梅月夜の夢物語り ゲイリー・オールドマン~イギリスの俳優💜💜💜

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2024'11.04 (Mon)

トゥルー・ロマンス(ゲイリー・オールドマンさんの映画)

こんにちは。
今日はゲイリーオールドマン♪



   トゥルー・ロマンス (1993)

     監督:トニー・スコット
     出演:ゲイリー・オールドマン、クリスチャン・スレーター
        パトリシア・アークエットほか。
     製作国:アメリカ

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〇あらすじ
ある夜、若い男が若い女に出会う。
2人は深い恋に落ち、翌日には結婚する。
しかし女は、コールガールだった。
男は彼女のポン引きを殺し、彼女の荷物と間違えてヒモのコカインを盗んでしまう。
しかもそのコカインは、イタリアン・マフィアのものだった。
マフィアに追われて逃亡する2人。
やがてそこにハリウッドのワル、警察も複雑に絡んできて…。



脚本はクエンティン・タランティーノ。
ああ、なるほどという感じ。
どうりでこんなムチャな設定(笑)

爽快な展開のロード・ムービーだが、アクション・バイオレンスとラブ・ロマンスの要素と暴力・ドラッグ、そしていくらかのセックスで満たされたラブストーリー

愛し合う男女の危険で暴力的な逃避行という設定は、1973年テレンスマリック監督『地獄の逃避行』へのオマージュ

内容が相変わらずぶっとんでいる(笑)
さすがクエンティン・タランティーノといえよう。
なぜ彼自身が映画を撮らなかったのだろう。
不思議だ。

息子の誕生日にコールガールをプレゼントするデニスホッパー(笑)
なんちゆー父親・・・もうそこからしてすごい世界観。

血まみれになりながらも笑って、クラレンスを助けようとするアラバマ。
キュートだけど、すごい強い女性でかっこいいかもしれない。
とても娼婦のようには思えない一途さだし。

出逢って翌朝には結婚ってすごいな。
とてもじゃないけど、そんな勇気は持てない。

クリストファーウォーケンとデニスホッパーの対決場面の緊張感が凄い。
やっぱり迫力あるね。
凄みが違う。

今作は本当に豪華キャスト。
とにかく脇役が豪華すぎて、もったいないとさえ感じちゃう。
ゲイリー・オールドマンもさることながら、ブラピやら。

今回のゲイリー様は脇役ということで本当にちょい役。
でもやっぱり存在感はハンパない。


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いや~面白い髪型だけど、イカすわ^^


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ぶっとんでる役でした。
色が白いねー。

音楽や映像が抜群にオシャレ。
やっぱりセンスはあるね。
バイオレンス部分だけじゃないのがよく解かる。

クリスチャン・スレーターの少しズレたカッコ良さも魅力的だったし、逃避行の危ういカップルの雰囲気も最高だった。
バイオレンスでも爽快感があるからいいね。
マニアックな面白さが詰め込まれている作品。

それに日本愛がすごく伝わってくる(笑)
もともとクエンティン・タランティーノは親日家としても有名だし、他の作品でも日本ぽいとこ出してる。
この作品でも主人公がコミック・ショップに勤め、千葉真一主演の映画『激突! 殺人拳』を観ているシーンや、部屋に千葉の主演映画『カミカゼ野郎 真昼の決斗』と『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』のポスターがそれぞれ貼ってあるし(笑)

どれだけ好きなんだろう^^
ちっちゃな設定に思わず笑ってしまう。




テーマ : 洋画 - ジャンル : 映画

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2023'11.07 (Tue)

ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(ゲイリー・オールドマンさんの映画)


こんにちは。

今日はゲイリー・オールドマンの作品について。



    ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ (1990)

       監督:トム・ストッパード
       出演:ゲイリー・オールドマン、ティム・ロス、リチャード・ドレイファス他
       製作国:イギリス


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〇あらすじ
デンマーク王子ハムレットのかつての学友ローゼンクランツ(ゲイリー・オールドマン)とギルデンスターン(ティム・ロス)は、エルーシア城への途上。
 馬を進める二人が戯れにコインで賭けを始めたところ、表が百回以上も続く。
 言葉遊びのような確立論談義に花を咲かせながらも、二人は確立論の利かない世界--異城に足を踏み入れたことを、どことはなしに実感するのだった。



