PRIZE 2017受賞作品
辻 佐織 賞
藤井 保 賞
山口 一彦 賞
浅田 政志 賞
田口 清隆 賞
入選
総評
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葛西 薫
昨年の撮りフェス審査は初めての試みであり、どの写真を良しとするのか手探りだったが、室蘭にしかない魅力を、たくさんの角度から見つけられたと思う。そして今年、第2回目の審査はさらに一歩踏み込んだ選考会となった。単なる絵葉書的な風景ではなく、ここに暮らす人々と共にある、今の室蘭の営みが感じられる写真にたくさん出会えたのが嬉しい。各賞を選ぶ際はどれも甲乙つけがたく難航した。審査員間で大いに話し合い、大賞が決まった時はみな納得、選び抜いたという爽快感が残った。
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辻 佐織
今回も力作が多いように感じた。
基本的には工場群が多い中、大賞はポートレートなのは新しい風を感じる。
2回目で撮影ポイントが限られてるように思ったので、もう少し場所の工夫が欲しい。
ポートレート、ランドスケープなど部門分けしたり、開催の季節などを変えたりしても良いようにも思った。
何を伝えたいかが、やはり大事に思う。選ばれている作品はその1枚で物語を感じさせる強さがあるように思う。 -
藤井 保
今年も、質、量ともに昨年以上の写真が集まっていました。
それを選ぶ審査も、より丁寧に意見を交わしながら公正な審査が出来たと思っています。
昨年同様、24時間の内に、朝夕の光、流れる雲、そして霧や虹などの自然現象と、よくぞ好条件がそろったものと思いますが、逆に悪条件とされる雨、雪、強風の内での写真もいつか見てみたい気持ちにもなりました。 -
山口 一彦
今年は人物から風景と幅広く写真が集まったと思うし皆さんがいろいろな発想で撮影していることを感じた。二日間という決められた中での表現は大変と思うが、中には楽しんで参加している人もいたので選考していて楽しく感じた。
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浅田 政志
僕は今回、272人の参加者のみなさんと一緒に撮りフェスを体験させていただきました。
24時間の一本勝負。撮り手の力量が直に問われるのは少々怖いところでもありますが、ともに室蘭市内を駆け抜けた後は、従来のフォトコンでは味わえない参加者同士の一体感、まさにフェスの感動が生まれていたように思いました。
第3回は、この感想をお読みになっているあなたもぜひ体験してみてください! -
田口 清隆
どれも撮影者が本当に楽しんで撮っているのが分かり、見ているこちらもワクワクしてしまう、とても素敵な作品ばかりでした。
賞を取れるかではなく、あの1日をみんなで楽しみながら切り抜いた事に本当の価値があるんだと思います。
撮った作品は是非一生の思い出にしてください。