こんなTweetを見かけました。
社会人なりたての娘は帰ってくるとその日にあったことなどを私に話す。私はうんうんと聞いてる。そこにたまたま夫が帰宅して私たちの会話が聞こえると要らないアドバイスをしてくる。娘は嫌な顔をしていなくなる。話を聞いて欲しいだけだって娘が中学のころから何回も言ってるのに。アドバイスとか求め…
— 小夜 (@jBt247GRkxQVvcT) 2024年4月12日
どういう意図で話しているかを理解せずに、それと違ったコメントをする人っていますよね。この件だと、そもそも話しかけられてもいないのに話しているので、たぶん、会話をしたい(あわよくば自分を認めてもらいたい)だけなんでしょうが。結果、話し手の心が離れていっているのは、悲しい。いや、自業自得だから悲しくないけど。
それはそれとして、誰かの話を聞くときは、聞き手の方で、一旦は傾聴気味に聞いておいて、話の方向性が見えたところで、このまま聞いているか、はたまた何かコメントをするかを考えるというのが王道です。
※一方で、「ポーズとして傾聴してる」って思われると話す気を失う話し手もいるので、あからさまに傾聴してる風にも割れないように聞くのもテクニックとして重要
ただ、我慢して他人の話を聞くというのは結構疲れます。私は疲れている時に話しかけられたら、「今、私は疲れていて、自分が何を求めているかを理解するまであなたの話を聞いていることが難しいから、最初に、どういう方向性かを教えてくれる?」と、話し手に私に何を求めて話しかけているかを教えてもらうにしています。
また、自分が話し手となった時には、基本的に何を目的に話しているかは冒頭に伝えるようにしています。わざわざ貴重な時間を使って私の話を聞いてくれる人に、できるだけ快適に過ごしてほしいからです。
特に、仕事での部下に当たる人には、「これから話すことは雑談なんだけど」「情報共有として聞いておいてくれる?」「お願いがあります」と、明確に話の目的を伝えた上で話しかけるようにしています。
自分が部下の立場だと、上司の話は一言一句真剣に聞こうとするんですよね。それだけで部下は結構体力を使っちゃう。重要なのは、話した内容を受けてのアクションをどうするかなのに、話を聞くだけで疲れちゃうのはよくない。そういうわけで、私は上司として部下に負担を掛けたくないので、どういう目的で話しているのかはあらかじめ伝えるようにしています。
お互いに心理的安全性が確保されている関係だと、別にこの手の会話の前提を伝えなくてもいいんですが、上司と部下の関係だったり、付き合いがまだ浅かったりする時は、こういうことを気を付けています。
以上、今日はこんなところです。ではでは!