イギリスの劇作家トム・ストッパード戯曲
シェイクスピアハムレット』にほんの少しだけ登場するローゼンクランツとギルデンスターンという人物を主役にして、『ハムレット』の物語の裏側で彼らに何があったのかを描いている。

ハムレット』の台詞をそのまま題名にしており、端役の2人の人物を主人公とする喜劇。
2人は『ハムレット』におけるのと同様、無能で、状況をあまりよくわかっていない小悪党といった役回りにある。
ハムレットと2人の関係は登場頻度の上では原作と逆転しているが、ハムレットを監視しているつもりで実は手玉に取られており、ハムレットの企みで確実に殺される運命にあることでは原作と変わりない。

しかし状況を理解できない2人は、ほとんどの時間を、状況に対応して行動するためでなく、機知ある会話や状況の分析や予測に費やす。
この膨大な、状況に対して全く働きかけることのない無意味な会話は、とりわけ劇の中心的人物が目的を持たず、自らの置かれた状況を理解していない。
まさに喜劇だ。
いや、ある意味悲劇だ。

原作では、ともに主人公ハムレット王子の幼馴染だが、クローディアス王により召し出され、佯狂した王子の気を紛らわせてその奇行の原因を探ろうとするという役回り。

映画版では、とりとめのない会話を繰り広げるうちに次第に哲学的な袋小路に陥り、ローゼンクランツがハンバーガー万有引力アルキメデスの原理を発見してしまう。
そうこうするうちに、彼らは彼らの思惑から見る間に遠ざかっていくというストーリー運びとなっている。

生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ、でなく、生という言葉あるいは死という言葉の意味を問題と見なしていくのが、急に台詞を"必要以上に"与えられてしまい戸惑うふたりならではの興味深い発想。
彼らの発する声が宮殿におそろしく反響して周囲から穏やかでない視線を集めたり、かたや彼らの鑑賞する悲劇役者の舞台がサイレント劇だったり、というところに、豊富な(そして無意味な)言葉を獲得したばかりのふたりの心中をかき乱すささやかな哀愁がある。

ゲイリー・オールドマンとティム・ロスの掛け合いや表情も素晴らしい。

劇作家が手掛けた作品であるだけに、映画というよりはまるで舞台を観ているかのような構成。
現実と幻想の境が曖昧で、混乱してくる

『ハムレット』では何の存在感もなく捨て駒のように殺される二人の脇役を、本作ではあえて主役として取り上げ、愛憎渦巻くハムレットの物語の中で一体二人の身に何が起こったのか...に迫る-“新翻案ハムレット”的発想がとてもユニーク。
本作において王子ハムレットは脇役に過ぎない。
ハムレットと叔父王の対立や母親との密会を描いた場面も、あくまでローゼンクランツとギルデンスターンが舞台袖から盗み見するというかたちを取っている。
『ハムレット』における本来の主役と脇役が立場を逆転し、脇役の目線で主役とその物語を眺めるという視点の転換が独創的で、芸術的。
聞き慣れた『ハムレット』の物語だが、脇役を主人公にすることで物語に驚異的な広がりを見せる。

笑いを誘う小ネタも満載。
冒頭、ローゼンクランツがいくらコインを投げても、その全てが“表”になってしまう不思議。
コインが表を示すことがあらかじめ決められているように、ローゼンクランツとギルデンスターンの運命も既に決められていることを仄めかす場面だ。

最も可笑しいのは、『ハムレット』における最大の名セリフ「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」の“生きるべきか、死ぬべきか”の部分を主人公が聞き漏らした結果、“それが問題だ”しか聞こえてこない場面。
“それが問題だ”だけでは全く意味が分からない。
また、芸人一座が披露する劇がハムレットの物語に沿っているのがユニークで、まるでこの後起こる全ての出来事を予見したような“未来劇”風の劇中劇が展開される。


