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「第15回台北国際冬季旅行展」が12月27日から12月30日までの三日間、弊社オフィスのある台北世界貿易センタービルの一階で開催されました。会場に潜入取材をしたので、その様子をお届けします。
今回のイベントは冬休みや春節を使った連休の旅行計画に最適。連休を使って旅行プランを計画したい人が多く来場しました。約100社の旅行代理店、クルーズ会社、有名ホテルなどが一堂に出展をしており、特別価格で国内外の旅行プランやグルメ、リラクゼーションなどの体験をその場で購入できるようになっていました。
どの代理店にも呼び込みがいて、少し歩けばチラシを渡されたり旅行プランを勧められました。チラシの裏面には旅先で使えるクーポンがついていたりと、お得感を感じさせる工夫があります。旅行会社の社長らしき人がステージ上に登壇し、旅行先の魅力を伝えながら特別クーポンの配布を行うブースが注目を集めていました。日本では見かけたことがない集客方法に驚きの連続です。
その中でも、特に「買一送一」という旅行券の売り方には非常に驚かされ、コスパや安さを重要視する台湾人らしさを感じました。普段は食べ物など実物の商品で見かける販売方法ですが、旅行券でも来るのか…とびっくりしました。日本では頻繁には見かけない販売方式「買一送一」ですが、この売り方はストックをため込み過ぎないので50%オフよりもメリットが多いのではないかと思います。食料廃棄が問題視される日本において、もしかしたら環境への手助けとなるかもしれませんね。
どのブースも自社の売り出したいプランをボードに張り出しており、商品価格を他社と簡単に見比べることができるます。実際にブースに駆け寄って話を聞く必要がないことで、購入のハードルが下がりますね。
多くの来場者が訪れた背景には、様々な要因があります。冬休み、春節が近づいていること以外にも、来場の事前登録をした方には抽選で最大1000元(5,000円相当)の割引を受けられたり、一定の金額を消費した方は抽選に参加できたりしました。
来場者のうち、先着150名には紅包(中国版のお年玉)を配布しており、中には五つ星ホテルの宿泊券や高級ビュッフェエストランの食事券などの豪華景品が当たるチャンスが入っていました。
キャンペーンに誘われて来場した人も多くいたと思います。お得感を強調したプロモーションで当日は自由に歩けないほどの人で賑わいを見せました。
この旅行展の醍醐味といえば、なんといっても旅行プランを特別価格で買えることです。
香港ディズニーランドのツアーが入場券、ホテル、往復航空券がセットで5999元~(30,000円~)、シンガポール行きパッケージツアー4日間で14,500元~(72,500円~)と非常に安く売られていてついつい私も行きたくなりました。
日本は台湾からの距離が近く、旅行先として人気です。日本商材を扱うブースには多くの人が集まっていました。沖縄や東京、大阪が観光地として人気ですが、桜の名所を巡ったり、和服の着付け体験など文化的体験をメインとするツアーも多く見かけました。円安が進む今だからこそ、日本観光が以前よりも注目されています。
同日、旅行展だけではなく、べジタリアン向けの博覧会やジュエリーの博覧会なども開催されていました。会場は旅行以外にも、様々な目的を持つ人々で賑わっていました。
べジタリアン向けの博覧会では、軽食を販売していたり、台湾茶や燕の巣などの特産品を紹介するブースもありました。試飲のために列を作って並ぶほど人が集まっており、台湾人の健康意識を感じました。
旅行プランを一通り決めたら、気分転換として違う会場を見に行くのもいいですね。
ジュエリーの博覧会を覗いてみると、ダイヤや金銀に輝くアクセサリーよりも、赤珊瑚やオパール、翡翠などの鉱物に関心を示す人を多く見かけました。
そのように会場は何時間滞在しても飽きずに楽しめそうな空間でした。本来の目的とは異なるが、新たな商品に出会えた人もきっといたのではないでしょうか。
いかがでしたか?
