外を出ると曇り空
この夜は4年ぶりの再会の日
うまく晴れてくれるのか?
2am以降はAPPチェックで晴れマーク
晴れようが曇りだろうが行って確かめるほか方法はないのは前々から分かっている
さてと、Citi Bikeでカメラ・レンズ・三脚などの機材を担いで自転車で現地へ向かう
地下鉄の方がはるかに楽で便利である
それでも夜中の地下鉄ほど信用できるものはない
昼間でもタイムテーブルのないNYの地下鉄
夜中は特に時間通りに着くか危ういので
確実に現地につける自転車が大活躍
ダウンタウンからミッドタウンまで20分
思ったよりも寒く手がかじかむ
何とか現地に到着し、セッティング
後20分ある、大丈夫晴れてくれさえすれば捕らえれるのだから
そういって月が出てくるであろう時間にタイマーをかけ安心しきっていた
ぶらぶらしていると、何かオレンジの大きなライトが通りの奥から見えてくる
『あんな大きなライトが月の出と重なったら構図の邪魔になるな・・』と思いながらじっと見ていると
『ライトじゃない!! 月の出!? なぜ10分も早く!?』
慌ててファインダーをのぞく、もう足は出てきて半分くらい姿を現していた
『!?』
分からずに納得できずにMFでピント合わせを始める
うまく下弦の月と比較対象物の車が構図に入る時に風が吹かずにブレずに撮れるか??
緊張の中始まった久々の再会…
『良いところに来た!』という時に信号が変わる
『赤じゃなく青!』
下弦の月の位置・比較対象物・信号の色・目の前を通り過ぎる車・ヘッドライトなど邪魔が入らない・風が止まる
色々考えながら3分間に集中、
『今のは撮れたか?』
『いや確認している時間はない』
『これは?』
『いやもう1枚』
『月の前の雲が邪魔でピントが…』
そんなことを一人でぶつぶつ言いながら3分が過ぎ、
そしてこの1枚
月の方位が『1』も違うと出てくる時間も10分以上変わることが勉強になった
今年はまだチャンスがある
もっと良いものが撮れるように、ロケーション・方位・月の出の時間など確認しながら
『Manhattan Moon Henge』シリーズを集めていきたいと思う
なっていったって4年間待っていたのだから。。