無意識の内に従わざるを得ないローゼンクランツとギルデンスターンの余りにも無力で、気の毒で、あっけない生涯を、不条理性と非現実性に満ちた映像・演出とともに綴った摩訶不思議な逸品。
作品全体から漂う、運命論的な匂いも魅力的でだ。



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一言お断りを。
実は今、ひじょうに忙しい毎日でして・・・。
コメント頂いた方々にはお返事できなくて大変申し訳ありません。
壱日も休みがない状態でして。
仕事が休みの日には資格取るため、学校に行っています。
勉強も、まあ、しているのでそれだけで精一杯の毎日です。
記事は以前書き貯めていたのを予約で更新しております。
なので、あまり自分のブログを見返す時間もなくて。
コメント頂いた方には申し訳ないですが、お返事はまだしばらくはできないことをどうかご了承ください。
宜しくお願い申し上げます。

皆さまのブログには、時間の合間にお邪魔させて頂いております。
宜しくお願い致します。

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2023'06.22 (Thu)

クリミナル・ロウ(ゲイリー・オールドマンさんの映画)

こんにちは。

今日はゲイリー&ケビンの昔の映画記録史。




     クリミナル・ロウ (1989)

       監督:マーティン・キャンベル
       出演:ゲイリー・オールドマン、ケビン・ベーコンほか。
       製作国:アメリカ


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〇あらすじ

ボストンの有能な弁護士ベン・チェイスは、レイプ殺人起訴された青年マーティン・ティールを無罪に持ち込んだ。

しかし、その直後から再び同じ手口の殺人事件が発生する。

ある夜、ベンはマーティンから相談があるとして、公園に呼び出される。

ベンが公園に行くと、そこにはレイプされた女の死体があった。

さらに、マーティンはベンに自分が犯人である事をほのめかし、再逮捕に備えてベンに再び弁護を依頼してくる。

しかし、マーティンに疑惑を抱いたベンは、スティルウェル刑事と協力してマーティンの身辺を探る。   



サスペンス映画。

一応メインの主役はゲイリーなので、カテゴリーはゲイリーの方にしました。
嬉しいことに彼だけでなく、ケビン・ベーコンも共演。

今回は犯人を追い詰める弁護士役がゲイリー。
そして殺人犯役がケビン。

ふたりの妖しい雰囲気が満載のサスペンス。
ケビンのお坊ちゃんぷりが可愛い。
まあ、最悪な殺人犯なんだけど(;^_^A



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まだふたりとも若い。
自分が無罪にしてしまった青年が実は真犯人と知って、後悔する弁護士。
そして追い込まれていく様は、ドキドキする怖さを伴ってます。

ゲイリーのこんな正統派な役はあまりないので、純粋に彼のかっこよさを堪能できる。
そして、ケビンのイッちゃてる若者役も地味に怖いのでなかなか・・・。



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女性連続殺人を犯すにも理由があるし、そんな犯人を無罪に持ち込んだのもこの弁護士が「勝ち」にこだわり裁判をゲームのように考えてるという、よくあるパターン。
自分が勝ちにこだわるばかりに起きてしまったことに苦悩する弁護士、ある出来事から心に大きな傷を負い復讐心を燃やす男、二人の行く末と心の叫びが痛々しい。

ケビンの不気味さは感じられるけど、本質的にはそんなに怖くはない。
そういう意味では中途半端かな。
このふたりの実力で成り立っている作品といった感じが否めない。

殺人の動機も私としてはあまり同情できないし。
ただマーティンの純粋さ故に間違った方向へと突き進んでしまった憤りとか怒りとか、そういった子供ぽさが目立った悪意だったのがいまいちだった。

もっと複雑で陰気な理由があればもっとじめっとしたサスペンスになったのに。
まあ、このふたりの共演は見物だし、どっちがどっちの役を演じても見事だったろうなあという印象。