今回は私にとって初めての取材で、日本とのギャップに驚くことばかりでした。台湾人の消費傾向や集客方法を多く学べました。こういったイベントを上手く使えば、よりお得に旅行を楽しめるので学生にも嬉しいですね。
弊社では、今回のようなイベントブースの設営・運営のお手伝いも承っております。以前には台湾最大の旅行展「ITF台北國際旅展」で日本から出展したクライアント様に代わりステージに登壇し観光地を紹介したり、呼び込み、パンフレット配布などを引き受けました。
また、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを活用した周知拡大も行っており、ウェブマーケティングに関するサポートにも対応可能です。
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台湾のICT分野のシンクタンク「資策会産業情報研究所(MIC)」が、2023年10月‐12月に、台湾のSNSプラットフォームとメッセージアプリの利用者行動調査を行い、今年11月にその調査結果を発表しました。
本日はこちらの調査資料を参考にブログを書き進めていこうと思います。
台湾では従来からFacebookの利用者が多い傾向があります。近年、InstagramやTiktok、Threadsなど他SNSプラットフォームの利用者が増えていますが、最新の調査によると、Facebookの利用者は7割で首位となり、台湾では依然としてFacebookの利用者が非常に多いことがうかがえます。日本で利用者が減っているFacebookではありますが、台湾での影響力は依然健在です。
カケハシでは、このような台湾で多くの人が利用するSNSプラットフォームを活用し、台湾向けにクライアントの商材の宣伝、情報発信をするお手伝いをしており、そのうちFacebookでの発信が半数以上を占めています。
Facebookに限らず、Instagramなど他媒体の運用代行も承っており、SNSプラットフォームでの広告配信で、SNSアカウントを盛り上げたい、商材の購買促進をしたい、という企業のご要望にお応えできます。
さて、4位と5位に入ったPTTとDcard(ディーカード)というSNSプラットフォームは、日本では聞きなじみがないかもしれません。こちらは台湾の10代〜40代が利用している匿名掲示板サイトで、トレンド、芸能、キャリア、美容、グルメなどありとあらゆるトピックがあり、日々、一般ユーザーから発信される情報が錯綜しており、消費者の最新の声、口コミが集中しています。
以前Dcardを活用した台湾向けSNSマーケについてのブログを書いております。このブログでは、台湾の若年層に支持されているDcardとは一体なんなのか、Dcardを活用したPR手法を紹介しています。
ご興味のある方は是非ご一読ください。↓↓
「台湾の若年層向けSNSマーケ Dcardを活用したPR手法について」
MICの調査によると、世代ごとに使用するSNSプラットフォームには違いがあり、18〜25歳ではYouTubeとInstagramの利用率が60%を超えており、特にInstagramの利用率は全体平均を大きく上回っています。
一方、台湾で最大ユーザー数を誇るFacebookでは、35歳を境に利用率に差が生じており、18〜35歳の利用率が60%を下回っているのに対し、36〜65歳の利用率は約75%に達しています。
ユーザーがSNSプラットフォームを利用する主な理由上位3位のうち、「エンタメコンテンツの視聴」が「友人や家族との交流」を上回り、首位となりました。さらに、第3位の「ニュース情報の取得」は前年より割合が拡大しており、SNSプラットフォームは従来の「ソーシャル・コミュニケーション中心」から、「総合的な情報受信の場」へと変化していると産業アナリストの洪齊亞さんが分析しています。
台湾のユーザーが最も頻繁に利用するメッセージアプリはLINE(87%)とMessenger(24%)の2つです。18歳〜35歳ではLINEの利用率が36歳〜65歳より約10%ほど低い一方、18〜35歳ではMessengerの利用率(34%)が36〜65歳より10%以上高くなっています。
LINEは従来の「ソーシャル・ビジネスツール」から「消費ツール」へと進化しており、友人や家族との連絡(76%)が依然として最大の利用目的ではあるものの、その割合は前年より減少しているといいます。消費ツールの側面でみると、近年LINE Payといった電子決済、ショッピング、業者向けのビジネスアカウント、ポイントカードといった機能を拡張し、現に徐々に普及しています。
