代表取締役

内田　雅章

私が『TOP CONNECT』という会社を設立した理由は、大きく分けて２つの理由があります。

　１つには、私も含めた世の中のサラリーマン、ビジネスマンが、仕事で成果を出すための思考回路・判断基準を正しく把握していないという現状があります。
学校であれば、教科書を使って先生が教えてくれます。しかし、社会に出ると会社の先輩や上司に相談しながら自分で模索し、自分で判断して進んでいかなければなりません。
この方式だから、成功者とそれ以外の人の差がここまで大きくなってしまうのではないかと私は考えています。もし、結果を出しているTOPの考え方や頑張り方を知ることができれば、ビジネスにおいて、もっとみんなが加速できるはず、とも思っています。
　ほとんどの人は成功のための正しい考え方や頑張り方がわからないので、〝自己ベスト〟を尽くせばいいと考えがちですが、その自己ベストが本当に正しいかどうかを検証したという人はほとんどいません。そこで、結果を出しているTOPの思考を分析することで検証できる仕組みが作れないか、と考えたのが１つのきっかけになります。ここから、「TCラーニングサービス」が生まれました。

　もう１つの理由は、地方の会社やそこで働く人たちが、「機会があるなら東京の会社に提案してみたい、自分のサービスを説明してみたい」と希望していることを知ったことにあります。
　それは、たとえば東京で仕事をする私が、チャンスがあれば、ニューヨークの会社に提案してみたいと思うのと同様なものです。
　しかし、実際にそこへ行くためには時間もお金も必要になりますし、誰に会いに行っていいのかもわからず、往々にして、実現する前に止まってしまうのも事実。ただ、「あなたのことを、ニューヨークの○○という会社が興味を持っているようですよ」といった情報があれば、行ってみたいと思いますよね。それと同じで、地方の方々は何かきっかけがあれば東京と接点を持ちたいと思っているのですが、その〝きっかけ〟が多くの人にはないわけです。
　地方の方々にとっては、東京の会社はテレビや雑誌で見るだけでさほど身近ではないので、私が地方へ行くと「うちの会社ではこんなサービスがあります」とか「こんなモノを作りました」といった話をされます。それを聞いて私が「なぜ提案しないのですか？」と質問すると、「どうやって、誰に持って行けばいいのですか？」と逆に質問が返ってくることがしばしばあります。
　確かに、何のつながりもないのにアポを取ろうとしても、「まずはそのサービスの詳細、もしくは商品を送ってください」と言われ、それを現場に回されて終わり、というのがほとんどではあります。よほどアクティブな方であれば、東京にまで足を運んで直接やり取りをするのかもしれませんが、そこまでできる人は少数派というのが現状なのです。
「ぜひ提案はしてみたい、でもどこの誰に持って行っていいのかわからない」
　地方にはそういう思いがあるということがわかったので、東京と地方を繋げるようなサービスを作ればたくさんの人たちに喜んでもらえるのでは、と思ったのです。
　これは、東京と地方だけの話ではありません。ベンチャー企業も同様の悩みを抱えています。 「新しいサービスを考えました！我が社のサービスを提案したいです！」こういった相談を、年に100人以上から聞いています。皆さんに協力したいのはやまやまですが、実際に紹介しようとすると、3つの壁が立ちはだかります。
① そのサービス、人は確かなのか？
② 提案先は、この提案に興味があるのか？
③ 提案する側も、される側も、できるだけ労力をかけずにプレゼンの場を作れないか？
これらの壁を乗り越えられないかと考えて生まれたのが、「提案コネクトサービス」です。

　まだサービスは開始したばかりです。〝TOP〟から学び、さらにTOPに〝CONNECT（提案）〟する。このサービスを利用して、自らを高め、成果につなげていただければ、こんなに嬉しいことはありません。