トト隊がゆく

トト隊はときどき、「おやつのとりあいっこ」 をして遊びます。
なので、おやつをあげると、トトはまずそれをネタに、とりあいっこ態勢に入ります。



このように、
隊長が奪いに
来るのを
待っています。

無視してると
お尻があがって
戦闘態勢に入り
「にゃん！」と
一声お呼びが
かかります。




この遊び、白熱してくると当然トトの俊敏な動きに隊長が勝てるワケがなく、
トトは時々、わざとおやつを床に置き余裕をみせるという、こしゃくなマネをします。

こういうとき隊長は本気で悔しいので、汚い手をつかっておやつを奪います。
スピードで勝てないなら頭脳を使って戦うまでよ。

たとえば。

「あっ、お兄ちゃん （＝トトの大好きな名付け親さん） が帰って来た！」
と言ってトトを騙し、敵が玄関に走って行ったところでおやつGET。　隊長の勝ち。
反則勝ちだが悔いはない。　この遊び、どんな手をつかっても勝たねばならぬのです。

何回やってもトトが騙されるので、こんな純真な子を騙してはいけない （面白いけど）
と反省し、３回めくらいで遊びをやめて、隊長は晩御飯の作成にかかりました。

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しばらくすると、トトがとつぜん玄関で 「ワンワン！」 と吠えだしました。
もう名付け親さんが帰ってきたかとあせりつつ、私も玄関に向かってみましたところ・・・

玄関には誰もおりません。　「なにさ～トト～。まだじゃ～ん」
と後ろを振り返ると、そこには。








こんな顔した
トトさんが！！







なんということでしょう。　トトは汚い手をつかった隊長を恨んでいたのです。
目には目を。　歯には歯を。　騙しには騙し？

隊長はこの騙しに２回もひっかかり、悔しさのあまり、ついまた遊んでしまうという
失態までさらしてしまったのです。　敵ながらあっぱれ。


ちなみにこれに似たことで、「おやつ隠しあそび」 というのもあって、
コレは私がトトのおやつを隠して宝探しだ～、とやる遊びなのですが、
トトはいつしかこの遊びも覚えてしまい、トトが隠したおやつを私が探す・・・という
屈辱的な事態になっています。