ユーザーが毎朝起床後に最もよく情報を得る手段として、上位2つにメッセージアプリとSNSプラットフォームが挙げられています。
全年齢層で最も利用されているのはLINEのグループチャットですが、2番目は年齢層によって異なっています。
例えば、18〜25歳では2番目に多い手段がInstagramの閲覧(44%)である一方、56〜65歳ではLine Todayでニュースを読む割合が全年齢層の中で最も高い結果となりました。
起床後に選ばれる情報閲覧の手段は、ユーザーが重視する情報の優先順位を反映しているといいます。特に35歳以下の世代は、SNSやメッセージアプリに注意が向かいやすく、ニュースの取得もSNSプラットフォームを通じて行う傾向があり、複数の行動を単一のプラットフォームに集約する利用スタイルが見られます。
上記を踏まえると、台湾でLINE広告を実施することは、朝一に情報を伝達できる優位性があります。うまくユーザーの興味を引くことができれば、口コミ拡散につながります。広告配信の競争が激しいプラットフォームとはなりますが、周知拡散には有効的と言えるでしょう。ほかにも、プレスリリースを発信し、Line Today上にニュースを配信するメディアを含む各ウェブメディアへ伝えたい情報を配信してもらうといった手法も考えられます。カケハシではこれら全般の提案も可能です。
メッセージアプリとSNSプラットフォームの人気なコンテンツ形式では、上位3つの動画形式は前年よりも割合が増加しており、ライブストリーミングは前年の5位から3位にランクアップしました。一方、4位と5位のテキストやインフォグラフィックは、順位も割合も前年から低下しています。
18〜25歳と26〜35歳の若年層は「ストーリー投稿」を特に好み、利用度はそれぞれ55%、46%に達しました。また、SNS上のインフィード広告に関して、半数以上のユーザーが「1分以内で読み終えられる内容」を好む傾向にあり、次いで「10文字以内のキーワード」を好むといいます。これにより、消費者のテキストや画像を読解する集中力がますます脆弱化していることが示されています。
投稿文のトンマナや、画像、ショート・リール動画にはそれぞれ台湾人が好む傾向があり、日本と共通する部分もあれば、日本では見られない要素も存在します。本格的に台湾向けにSNSを運用したい場合は、台湾を良く知る担当者が必須となります。
ユーザーが関心を持つライブ配信のジャンルトップ5は上位から「レストランやグルメ」、「日用品」、「ガジェットや家電」、「旅行プラン・ホテル・航空券」、「金融・資産運用」という順でした。ライブコマースを視聴する際、ユーザーが好むプラットフォームの上位3つはYouTube(39%)、Facebook(33%)、Shopee(17%)です。
さらに、購買意欲を高める要因として挙げられたトップ5の中で、最重要視されるのは「商品が十分にお買い得か」「ニーズに合っているか」の2要素が同率一位でした。その次に「配信者の解説が丁寧か」「理にかなっているか・誠実であるか」「配信スタイルが面白い」などが続きます。
年齢層による関心の違いも見られ、18〜25歳は配信者に関連する要素、例えば配信スタイルや個性をより重視する一方、46〜55歳は商品そのものに注目する傾向があります。また、配信中の抽選会、ゲーム、質問回答などインタラクティブな要素への関心は、特に若年層が重視し、年齢が上がるにつれて低下する傾向があると調査結果が出ています。
台湾のインフルエンサー(KOL、KOC)の中には、ライブコマースや共同購入(團購)を企画実施し、企業の商品を販売する方もいます。カケハシは台湾現地に根ざして10年以上になり、マーケティング業界で培ってきたノウハウがあります。台湾人向けのSNS運用代行や、インフルエンサー(KOL)施策、ウェブ広告、メディアバイイングなど、インバウンドに特化したサービスを展開しています。
「商品を台湾向けにPRしたいけれど、なにが適しているか分からない」とお悩みでしたら、簡単なご相談でも大歓迎ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。お問い合わせはコチラから。
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2025年1月1日アップデート
「台湾ブロガー/インフルエンサーを使った集客PRってどうやるの?」
台湾でブロガーやインフルエンサーを活用した集客PRを行うには、認知拡大、エンゲージメント促進など、目的に応じたアプローチを検討し、ターゲット層の年齢や性別、興味関心を詳しく分析します。
その上で、ターゲットにマッチするインフルエンサーを選定し、影響力やフォロワー属性、投稿内容の一貫性を確認して選びます。
