なかよしテレビで「年金未納者が急増中!将来私たちは年金をもらえるのか?」というテーマで討論がありました
この番組内で「年金には期待しない」や「将来は4割減る」などネガティブな意見も多かった印象でしたがその中で年金をおトクに受け取る方法として年金繰下げ受給というテクニックがありました
やり方は至ってシンプルで現在65歳で受け取る年金を70歳まで受け取らないことで年金の受取額が最大+42%になるという手法です

自分は日本で生活している限りは年金のシステムを信じていますし将来はなくなるといった破綻説はあらゆるモノゴトが最悪になった場合にだけ起こる都市伝説のようなモノだと思っています
・・・なので将来的にはこの仕組みが変わる可能性もありますが年金繰下げ受給は有効に使うべきかなと
年金は何歳から受け取ったら良いか?

年金を繰下げ受給できるってことは逆の繰上げ受給も申請すれば当然ながら可能です
この場合、繰上げは1ヵ月早めるごとに0.5%減額となり繰下げは1ヵ月送らせるごとに0.7%増額です

繰上げ受給繰下げ受給
64歳94%66歳108.4%
63歳88%67歳116.8%
62歳82%68歳125.2%
61歳76%69歳133.6%
60歳70%70歳142%

繰下げが1ヵ月送らせるごとに0.7%増額となりますので増額率は60ヶ月まで右肩上がりです
年金 増額率

こう見ると70歳まで受給を延ばせられるのであればギリギリまで我慢するのも戦略としてありかも
もちろん「自分は長生きなんて出来やしないだろうから60歳になったらサッサと繰上げ受給だ」や「国の年金は居つ破綻してもおかしくはないから早いとこ受け取らないと損だ」って考えの人を否定はしません
これはその人その人の生き方の問題ですからねぇ~

次に60歳からの繰上げ受給と65歳での受給と70歳からの繰下げ受給の損得比較
年金 受取額の違い

この金額は今現在、月収30万円くらいもらえる会社員がザックリ受け取るであろう厚生年金14万円くらいで計算しています
もちろん厚生年金基金に加入している人や自営業なので年額786,500円の人・・・そもそも会社員といっても加入期間は転職などで人それぞれとなりますので自分の年金受給額はねんきんネットで年金記録を調べるしかありません

前置きが長くなりましたが・・・60歳の繰上げ受給の人は65歳の通常受給の人に197ヶ月目で抜かされます
年で言うと16年5ヶ月・・・年齢で言うと76歳5ヶ月以降は65歳受給の圧勝となっています

次に今回の記事本命の70歳の繰下げ受給の人は65歳の通常受給の人を81歳8ヶ月以降は圧勝となります
このブログではコツコツ積立や401Kなどを話題にしていますが定年後+5年を生き抜くための戦略としての資産運用も悪くないような気もします
少なくとも5年分の生活資金を目標にするってことは老後本当に必要とする資金がわからないところから随分と具体的な目標になったような気もします
もちろん5年分の生活資金と言ったって労働時と同じペースで生活する人も入れば増額する人もいます
当然ながらローコスト生活ができる人にとっては5年分の生活資金をディスカウントすることも可能です
別の視点では退職金を少しずつ取り崩せば資産運用目標額だって相当下がるし何かアルバイト的なものがあれば取り崩す額だって減らせますね

答えはモヤモヤしていきますが年金制度を信じて上手く活用すれば必要以上に将来を不安にならなくてもいいんじゃね?って話です

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