落ちこぼれの女子高生・相原琴子は、斗南高校の入学式で新入生代表挨拶をした頭脳明晰な美青年・入江直樹に一目惚れするが、話す機会もないまま高校3年生に。
2年間の想いをラブレターに託し勇気を出して手渡そうとするも、「頭の悪い女は嫌いだ」と受け取ってすらもらえずにフラれてしまう。
その冷たい対応に、直樹への想いを断ち切ろうとする琴子。
琴子のために災害募金を始めた池沢金之助らにも冷めた言動を行う直樹に、琴子は怒りを露にする。結局、家を再建するまでの期間、父・相原重雄の中学生時代からの親友宅へ父娘共々居候させてもらうことになったが、なんとその居候先は直樹の住む入江家だった。
居候中も琴子は直樹から冷たくあしらわれ、傷つくことたびたび。
それでもめげずに直樹を想い続け、直樹も琴子に振り回されながらいつしか琴子に惹かれていく。
その後、ライバルの登場や直樹の一人暮らし・お見合い(政略結婚)など、様々な紆余曲折を経ながらも、琴子の長年の想いが実を結び、大学3年時、直樹からのプロポーズでついに2人は結婚に至る。
父親が鬼畜すぎて、娘の悲劇よりも怒りが勝ってしまった。
大正時代の初め、一見、無口で偏屈である小三馬という化粧師がいた。
彼の腕前は密かに芸者や上流階級の女性の間では評判であり、彼に化粧をしてもらうと「いいことがある」と人気だった。
ところがそれとは裏腹にお金の為になら何でもする卑しい人間であるという噂もたっていた。
ある日、一人の小夜という女性が小三馬を尋ねて来た。
女優の卵である彼女は周りを見返すために自分に化粧をするように依頼する。
そんな高慢な態度の彼女に小三馬は法外な金額を請求する。
何とか用意した小夜に小三馬は、「化粧は心にするもの。みてくれに拘っていては美しくなれない」と諭し、結局化粧料は僅かしか取らない。
そんなある日、小三馬は一人の少女・時子と出会う。
時子は小三馬を贔屓にしていた呉服屋で奉公をしていたが、自分と同じように不幸な過去があり、今でも奉公先で辛い仕打ちを受けていること、そして、そんな不幸な身の上であるにもかかわらず、境遇から無理であろうと言われながらも将来女優になるという夢を持ち、必死に文字の勉強するその姿に感銘を受け、彼女の為に最高の化粧をしようと心に決める。
そんな中、徐々に文字の読解も上達し、時子は恵まれない境遇の子供達に本を読んであげるなどし、子供達に夢を与えていた。
ある日、子供達が住むバラックで作られた住居が一斉に立ち退きを求められる。
役人から彼らを守ろうとした時子は、役人の立ち退き令状を盗んだことで、警察から追われる身になる。
時子をかくまった小三馬も警察から暴行を受けるが、その時、小三馬が周りの人間に隠していた事実が明らかになる。
昭和20年代のとある年の2月、那須湖畔の本宅で信州財界の大物・犬神佐兵衛が裸一貫の身から興した製糸業で築いた莫大な財産を残し、家族に見守られながら他界した。
その遺産の配当や事業相続者を記した遺言状は、一族全員が揃った場で発表されることになっており、長女松子の一人息子佐清の戦地からの復員を待つところとなっていた。
佐兵衛は生涯に渡って正妻を持たず、それぞれ母親の違う娘が3人、皆婿養子をとり、さらにそれぞれに息子が1人ずついたが、お互いが反目し合っていた。
同年10月、金田一耕助は東京から単身で犬神家の本宅のある那須湖畔を訪れた。
犬神家の顧問弁護士を務める古館恭三の法律事務所に勤務する若林豊一郎から、「近頃、犬神家に容易ならざる事態が起こりそうなので調査して欲しい」との手紙を受け取ったためであった。
那須ホテルを宿泊拠点とした金田一は、湖畔から犬神家の豪邸を望んでいたところ、犬神家に寄寓している野々宮珠世の乗っているボートが沈みかかっているのを目撃し、犬神家の下男の猿蔵とともに珠世を救出する。
