私の観測範囲では、5年前に比べ夫が育児に関与している時間が増えている家庭が、急激に増加している - 斗比主閲子の姑日記

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姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

私の観測範囲では、5年前に比べ夫が育児に関与している時間が増えている家庭が、急激に増加している

タイトルの通り、私の観測範囲の話です。

私が観測している限り、5年前と比べて夫が育児に関与している時間が増えている家庭が、急激に増加しています。ややこしい書き方をしちゃっているけれど、以前より男性が育児に関わっていて、そういう風に関わっている男性の数自体も増えているように私が感じているということです。

具体的には、保護者会に参加する親の性別が変わりました。5年前はほとんど女性だったのが、今では、そこそこの人数の男性が参加しているというのを見聞きします。他にも、子どもの送り迎えや、土日の公園の相手とかでも、男性がピンで対応している率が増えている。

正直統計的にはまだまだで、例えば、育休取得率は男性は増えてはいるけれど6%程度に過ぎないし、

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※表は「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」を公表しますから

ちょっと古いけれど育児関連時間に男女でかなり差があるのはまだまだ。

夫の協力: 子ども・子育て本部 - 内閣府

ただ、上の内閣府の調査でも男性の労働時間は着実に短くはなっているし、5年前と今とでは男性が育児に関与することについての職場での理解は大幅に変わったという印象はあって、観測範囲で男親の育児での存在感が増えていることは結構納得しているところがあります。因果関係がありそう。

働く女性の割合は増えているため、相変わらず諸々の負担が女性に寄っているだろうけれど、一昔前では信じられなかったレベルでの男性による育児関与が起きており、社会が変わる真っ只中に私は今いるのではないかと考えています。

もちろん私の主観であり、まだ統計には見えてきていないところだし、地域的な差もあるだろうけれど、なかなか面白いです。私の親の頃は台所に男が立つなんてありえないという感じだったのに。