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料理、洗い物、歯磨き、トイレ、お風呂・・・、毎日の生活を送る上で、水は欠かせませんね。
でも水道って、いつごろからあるのでしょうか??
日本の水道事業は、1887年(明治20年)に横浜で始まりました。その後函館、長崎と、港湾都市を中心に次々と水道が整備されていきます
また豊橋では、1930年(昭和5年)3月29日に市域への給水が開始されました。
そして今、日本では安心して水道の水を利用することができます
毎年6月1日~7日は、厚生労働省により「水道週間」と定められています。この期間に合わせ、豊橋市では水道施設が一般公開されます。
水の安全性を保つため普段は自由に出入りできませんので、今回の一般公開は貴重な機会です是非ご参加ください
日時:6/3(土)、4(日)10:00~15:00
対象施設:小鷹野浄水場、多米配水場、下条取水場(下条取水場は前日までに要電話申込)
これら水道施設がどのように関わって我々の家庭に届くかというと・・・
.下条取水場(水をくむ)
豊川の川底より5.6m低い位置からくみ上げた伏流水を、ポンプで小鷹野浄水場に送ります。
.小鷹野浄水場(きれいな水をつくる)
自然(微生物)の力を借りながら、水に溶け込んでいる汚れを取りのぞき、消毒し、水道水として送り出します。
.多米配水場(水をためる、家庭や施設に送る)高台にある配水池というタンクで大量の水道水をたくわえることで機器の故障があっても安定して水を供給できます。水道水はこの配水池から自然流下方式(重力を利用)で配水管を通って、みなさんの家庭や工場などに給水されます。
こういった流れです。図でもご覧ください
また、今回の一般公開対象施設では、2018年に国の登録有形文化財(建造物)に指定された、以下の4つを見ることができます
・下条取水場 旧ポンプ室こういった流れです。図でもご覧ください
また、今回の一般公開対象施設では、2018年に国の登録有形文化財(建造物)に指定された、以下の4つを見ることができます
・小鷹野浄水場 緩速ろ過池
・小鷹野浄水場 旧ポンプ室
・多米配水場 旧配水池
これらはどれも1929年につくられ、豊橋で初めて水道が通った時から市民のみなさんの生活を支えてきた、とても価値のあるものです
ここからは、一般公開対象施設を一部ご紹介します一般公開の日に実物を見に行ってみてくださいね
◎小鷹野浄水場
◎小鷹野浄水場
清流豊川の伏流水を原水とし、「緩速ろ過方式」で浄水されていますこの方式でつくられている水道水は全国で約3%しかなく、大変珍しいそうです。
砂の間をゆっくりとした速さで水が通るときに、砂の表面についた微生物が水をきれいにします
こちらは、国の登録有形文化財に指定されています。
こちらは、国の登録有形文化財に指定されています。
小鷹野浄水場の旧ポンプ室
こちらは、水道施設としては現役を引退していますが、貴重な文化遺産として国に指定を受けています。壁面が変色し、趣のある外観です。市電の下を通っていた、昔の水道管
市電の電気にやられて腐食してしまって、こんなふうになってしまったそうです。。実はこちらの小鷹野浄水場では、参加特典があります!
クイズに答えると、景品がもらえる!(数量限定、先着順)
「生とよっすい」を試飲できる!(マイボトル大歓迎)
「生とよっすい」とはのちほどご紹介します
◎多米配水場
小鷹野浄水場から丘を登っていくと、多米配水場です高いところから豊橋の街を一望することができる展望台も備えています
豊橋市上水道施設多米配水場旧配水池
(ためはいすいじょうきゅうはいすいち)
旧配水池自体は半地下で、地上部は土で覆われているので見えません見えているのは管理用の建屋。外壁がタイル張りであったり、アーチ状の扉など、昭和レトロなお洒落さを感じます(ためはいすいじょうきゅうはいすいち)
こちらも、国の登録有形文化財に指定されています。
配水場。上についている展望台にのぼることができます
今年春の一般公開では、2,360人もの来場があったそうです
一般公開の日はベンチが設置され、休憩することができます。
熱中症対策の意味でも、飲み物は持ってきてくださいね(ただし飲酒はNG)
10名以上の団体で一般公開に参加される場合、事前に豊橋市上下水道局浄水課(電話0532-61-8761)まで連絡をお願いします。
普段当たり前に使用している水のルーツを、一般公開に参加して、大人も子どもも学んでみてはいかがでしょうか?
問合せ先:豊橋市上下水道局浄水課(電話0532-61-8761)
対象施設:小鷹野浄水場、多米配水場、下条取水場
●下条取水場(前日までに要電話申込)
●小鷹野浄水場
●多米配水場
【おまけ】
豊橋のボトルドウォーター「とよっすい」。小鷹野浄水場できれいにされた豊橋の水道水をボトル詰めしたものです。
アルミ缶に入っており、賞味期限が約5年と長持ちしますので、災害に備えての備蓄水としてとして購入してみてはいかがでしょうか。
そして6月4日(日)は、豊橋まちなかの萱町通りで開催される「おさんぽマルシェ」でも「生とよっすい」を試飲することができます!
※「生とよっすい」は、ボトル詰めする前のとよっすい。まろやかでおいしい豊橋の水を、まちなかでも是非ご賞味ください。
文/シマウマ