2017年08月の記事 - 1ページ目 - 峠の山小屋Ⅱ

峠の山小屋Ⅱ

ツクツクボウシがご訪問

 玄関の明かりの下にやってきました  せっかくなので記念写真を ツクツクボウシ♀    つまようじが約6㎝です この後お帰り願いました  庭の草むらで クツワムシが騒がしく鳴いています   もう秋です...

ヒゴタイと ナミルリモンハナバチ

 青いヒゴタイに青いナミルリモンハナバチ 長い舌を伸ばして蜜を舐めています 花の上部は萎れかけていますが、まだ充分蜜は出ているようです 実際は黒い体に青い毛がついているのですが  ハナバチの仲間ですが寄生するハチです   スジボソコシブトハナバチの巣に労働寄生するそうです   スジボソコシブトハナバチについては → こちら     ナミルリモンハナバチの詳しいことは  →  こちらで キク科 ヒゴタ...

キボシカミキリ アオバハゴロモ

 キボシカミキリです   見付けた時ゴマダラカミキリか?と思ったが 斑点が黄色いことに気づいた 西日本では外来かどうか不明だそうです   東日本には1930年代以降に広がったようです 甲虫目 カミキリムシ科 フトカミキリムシ亜科              キボシカミキリムシ Psacothea hilaris 黄星天牛   本州・四国・九州  クワ科のクワやイチジクを食害する     対馬・南西諸島は自然分布 東日...

フシグロセンノウ ムラサキシジミ 

 渓流沿いの道にフシグロセンノウが咲いています    この時期 赤い花が 緑の中に浮き上がって鮮やかです 緑の草に紫のキラリと光る物が・・・   ムラサキシジミ? ♀のようです  実際に見た眩いメタリックな輝きは写真には表現できないのが残念です なぜなんだろう、 自分が未熟なんだけど、    どうしたらあの輝きが再現できるのだろう 翅を閉じると地味です   チョウ目 シジミチョウ科 ムラサキシジミ...

マミジロハエトリ クサグモ

 マミジロハエトリの♂です  目の上が白いハエトリグモという意味です  前方の一番大きい一対の目を綺麗に撮りたかったのですが    黒い体色に黒い目玉はモデルには手ごわい相手でした 横顔を見ると 4対8個の目が頭をぐるっと取り巻いているのが見て取れます 体調1㎝足らずの小さな蜘蛛ですが      ぎょろ目がとてもかわいいという人は多いのです    マミジロハエトリの詳細とメスについては  →  こちら...

ヤドリクモバチはなぜかマツカゼソウに・・・  ムモンホソアシナガバチ スズムシバナ

 マツカゼソウが咲き始めました  マツカゼソウとともに思い出すには ヤドリクモバチです                マツカゼソウについては  →  こちら いました ヤドリクモバチです  マツカゼソウの蜜を舐めに来ています  ヤドリクモバチは二年前この場所で見つけ、岡山県での初記録と確認されました ほかのクモバチの獲物に卵を産み付ける、      まるで托卵のような労働寄生という習性をもっていま...

ヒメサナエ

 渓流沿いの小道でアキアカネほどの小さなサナエトンボを見つけました   オジロサナエに似ていますが       調べてみたらヒメサナエでした  ♀です  私には初めて見た蜻蛉でした  トンボ目 サナエトンボ科 ヒメサナエ属           ヒメサナエ Sinogomphus flavolimbatus 姫早苗蜻蛉    本州・四国・九州  日本特産種 生息地は局所的    流水性のサナエトンボ 河川中流域で羽化し上...

ヒメビロウドコガネ ルリヒラタゴミムシ ヒメコブオトシブミ

 ヒメビロウドコガネではないかと思います ビロウドコガネとの違いについて調べてみましたがよくわかりません ヒメビロウドコガネのようですが、自信はないです  甲虫目 コガネムシ科 ビロウドコガネ亜科           ヒメビロウドコガネ Maladera orientalis 姫天鵞絨黄金虫   北海道・本州・四国・九州       上翅に細かい毛が密生していてビロード状に見える ルリヒラタゴミムシ  ゴミムシ...

スケバハゴロモ 白い幼虫

 渓流沿いの草むらに白い綿毛のようなものがたくさんついています  動いています  生き物です  スケバハゴロモの幼虫です 一匹だけを見ると 尻の方からたくさんの毛が出ています ヒゲは蝋物質の分泌物で触ると簡単に取れてしまいます 成虫がいました スケバハゴロモの名はこの透き通った翅にちなんでいます セミやウンカと同じカメムシ目の仲間で、針状の口を刺して汁を吸います  少し前に紹介したベッコウハゴロモ...

