ユリとヒガンバナ - 1ページ目12 - 峠の山小屋Ⅱ

峠の山小屋Ⅱ

吉備高原の山路にヤマジノホトトギス咲く ミヤマアカネも

吉備高原の山道に ヤマジノホトトギスが咲いた  花柱には斑点がなく、花被片は平開する。 山道のほとりに自生するからヤマジノホトトギス 花は先端に数個と葉腋に1・2個づつ付き、先端から根元方向へ順次咲いていく。 花が終わって結実しているものもある 斑点の多いものや少ないもの、青っぽい色や赤紫色や変化が大きい  関東方面では同属のヤマホトトギスが多いそうだが、              この近辺では見た...

炎天下のコオニユリ 木陰のウバユリ

 灼熱の太陽の下 夏草の緑の中に          燃えるような紅が 目に飛び込んでくる  コオニユリだ コオニユリと言っても小さくはない、草丈も人の背丈より大きいものもある。 よく似たオニユリは奈良時代以前の外来種でコオニユリは在来種と言われている。  毎年コオニユリが咲くと「真夏」を実感する  コオニユリについては  →  こちらなどを 林縁の木陰でひっそりと咲くウバユリ クリーム色の大きなユ...

高原に春の花 カタクリ アマナ キバナノアマナ

 高原の石灰岩台地に春の花が咲いていました。 カタクリ     アマナも咲き始め    キバナノアマナは満開です。 ...

早春の花 ホソバナコバイモ ヤマアイ ミヤコアオイ

 暖冬だ 寒波襲来だと言っている間に         春はすぐそこまで来ていました。 ホソバナコバイモはすでに咲いていました。 花の付かない、まだ若いホソバナコバイモの一ッ葉、   褐色タイプと緑色タイプが並んでいます。 ユリ目 ユリ科 バイモ属 ホソバナコバイモ Fritillaria amabilis 細花小貝母  中国地方と九州の主に石灰岩地帯に分布  環境省 準絶滅危惧  岡山県 準絶滅危惧 ヤ...

高原の春 カタクリ キバナノアマナ ヤマエンゴサク ヤマネコノメ

  山桜は咲きましたが、近所のソメイヨシノはまだ蕾です。 吉備高原に春の花を探しに行ってみました。 石灰岩の台地にカタクリの花が咲いていました キバナノアマナもそっと咲いています ヤマエンゴサクも咲き始めていました 湿り気のある場所にヤマネコノメも  ...

ヤマジノホトトギス トリバガ アキノタムラソウ クズ ワレモコウ

 ヤマジノホトトギスが咲いています  ヤマジノホトトギスは7月の中旬には咲き始めますが     多くの場所で 刈り払われてしまいます           7月のヤマジノホトトギス  →  こちら 残った株から脇芽が延びて今頃花をつけます もちろん 草刈りに遭わなくても9月ごろに花をつける株もあります 左の長いものは膨らんだ子房(果実)です 鹿の子模様の色合いは変化に富んでいます  硬い小さな蕾の株も見...

コオニユリ ○○ギボウシ?

 緑一色の草原に コオニユリが咲いています 真夏の太陽に映えて 眩しい赤     コオニユリとオニユリは別のものですが、   以前の記事でオニユリは食用のゆり根と書いたことがあります、 が   現在ではオニユリは苦みがあるので   食用ゆり根としてはコオニユリから品種改良された          栽培品種が多く利用されているそうです      コオニユリの以前の記事は  →  こちら   山際の崖...

ヤマジノホトトギス クモキリソウの実 ナワシロイチゴ ヒメコウゾ ゲンノショウコ スジグロシロチョウ ミドリシジミ? ホタルガ

 吉備高原の山道に ヤマジノホトトギスが咲き始めました 蜂が訪れたようですが 何という蜂でしょうか とはいえ梅雨明けで 道縁の夏草を刈る草刈り作業の最盛期で    咲きかけたヤマジノホトトギスは片っ端から刈られていきます わずかに残った花を探して撮影してみました 刈り払われ残った株から枝芽を伸ばすヤマジノホトトギス  これに花がつくのは8月の半ば過ぎでしょうか            そのころには次...

ようやく咲いたカタクリとキバナノアマナ 谷にはヤマブキ イチリンソウも

 高原のカタクリがようやく咲きました 可愛らしいピンクの花が石灰岩台地の春を告げています カタクリの蕾の間に黄色い花が点在しています キバナノアマナです 思った以上に沢山あったので沢山撮りました ヤマエンゴサクも花盛り 小さな甲虫はハネカクシとも一つは何かな 高原から谷へ下ると 山腹には山桜が満開 山裾には ヤマブキが鮮やかに咲き 谷間の森には イチリンソウも咲きました ウラベニイチゲとも呼ばれる...

ヤマジノホトトギス ウバユリ ツリフネソウ フシグロセンノウ

 ヤマジノホトトギスが咲きました ヤマジノホトトギスはその名のとおり山の道縁に多いのですが   法面の草刈りにより刈り払われ、切り株から出た芽に花が付くことになり    目に付く花は 背の低い周囲の草に埋もれたような咲き方になります ユリ目 ユリ科 ホトトギス属       ヤマジノホトトギス Tricyrtis affinis 山路の杜鵑草   ヤマジノホトトギスの過去の記事は  →  こちらも  ウバユリも...

