昨日ちらっと書いた記事に関連したことをさらっと書きます。
「女の子」だから陰湿なわけではなく、未成熟な支配的な人間と付き合うのはシンドいから逃げろということ - 斗比主閲子の姑日記
逃げると言っても、逃げ場所(候補)がなければ逃げる気になれないし、逃げたとしてもそこで生きることの難易度が高くなりますよね。
我が家の場合は、義実家と同居していますから、子どもは私達と何かあれば義実家に逃げます。あんまりないけど。後は、私の両親のところにもたまに帰省していて、一番上の子であれば、一人で行こうと思えば行けるでしょう。学校以外にも私の子どもたちはいくつかのコミュニティをはしごしていて、異なる友人関係を築いているようです。
メインのコミュニティは、なんやかんやで滞在時間の長い家庭や学校であることは間違いないとしても、代替手段が見えているかどうかというのは、子どもにとっても気楽さは違うものだよなと思って眺めています。
どうしても、少なくとも一時的には、付き合わないといけない人間がいたとしても、他に活路があるのとないのとでは気の持ちようが違うし、他のコミュニティで学んだコミュニケーション方法というのは外でも活用できることがあったりします。
例えとしては一般受けは良くないだろうけど、キャバクラやホストで学んだ方法で、嫌なおじさん・おばさんを転がす方法を学んだり。元キャバ嬢、元ホストで、表の仕事でも人たらしに成功している人を私はどちらも見たことがあります。コミュニティを複数掛け持ちする意義の一つ。
一方で、コミュニティは、一定程度いたり、実績を出したりしないと、そこでのそれなりのポジションや信頼は勝ち得ないという側面はあります。並行するんじゃなくて、摺り合わせの努力を惜しんで、むやみやたらと所属コミュニティを変えまくるのは、それはそれでよろしくない体験を積んでいる可能性はある(ジョブホッパー的な)。
もちろん、生き死にに関わるようなことなら即断即決でおかしくないし、コミュニティを変えたほうが上手くいきやすいこともありえます。
私の子どもたちには、色んな居場所があるようにはしておこうと考えています。親の考えが絶対ではないということにも、早めに気付いてもらったほうがいいし。"上手く逃げる"経験を幼少期に積んでもらって、大人になっても"上手く逃げ"続けてもらうといいかなと思ってます。
※私にとってはネットが居場所の一つ