![新制度NISA](https://blog-imgs-169-origin.fc2.com/t/o/y/toyop129/27284334_s.jpg)
2024年から新しいNISAが始まります。今までつみたてNISAを設定していた人はその設定のまま、楽天証券を利用している自分には何もいじらなければ新制度のNISAのつみたて投資枠に毎月積立金額やファンド、クレジットカード払いなどの設定が移行される連絡が来ました。
新制度のNISAの年間投資枠は今まで最大40万円だったものが120万円に増え、注目すべきは成長投資枠の併用ができることです。
![新制度NISAの概要](https://blog-imgs-169-origin.fc2.com/t/o/y/toyop129/20231119163659818s.png)
画像元 2024年から始まる新NISA制度(新しいNISA)より抜粋
生涯で使える新制度のNISA投資枠は最大1,800万円なので、例えばこれから積立投資する期間が40年ある若者にとって年間45万円(月37,500円)の積立投資が活用できます。
現在の月33,333円より投資枠が拡大していますし、非課税期間が20年の2023年までと非課税期間が無期限になる2024年以降の新制度ではどの角度から見ても魅力的な内容です。
2024年から始まる新制度のNISAは若者だけの特権ではありません。つみたて投資枠は年間120万円まであるので、いままで月33,333円では積立投資額が物足りなかった人にとって月10万円まで積立できるので、すべてのつみたて投資家にとって満足できる年間投資枠ではないでしょうか?
「つみたて投資枠」と併用できる「成長投資枠」は、年間240万円、限度額は1,200万円(つみたて投資枠とあわせて1,800万)まであります。NISAが始まっていない頃からやっていた古い投資家にとって、これを使わない手はありません。
来年2024年になったら、年240万円の成長投資枠を使って、古い投資信託を今の低コストな投資信託に乗り換え、今の課税口座から毎年240万円ずつ非課税口座へ移し替える作業をすることになるでしょう。その方が、来年以降の課税投資を使うことのメリットを享受できます。
今のまま、課税口座で含み益を増やしながら運用するぐらいだったら、一旦ここで古い投資信託をリストラして、新しくより低コストなインデックスファンドに乗り換えるのは賢い使い方だと思います。
もしかしたら、優先順位はかなり低いですが今までのつみたてNISAの投資信託も、人によっては新制度になったものに乗り換えることも有利になるかもしれません。新制度NISAの限度額1,800万円を使い切れない人にとって今までのNISAだと非課税期間は20年間ですが、新しいNISAに乗り換えれば無期限に使えるからです。
2024年は、投資信託界隈にとって大きな転換期となる年になるかもしれません。それは、今まで何となく保有してきた高コストな投資信託が売却されて換金化される流れが加速するのと、最近設定されているより低コストで長期保有に適したファンドに乗り換える動きが加速するからです。
運用会社にとっては、ゾンビのように似たようなもんが生まれては消えていく目先のトレンドやテーマを追いかけた短命な投資信託から、長く持っていられることによる成長による資産増大による利益を持つ投資信託が評価される時代がようやく訪れたんじゃないかなと思います。
これはマニアックな人たちによる狭い界隈の資産運用話ではなく、来年からはより一般的な大衆にも向けた投資信託のメジャー化がようやく始まっているというところではないでしょうか。
若い世代の資産運用に興味がある人たちにとっては「もう知ってるよ」っていうような状況でしたが、これからはもっと広い世代にとって受けいれられるような時代になります。
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