夜に咲く花ユウスゲ  コオニユリも

 ユウスゲ Hemerocallis citrina が咲いています 見つけたときが16時19分  どんよりと曇った暗い日でした 30分後 すっかり開花しました キジカクシ目 ススキノキ科 キスゲ亜科 ワスレグサ属             ユウスゲ Hemerocallis citrina 夕菅  別名 キスゲ 黄菅   以前はユリ科、最新の研究ではススキノキ科だそうです   同じ仲間のゼンテイカ(ニッコウキスゲ)などが ...

炎天下のコオニユリ チダケサシ

 強烈な日差しを受けて コオニユリが開きました  炎のような色です  よく似たオニユリは野生化したものもありますが、  栽培品種(食用ユリ根)として奈良時代に渡来したものだそうです  多量のムカゴが出来ますが、種子はできません(3倍体)   ※オニユリは苦みがあり、現在ではコオニユリを改良した栽培品種が    食用ゆり根として広まっているそうです コオニユリは自生種と考えられているようです、種子が実...

高原に キバナノアマナ ヤマエンゴサクも

 石灰岩台地に キバナノアマナが咲きました 一本の花茎に5~10個の黄色い花を付けます 西日本ではごく一部に点在しています ユリ科 キバナノアマナ属 キバナノアマナ Gagea lutea 黄花の甘菜  北海道・本州・四国に分布するが 主に中部以北   中国地方と四国では山間部にごく少数が点在する  神奈川県で絶滅、24都府県で絶滅危惧  ヤマエンゴサクも咲き始め  淡いピンクとブルーの混ざる微妙な色合いの花...

セトウチホトトギス

 久しぶりにセトウチホトトギスを見ました タカの渡を見に行って知り合った地元のバーダーTさんのお宅の裏庭です  道路のほとりに沢山あったのをヤマジノホトトギスと思って  一株持ち帰ったそうですが、毀れ種が芽吹いたりして大きな群落になっています  裏庭と言っても雑木林につながる山裾の斜面はほとんど自生地と同じ条件 ヤマジノホトトギスによく似ているが   花柱の部分にも紫の斑点があり 花被片の基部に黄...

エンレイソウ

 エンレイソウです     カタクリの花を見た後にそばの谷間で見つけました 3枚の大きな葉が輪生し、小さな花が1輪 3枚の萼片、花弁は無し、6本の雄蕊、先端が3裂した花柱  萼片の色は濃い紫褐色から緑色まで変化が多い  中国山地の標高1000m近い沢の近くでよく見たのですが、            標高400mの沢にも生えていました...

ご近所でカタクリ ヤマエンゴサク アマナ キバナノアマナ

 毎年見に行く「カタクリの里」の話をしていたら   年配の知り合いが「もっと近くにもあるよ」と教えてくれました 早速行ってみました 小規模のカレンフェルトのようなごつごつと石灰岩の露出した斜面に  ピンクの花が咲いていました 岩の間に 沢山のカタクリの花が散らばって咲いています 手入れのされていない 自然のままの岩山です   石灰岩の隙間に潜り込んだ球根は誰にも取れないのでしょうが    地元の一...

カタクリ ヤマエンゴサク ビロードツリアブ  

 カタクリが咲きました 昼過ぎ  日が当たるときれいに開きます  満開はもう少し先 2週間ぐらいは楽しめるかも  ユリ科 カタクリ属 カタクリ   西日本には少ないらしいが岡山県には石灰岩地帯に点在する   発芽から開花まで7~8年を要する ヤマエンゴサクも一緒に咲いています  ケシ科 キケマン属 ヤマエンゴサク   本州、四国、九州  一部の県で絶滅危惧Ⅰ類 ビロードツリアブが 蜜を吸いに...

春の妖精 ホソバナコバイモ ユキワリイチゲ

谷間の森に 春が来た 林床にスプリング・エフェメラルと呼ばれる花が咲き始めた ホソバナコバイモ 漢字は細花小貝母 石垣の間からも ユリ目 ユリ科 バイモ属 ホソバナコバイモ  中国地方と九州の主に石灰岩地帯に分布  環境省 準絶滅危惧  岡山県 準絶滅危惧 ユキワリイチゲも 咲き始めていた 葉は黒紫色だが 花はかすかに青紫 キンポウゲ目 キンポウゲ科 イチリンソウ属 ユキワリイチゲ  本州滋賀県以...

ススキ ヤマジノホトトギス

  高原ではススキの穂が風に揺れています    秋ですねえ    イネ科 ススキ属 ススキ(芒 薄)  別名 尾花 茅     秋の七草の一つにもなっていますね     茅葺屋根など ススキは大事な植物でしたが、      今は用途が無くなって ススキの原も消えていく運命です  山道のほとりで ヤマジノホトトギスが咲いていました   青白いタイプ   7月11日に 今年初の ヤマジノホトトギスを見...

ユウスゲ  ハッチョウトンボ カキラン キビタキ

  丘の小さな湿地に  今年「大発生」した ハッチョウトンボは健在だった       この日にも50頭以上を確認できた  カキランの群生も確認できた  私にとって この日の一番の目玉は   ユウスゲ  今年もこの黄色い花に会えた    おそらく岡山県内では最も南の自生地だろう    県内では中部以北の吉備高原に点在している    夕方から咲いて翌朝には萎れる一夜花     月明かりの中で、蜜を求め...