歩いて寺詣で

鎌倉駅から東方へ約2km、
臨済宗建長寺派 報国寺を訪れました。

報国寺は「竹の寺」と称され、
美しい竹林を鑑賞しながら優雅に抹茶をいただける寺として有名です。

山門を入るとあまり見ないタイプの仏像がいました。

装飾品を身につけているので菩薩だと思います。
座り方は「半跏踏み下げ」です。
手を顎にあて考え事をしています。
このスタイルは半跏思惟像です。
半跏思惟像と云えば、弥勒菩薩半跏思惟像ですが、
頭部や艶やかな雰囲気が弥勒菩薩らしくありません。
その他では、如意輪観音がたまに半跏思惟の形に造られるようです。
これは多分、如意輪観世音菩薩半跏思惟像ですね！

本堂。

本尊の釈迦如来坐像が祀られています。

竹を利用した風流な池。


釈迦堂の前の小さな樹木。

この寺の、美へのこだわりのようなものを感じました。

竹の庭。

強風に備える為か、
補強の為のロープが無数に張り巡らされていました。

美しさ半減ですね。。。仕方ないけど！



枯山水の庭。


鎌倉公方 足利氏のやぐら。

やぐらとは横穴式のお墓のことです。

お地蔵さま。


御朱印。

「聖大悲殿」と書いてあります。
聖観世音菩薩がいらっしゃる場所という意味です。
報国寺の本尊は釈迦如来ですが、
今回は鎌倉三十三観音霊場の御朱印を書いてくださいました。



次は浄妙寺へ向かいます。