一言お断りを。
実は今、ひじょうに忙しい毎日でして・・・。
コメント頂いた方々にはお返事できなくて大変申し訳ありません。
壱日も休みがない状態でして。
仕事が休みの日には資格取るため、学校に行っています。
勉強も、まあ、しているのでそれだけで精一杯の毎日です。
記事は以前書き貯めていたのを予約で更新しております。
なので、あまり自分のブログを見返す時間もなくて。
コメント頂いた方には申し訳ないですが、お返事はまだしばらくはできないことをどうかご了承ください。
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        冬灯

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2022'04.25 (Mon)

キラーズ・セッション(ゲイリー・オールドマンさんの映画)

こんにちは。

今日はゲイリー・オールドマンの映画感想です^^




   キラーズ・セッション (2019)

     監督:マーティン・オーウェン
     出演:ゲイリー・オールドマン、トミー・フラナガンほか。
     製作国:イギリス



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〇あらすじ
カリフォルニア州のとあるビル。
殺人犯たちが衝動や感情をコントロールするための自助グループ、キラー・アノニマスのセッションがそこで開かれていた。
そんなある日、同州選出のカイル上院議員が何者かに狙撃される事件が発生した。
参加者たちは「この中の誰かが事件に関与したのではないか」という疑念を抱き、ついには暴力の嵐が吹き荒れるのだった。




イギリスのスリラー映画。

これはなんかよく解からない作品だったな。
ゲイリー・オールドマンが出てるから観たけど、そうでなければ恐らくは見ない。
彼の演技力に救われた形の出来栄え。

評価も低いようで、納得。
ゲイリーは、ただ殺人者集まりの会を盗聴し、覗いてるだけ。
何で出演したのか不明なくらい、何を伝えたかったのかわからない映画。

殺人者が秘密裏に集まり、今更最初の殺しをセラピーの様に話し合う。
しかも内容も大したことない。

実は仕切ってるのはCIAで本人達の知らぬ間に殺すように誘導されてたって、意味がよく解からない (;^_^A

見知らぬ女が自信無さげに入ってきて実は新ボスだったってどんでん返しも、全然サプライズではなく、ラストの殺し合いもタランティーノ調を狙ったのだろうけど、目新しさなし。

そしてゲイリーの役どころも不明なまま。
なんか、全体的に不明瞭のまま終わってしまった感じ。

謎、謎、謎・・・・

ほんと、ゲイリーなんでこんな映画に出演したのだろうか??




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髭面もかっこいい。
それにしても、年を取ったねー。
渋さが出て来て相変わらず素敵だけど 💖







一言お断りを。
実は今、ひじょうに忙しい毎日でして・・・。
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2022'01.09 (Sun)

ドラキュラ(ゲイリー・オールドマンさんの映画)

こんにちは。

今日は映画の紹介と感想を。
ゲイリー・オールドマンです♪




   ドラキュラ (1992)

     監督:フランシス・フォード・コッポラ
     出演:ゲイリー・オールドマン、キアヌ・リーヴス、ウィノナ・ライダー、アンソニー・  
        ホプキンスほか。
     製作国:アメリカ/イギリス/ルーマニア



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〇あらすじ

1462年ルーマニアトランシルヴァニア城の城主であるドラクルはトルコ軍との戦争に出征するが、そこで戦死したという虚偽の情報を真に受けた最愛の妻である妃エリザベータは、投身自殺する。

帰ってきたドラクルは悲しみの最中、司祭から自殺した霊魂は神に救われないという言葉を聞かされる。

絶望の末、ドラクルは神への復讐を誓い、血を糧に生き長らえる吸血鬼と化す。

1897年ロンドン。

弁護士・ジョナサンはルーマニアのドラキュラ伯爵からの依頼を受けて彼の城に向かうが、そこでドラキュラ伯爵の正体を知ったため、城に囚われてしまう。

一方、ロンドンへ渡ったドラキュラ伯爵は亡き妻と瓜二つの女性・ミナと出会う。

ジョナサンの婚約者であるミナは、ジョナサンとドラキュラ伯爵の間で揺れ動くこととなる。

時を同じくして、ミナの親友であるルーシーは奇妙な夢遊病の発作に悩まされていた。

徐々に心身ともに衰弱していくルーシーの様子を心配した婚約者であるアーサーは、友人のジャックとクィンシーからこのことを形而上学者ヴァン・ヘルシングに相談するよう、勧められる。

