PTAのミクロ編がまだ出来上がらなそうなので、気軽に書けそうなものをササッと書き置いておきます。
テレビを見るか見ないかは、ネット上ではよく見かける話題ですよね。ネット好きにはテレビに対して思い入れがある人が多いと思います。
自分の場合は、そろそろ人生の半分をテレビを見ないで過ごしていることになります。
とはいってもテレビの物(もの)自体は家電量販店とかで見かけることはありますし、姑にお願いして一部のテレビ番組を見せてもらうことはあります。正確には、自宅にテレビを置かなくなって人生の半分ということでしょうか。
テレビを見ない、テレビを設置しない理由というのは、NHKの料金を払いたくないとか、テレビがくだらないとか、子供への悪影響があるとかそういうものではありません。
NHKの料金は、我が家は水道電気ガス代等を一緒に払っているタイプの二世帯住宅であり元々支払う必要はありませんし、放映されているものに面白いものがたくさんあるのも知っていますし、子供は姑のテレビでEテレ(昔のNHK教育)を見ています。
テレビを見なくなったのは見ていると心が掻き乱されることが多いからです。
テレビというのはメッセージが強烈に伝わる媒体ですよね。あれがいいとかこれがいいとか、あれが悪いとかこれが悪いとか、そういう誰かの価値判断というのが一年365日24時間流され続けています。
優れたコンテンツを作ることに長けたプロフェッショナルがお金をかけ知恵を絞って作っているものばかりですから、ターゲット層に被りさえすれば、ほとんどが優れたものであることは間違いないでしょう。
自分は、そういう他人の価値判断を目の前にすると、自分としてどう捉えるべきかをついつい考えてしまいます。「この情報は社会的にどのような影響があるのか」「この話題は本当に面白いのか」「この商品は本当に価値があるのか」「この人物は本当に優れているのか」などなど。ほとんど反射みたいなようなものです。こういう思考演習をずーっとすることになってしまうので、テレビを見ていると疲れちゃうんですよね。夏の暑さにあてられたような感じになる。特にCMのアピールは物凄く辛い。
結果、テレビを家には設置しないようになりました。自分で自分の思考を制限できればいいんでしょうけど、それはまだできなさそうです。投票の後いつものラーメン屋でテレビを見るだけでも疲れるぐらいですから。
ネットは自分で判断する余地が多くて気が楽です。こちらの構えもあるでしょうけどね。テレビが辛いのは自分が実名のスキャンダルが好きではないのと根は同じだと思います。