ボートには穴が開けられており、猿蔵の語るところによると、珠世が何者かに狙われたのはこれで3度目だという。
その後、金田一がホテルに戻ったところ、若林が何者かによって毒殺されていた。
知らせを聞いて駆けつけた古館の語るところによると、どうやら若林は犬神家の誰かに買収されて、法律事務所の金庫に保管している佐兵衛の遺言状を盗み見てしまったらしい。
先行きに不安を感じる古館の依頼で、金田一は犬神家の遺産相続に立ち会うこととなった。
そんな中、ビルマの戦いで顔に大怪我を負いゴムマスクを被った姿で佐清が復員した。
佐兵衛の遺言状は古館弁護士によって耕助の立ち会いのもと公開されることになるが、その内容は
「全相続権を示す犬神家の家宝“斧(よき)・琴(こと)・菊(きく)”の三つを、野々宮珠世(佐兵衛の終世の恩人たる野々宮大弐の唯一の血縁、大弐の孫娘)が佐清、佐武、佐智の佐兵衛の3人の孫息子の中から配偶者を選ぶことを条件に、珠世に与えるものとする」
というものであった。
さらに、珠世が相続権を失うか死んだ場合、犬神家の財産は5等分され3人の孫息子は各5分の1ずつを相続し、残り5分の2を佐兵衛の愛人・青沼菊乃の息子の青沼静馬が相続することを聞き及んで、3姉妹の憎悪と怒りは頂点に達する。
こうして3姉妹の仲はいよいよ険悪となり、珠世の愛を勝ち得んとしての争いが始まる一方、佐清は偽者の嫌疑をかけられ、手形確認を迫られるが、松子がこれを拒否する。
そんな中、佐武が生首を「菊」人形として飾られて惨殺されると、一転して佐清が手形確認に応じ、佐清本人であることが確認される。
同じころ、下那須の旅館に顔を隠した復員服の男が宿泊し、べっとりと血の付いた手ぬぐいを残して立ち去っていた。
そして、佐武の通夜の後、珠世の寝室から復員服の男が現れ猿蔵ともみ合った後、逃走する。
その後、佐智が珠世を襲おうとして失敗した後、何者かに首を絞められて殺される。
そして、その首に「琴」糸が巻き付けられていたことを聞いた松子、梅子、竹子の3姉妹は、家宝の斧・琴・菊と、佐兵衛の愛人・青沼菊乃とその息子の静馬にまつわる秘密を明かす。
30年前、佐兵衛が菊乃に入れ込んだ挙句、犬神家の家宝の斧・琴・菊を渡してしまい、さらに菊乃が男児を出産したことを知った3姉妹は菊乃を襲撃した。
3姉妹は彼女を激しく折檻した挙句、赤ん坊の尻に焼け火箸をあてがい、遂に観念して斧・琴・菊を差し出す菊乃に対し、さらに赤ん坊は佐兵衛の子どもではなく情夫の子どもであると無理やり一札書かせた。
しかし、菊乃は「いつかこの仕返しをせずにはおかぬ。いまにその斧、琴、菊がおまえたちの身にむくいるのじゃ。」と言い放ったのだという。
作家ゴードン・ラチャンスはある日、「弁護士クリストファー・チェンバーズ刺殺される」という新聞記事に目をとめ、少年だった頃をふと思い起こす。
時は1959年。
当時12歳だった彼は、オレゴン州の田舎町キャッスルロックに暮らしていた。
そこはお世辞にも風紀が良いとは言えない、何かしらの劣悪な家庭環境に置かれた貧しい人たちが住む町であった。
物語を作る才能を持つゴーディ、ガキ大将のクリス、眼鏡をかけているテディ、ノロマで肥満児のバーンの4人は、性格も個性も異なっていたがウマが合い、いつも一緒に遊んでいた。
木の上に組み立てた秘密小屋の中に集まっては、タバコを喫ったり、トランプをしたりと、少年期特有の仲間意識で結ばれていた。
ある日、バーンは不良グループの一味である兄たちの会話を盗み聞きしてしまう。
3日前から行方不明になっているレイ・ブラワーという少年が、30キロ先の森の奥で列車に跳ねられ死体のまま野ざらしになっていることを知る。
バーンがゴーディたちに話すと、「死体を見つければ有名になる。英雄になれる」と言う動機から、死体探しの旅に4人で出かける。
