も前の人と、きっと今同じ景色を見ている。


何千年も前の人もきっと、男性器みたいだと、同じことを思ったのでしょう。


そして、何千年後の人がこの景色を見ても、きっと同じことを思うのでしょう。悠久の時を経て、受け継がれる人類の感覚。


というわけで、運転手のおかげで、素晴らしい体験が出来たカッパドキア最終日。


本当にありがとうございました!