はじめに
コード例が Haskell になっている記事がちょこちょこあるのにも関わらず Haskell 用のテンプレをブログ内に用意していなかったので,そろそろ書いておくか,という感じのアレです.
一応セクションごとにコメントを付しますが,よく分からずに Haskell を書いているのでツッコミどころがあるかもしれません.マサカリを投げる際はゆっくり投擲してくださると助かります.
GHC 拡張とか
{-# LANGUAGE BangPatterns #-} {-# LANGUAGE BinaryLiterals #-} {-# LANGUAGE MultiWayIf #-} {-# LANGUAGE NumDecimals #-} {-# LANGUAGE ScopedTypeVariables #-} {-# LANGUAGE TupleSections #-} {-# OPTIONS_GHC -O2 #-} {-# OPTIONS_GHC -Wno-tabs #-}
便利そうだと思った GHC 拡張をつらつら書いています.あんまり使っていないという説もありますが…….
あと,提出コードよりコンパイルコマンドの方を簡潔にしたいのでコンパイルオプションもコード中に書いています.
import たち
import Control.Applicative import Control.Arrow import Control.Monad import Control.Monad.ST import Data.Char import Data.List import Data.Maybe import qualified Data.ByteString.Char8 as B import Data.Array import Data.Array.ST.Safe import Data.STRef import Debug.Trace import Text.Printf
見たまんまで,よく使いそうなモジュールを import しまくっています.最近は Data.Set, Data.Map, Data.Sequence あたりを加えるかどうかで迷っています.
入力関係
readInt = readLn :: IO Int readInteger = readLn :: IO Integer readInts = map ( fst . fromJust . B.readInt ) . B.words <$> B.getLine readIntegers = map ( fst . fromJust . B.readInteger ) . B.words <$> B.getLine
入力で readLn をよく使いますが,Int 用と Integer 用で別名を付けて使い分けています.
また,よく知られているように長い入力を String で処理すると大変なことになるので,Data.ByteString を介したリストの入力を,これまた Int 用と Integer 用に分けて用意しています.
ユーティリティ的な
which a b f = if f then a else b mp [ a, b ] = ( a, b )
if が式なのがちょっと使いづらくて,関数っぽく使いたいので if をくるむ関数を用意しています.ただ,Data.Bool に同等の関数があることに気付いてしまいました.引数の順序が逆なのがちょっとイヤなのでそのままにしています.
mp は,リストで受け取った $2$ つの値をタプルに変換できると,uncurry した関数に渡せるようになってたまに便利なので用意しています.
modifyArray
modifyArray a i f = writeArray a i =<< f <$> readArray a i
STRef に対する modifySTRef の Array 版です.Hoogle を検索すると出てきますが,「無い」としている記事も見つかるので,よく分かりませんがこのままにしておきます.
printList
printList [] = putChar '\n' printList [a] = print a printList (a:as) = putStr ( show a ) >> putChar ' ' >> printList as
たまに要求される,リストの空白区切り出力です.空リストは一旦放置で(出題頻度が低くて,書くのもすぐなので)書き忘れて WA したので追加しました.