途中、喧嘩もするが、助け合いながら、鉄道の線路に沿って冒険のような旅を続ける。
鉄橋で危うく列車に轢かれそうになったりしながら、その夜は森で野宿をする。
クリスが持参したピストルを持って、交代で見張りをする。
見張りの間に、ゴーディとクリスが2人きりになる。
物語を書く才能があるゴーディは、親に疎まれていることを気に病み、将来への希望も持てないことをクリスに打ち明ける。
彼はゴーディの才能を評価し、作家になる夢をあきらめないよう助言する。
一方でクリスは家庭環境の悪さから将来に希望が持てない上、自分が教師の私利私欲に利用されたということを打ち明ける。
ゴーディは実は頭のいいクリスに、進学することを勧め、励ますのだった。
一方、バーンやクリスの兄たちがメンバーになっている不良グループを率いるエースが死体の話を聞きつけ、仲間を引き連れて死体のある場所へ車で向かい始める。
翌日、ゴーディら4人は、沼に落ちてヒルに血を吸われたりしながらも、ついに死体を発見する。
そこにエースたち不良グループが現れ、死体を渡せとせまる。
バーンとテディは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度ではねつける。
エースが怒り、ナイフでクリスを襲おうとした瞬間、ゴーディが上空に銃を発砲し、エースに銃口を突きつけ、不良グループは退散する。
遺体のことを匿名で警察に通報して、ひと夏の冒険が終わり、4人はいつものように町外れで別れた。
その後は進路もバラバラになり、お互い疎遠になっていく。
大人になったゴーディは作家となり、結婚して2人の子供にも恵まれ、大きな一軒家に住めるほど成功し、一方のクリスは猛勉強して弁護士になる。
そのクリスとも最近は10年以上会っていなかったが、クリスが亡くなった原因が、昔と変わらず正義感が強いがゆえ(喧嘩の仲裁)だったことに、「複雑な家庭環境のなかで仲間との友情を感じた12歳の頃のような友達は、二度とできることはない」と、静かに思い返す。
法医学を駆使して事件捜査に当たる法医学者・二宮早紀とその夫であり神奈川県警横浜東警察署の警部・二宮一馬の活躍を描く。
シリーズが長期に及んでいるため、登場人物の肩書きや立ち位置も回を追うごとに変化している。
連続ドラマ版と2時間ドラマ版では若干レギュラー出演者に変更があるが、連続ドラマ第1作からほぼ同じ出演者・スタッフで続いている長寿シリーズ。
見たことある人多いのでは?
かくゆう私も多分ほとんど見てる。
今でも美人だけど、名取さん本当綺麗だ。
和服の方が似合うイメージ。
宅麻伸、正直そんなに好きではないけど、このシリーズではいいコンビ。
実際こんな法医学の先生がいたら、事件ばかり追いかけ回して、本業どころじゃないだろう・・・。
ありえない設定ではあるけど、面白さはある。
人気シリーズになるわけだ。
そして気付けば長寿ドラマ。
今はサスペンス自体、テレビで放映されなくなっちゃったから淋しいものだ。
昔は火曜日と土曜日は家族こぞってサスペンスを観ていたのが懐かしい。
さすがに主役のふたりも歳を取り、テレビでやらなくなってしまったから、続きなんて作らないのだろうな。
結構、早紀の性格好きだったけど。
それにしてもいつも最後は危険な目に遭う主人公。
毎度のことなのに、それでも懲りないというもはや病気だな(笑)
そんなに事件が好きならいっそ刑事になった方がいいのでは・・・と思ってしまう(笑)
もしかしたら旦那よりも出世するんじゃないの。
だって推理力すごいし。
彼女が事件を解決に導いてるようなもんだし。
まあ、法医学教授という肩書があればこそ話が繋がって、面白くなるわけだからこれでいいのだろう(笑)