ルーシーの屋敷を訪れ、彼女を診察したヘルシングは、その症状が吸血鬼に血を吸われたことによるものだと気付く。

それからしばらく経ち、ドラキュラ城から脱出したジョナサンはロンドンに戻るが、そこでドラキュラ伯爵もロンドンに渡って来ていたことを知る。

その後、ヘルシングと出会ったジョナサンはドラキュラ伯爵がミナを奪おうとしていることを知り、アーサーたちやヘルシングと共にドラキュラ伯爵に戦いを挑むことを決意する。





ドラキュラ伯爵と、ミナのロマンスを中心としながら原作に忠実な映像化となっている。

キアヌ・リーヴスもジョナサン役で出てるけど、主役はゲイリーなので、カテゴリーはゲイリーの方にしました。

ひじょうに映像が美しく、ミステリアスでドラマチックで、エロチックな映画。
衣装も素晴らしい。
お城も素敵。

いわゆるホラーとして有名なグロテスクで恐ろしいドラキュラとは違って、こちらは悲しい物語。
偽の情報により自分が死んだと言われた妻が自殺してしまったことにより、神を呪い、みずから吸血鬼となってしまった哀れで悲しい男の愛と復讐の物語だ。

そこにはぞっとするような恐ろしい話は皆無。
どこまでも孤独で、愛した妻のことが忘れられないでいる男がいるだけ。

この映画がとても好きで、感化されて詩も作ったことがあるぐらい。
以前このブログにも載せたけど(;^_^A

とにかく、ゲイリーの切ない愛情が狂気じみていて悲しい。
ある意味純粋でもある。

ジョナサンはどこか頼りなくて、ちょっと情けない雰囲気の青年。
そりゃ、情熱的で孤独なオーラをまとっている伯爵に心奪われるのも無理はない。
ミーナはジョナサンよりも伯爵に想いを寄せるようになる。



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伯爵の衣装も凝ってて素敵。



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ちょっと頼りない青年、ジョナサン。


アカデミー賞を受賞するだけあって、衣装やメイクなどはさすがのクオリティ。
闇にうごめく存在だからこそ、あの真紅のガウンが効き、伯爵の高貴さも表現されている。
ルーシーの白いドレス、ミナの緑色のドレス、夜中にふらふらする女の子ふたりは体のラインが微妙に透けるオーガンジー。
みんな綺麗で、作品世界を引き立たせている。
世界観といい、ゴシック調の様相といい、とにかくメイクも込みで素晴らしい。

ドラキュラという古くから伝わる怪物を使って、エロスとタナトスを描いたコッポラ。
悲しくも美しい。

セクシーなゲイリーとラストの愛故の葛藤は良かった。
ミナが惹かれてしまうのも分かる。
私も断然ジョナサンよりもドラキュラに惹かれてしまうもの(笑)

ホラーというより、ゴシックラブストーリー。
妖しい雰囲気もたっぷり味わえる大人向けの物語だ。
とにかく悩めるゲイリーはセクシーで美しい。

ホラーでない数少ないドラキュラ伯爵の純愛物語を見たいならまずこの作品を味わうべきだ。
妖しさと切なさとそして孤独な愛。
最期は切ないけど、映画としては素晴らしいので是非!






一言お断りを。
実は今、ひじょうに忙しい毎日でして・・・。
コメント頂いた方々にはお返事できなくて大変申し訳ありません。
壱日も休みがない状態でして。
仕事が休みの日には資格取るため、学校に行っています。
勉強も、まあ、しているのでそれだけで精一杯の毎日です。
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なので、あまり自分のブログを見返す時間もなくて。
コメント頂いた方には申し訳ないですが、お返事はまだしばらくはできないことをどうかご了承ください。
宜しくお願い申し上げます。

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        冬灯

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