映画、漫画と来たので、夏のエンタメ特集として今回はアニメです。現在放映中の『荒ぶる季節の乙女どもよ。』の紹介。
ざっくり言えば、女子高生の性の葛藤です。セックスや恋愛に興味がある文芸部の5人(高1三人、高2一人、高3一人)の物語。
原作は漫画で、別冊少年マガジン連載の漫画中です。その原作漫画の原作(ややこしい)をしているのが岡田麿里さんです。数々のアニメ作品の脚本を担当してきて(『花咲くいろは』とか)、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の原作でも有名。最近だと、女性自衛官が竜のパイロットになるという意味不明な『ひそねとまそたん』の原作もやられていました。私は、岡田麿里さんが関わる作品のほとんどが好きなので、岡田麿里さんが原作漫画の原作(繰り返しだけどややこしい)をやっていると知って、この『荒ぶる季節の乙女どもよ。』も見始めた次第です。Amazonプライムビデオで配信されていて、6話まで見たところ。
ここまでの感想としてはそこそこ面白いため、最後まで見るだろうなという感じです。単に面白いというのではなく、そこそこなのを説明すると、
- 一話は好き嫌いが別れるだろうが、めちゃくちゃ掴みがあって魅力的
- 二話から四話あたりも疾走感がある
- ただ、五話、六話あたりで、同じような展開が続き多少飽きを感じる
- あと、キャラクターはみんな立っているけれど、深堀りされる気配がない。なぜ、その登場人物がそのような行動をするのか、ピンと来ない
- 絵は基本きれいなんだけど、5話では極端に崩れてた
こういう理由からです。
本当に一話は素晴らしい。主人公の女の子が幼馴染の男の子が部屋で自慰行為をしているのを見てしまって、その後、男の子がさりげなく話題をそらそうとし、女の子がブルーハーツのTRAIN-TRAINがBGMで流れる中で走るシーンはアニメ史に残るんじゃないかと思います。ぜひ見てみてほしい。画面のキャプチャをしたから引用として貼りたいのだけれど、画像を先に見ちゃうとこの面白さが低減しそうなので止めておきます。
ただ、その後の展開は一話を超えるほどではないため、そこそこ面白いというところです。
もうすぐ連載が終わるから、原作とセットでアニメもたぶん完結する構成になっていると考えられるため、後半で一気に畳み掛けてくるんじゃないかと少し期待して、最後まで見るつもりです。
今日はこんなところ。