今年も咲いたナツエビネ 

 ナツエビネです  今年も咲きました 薄暗い林床にたくさんの可憐な花が開き始めていました 暑さにやられたのか先端のしおれてなくなった花穂が多いです ナツエビネは全国的に希少な花になってしまいました  青森から鹿児島までほとんどの都府県で絶滅危惧に   ラン科 エビネ属 ナツエビネ Calanthe reflexa 夏海老根    本州・四国・九州      やや湿った落葉樹林に生育する 明るめの杉林にも生える  ...

ベッコウクモバチ ヒメギス 尺取虫

 ベッコウクモバチのオスが3頭一ヶ所に集まっていました メスを待ち受けているようです オスが集まるというのは ここで待てばメスが来ると知っているのでしょうか オスは交尾だけ 狩りもしない、巣穴も作らない、当然毒針もない ベッコウクモバチの♀です 来ました  雄よりもベッコウ色が多いです   交尾の瞬間は見られなかった メスは幼虫のためにクモを狩りますが自分のためには花の蜜をなめるだけ  細越亜目と...

ジガバチ 青虫を運ぶ

 ジガバチがせわしなくうろついています  サトジガバチかヤマジガバチかは はっきりしませんが、   山の峡谷なので取敢えずヤマジガバチとしておきます 青虫を運ぶジガバチを見つけました シャチホコガの幼虫のようです   一個の卵が成虫になるまでの餌だから このサイズが必要なんですね 頭を前にして顎で咥えて 前肢か中肢のうちの二本で抱えて運んでいます  10mも運んだころ 巣穴に到着、     非常に...

キアシハナダカバチモドキ

  海辺に近い公園のヒメガマの茂る池のほとりで見つけました。 キアシハナダカバチモドキだと思います クモバチでもない、ドロバチデモない散々迷った挙句  キアシハナダカバチモドキにたどり着きました  キアシハナダカバチモドキの分類上の位置づけについては    ドロバチモドキ科  日本のレッドデータ検索システム    アナバチ科     岡山県野生生物目録2009    ギングチバチ科   日本産有剣膜翅...

ベッコウハゴロモ ヒグラシ アブラゼミ

 ベッコウハゴロモです    カメムシ目 ヨコバイ亜目 ハゴロモ科              ベッコウハゴロモ Ricania japonica 鼈甲羽衣    北海道・本州・四国・九州     クズなどの茎から汁を吸う     ヒグラシもいます そっと近づくと割と逃げない ついでにアブラゼミも  ...

ミヤマアカネ

 ミヤマアカネ♀  ミヤマアカネはノシメ斑の翅をもった赤トンボ(アカネ属)です  メスは赤くならない  ミヤマアカネ♂ 羽化してしばらくすると成熟して赤くなります  顔まで赤い  ミヤマアカネについては  →  こちらも   ...

コオニユリ ○○ギボウシ?

 緑一色の草原に コオニユリが咲いています 真夏の太陽に映えて 眩しい赤     コオニユリとオニユリは別のものですが、   以前の記事でオニユリは食用のゆり根と書いたことがあります、 が   現在ではオニユリは苦みがあるので   食用ゆり根としてはコオニユリから品種改良された          栽培品種が多く利用されているそうです      コオニユリの以前の記事は  →  こちら   山際の崖...

フシグロセンノウ ソバナ ナツエビネは蕾 オオアオイトトンボ マダラホソアシナガバエ

 フシグロセンノウが咲きました  林縁の緑の中でひときわ目立ちます            野生種と思えないほど大きく立派な花です 水辺には薄紫のソバナがたくさん花をつけています    ソバナとフシグロセンノウについては  →  こちらも そろそろ咲くころと見に行ったナツエビネはまだ蕾でした そのそばに オオアオイトトンボ♂がひっそりと止まっていました 陽の当たる葉の上にせわしなく動き回る虫がいます ...

イオウイロハシリグモ

 草の上で大きなクモを見つけました   イオウイロハシリグモの斑色タイプかなと思います イオウイロハシリグモの体色は基本 次の写真のタイプです  ほかに スジブトハシリグモに似た縦筋模様のタイプもいます アシダカグモと見まがうほどの大きな蜘蛛です 顔のアップ  蜘蛛には八個の目がありその配置は種類によって異なります      この顔の目の配置はキシダグモ科の配置です  クモ目 キシダグモ科 ハシリ...