PR例として一般的なのは、台湾で影響力が高い人気ブロガーに日本の観光を体験訪問してもらい、その体験内容を自身のブログやFacebookなどで発信してもらうことです。
「KOLとは?」
KOL(Key Opinion Leader) とは、特定の分野で消費者の購買意志決定に強い影響力を持つ人物のことです。
SNSやブログ、動画プラットフォームなどを活用して活動していることが多く、マーケティングやプロモーションにおいて重要な役割を果たします。
この言葉は日本では馴染みがない言葉かもしれませんが、台湾や香港ではよく使われる言葉です。
ここで覚えておきたいのは、KOLはインフルエンサーとは異なり、フォロワー数だけでなく、その専門性と深い知識が重視されます。
台湾では特に美容、グルメ、旅行などの分野でKOLが活用されており、商品の認知拡大や信頼性向上、消費者との関係構築において欠かせない存在となっています。
KOLの紹介をしたところで、もう一つ知っておきたいKOC(Key Opinion Customer)という言葉があります。
KOCとは、その名の通りカスタマー(一般消費者)をあらわしていて、一般消費者の立場で商品やサービスを実際に使用し、リアルな感想や口コミをSNSやレビューサイトで発信するお客様のことです。
KOCは、インフルエンサーやKOLとは違い、一般消費者の感覚により近い発言をするため、もっと身近で親しみやすい存在として多くの人に共感されやすいのが特徴です。
なぜこんなにもブロガーが人気なのか、それはリアルな体験を基に親しみやすく信頼性の高い情報を発信することで、読者との共感や繋がりを生み出しているからです。
SNSやブログを通じて日常やリアルな体験を共有することで読者にとって身近な存在となり、情報がより受け入れられやすくなります。
台湾では、消費者の「口コミ」の影響が大きいです。そのため、同じ消費者目線で情報を発信するブロガーが人気が高いと考えることができます。
また、日本と違う点として、検索した際に公式サイトよりも上に人気ブロガーのブログが表示されることもあるのが台湾のブログの強みです。
ブロガー名:衝日本 しょうにほん
Facebookファン数:約18万人
日本旅行全般を専門とするブロガー。
観光スポットから、食べ物、ショッピングなど日本に 関するものを発信している。
子供がいるため、親子で楽しめるスポットを紹介することも 多い。
グルメ+旅行のまとめ記事が多く、ファンからの信頼が高いのが特徴。
30〜40代の女性ファンが多い。
衝日本さんは旅行で日本各地を訪れておりますが、今回は一つの例として、衝日本さんの北海道での体験ブログを基に話していきます。
北海道を訪れたブログの中で、最北端のスポットをまとめたブログや、道東のスポットをまとめたブログがあります。
ただのまとめブログではなく、台湾人読者が気になるようなワードやスポットなどを入れ込んでいます。
網走監獄や天に続く道、カニの爪オブジェ、利尻島でのウニとり体験など台湾の方が関心を引くようなスポットを体験、シェアしています。
ブロガーが日本での体験を終えて台湾に帰国した後、自身のFacebookやブログを使って記事を発信してくれます。
台湾では、2024年現在、国民の2人に1人がFacebookを利用しており、老若男女問わず日常的に使用されています。
ブロガーたちは、ブログだけではなく、Facebookでもファンを獲得しているため、Facebookで体験内容や、ブログのリンクの二次拡散をすることによって、より多くの人に情報を拡散することが可能です。
今回紹介した衝日本さんの北海道のスポットをまとめたブログでは、スポットの位置関係を分かりやすくまとめた地図を載せています。
また、地図や現地のスポットの紹介だけではなく、現地での移動方法や本人が体験してきたことが分かる写真などをシェアしており、非常に身近に感じられるブログを発信しています。
このような旅行者に寄り添った内容をシェアすることで、インバウンド観光客をさらに増やすことが可能だと考えられます。
日本のことを発信しているブロガーの読者は、皆さん日本に興味のある方たちですので、日本への関心の高さ、確実に台湾人にアプローチできる、という面でブロガー施策は、台湾に向けてプロモーションをする際には非常に有効な方法です。
台湾人に向けたインバウンド集客を行いたい企業は、ブロガー施策も視野に入れてみてはいかがでしょうか?
ブロガー施策についてお問い合わせがある方、カケハシが承ります。
お気軽にご相談ください。
「台湾ブロガーを使った集客PRってどうやるの?」
2015年夏に台湾ブロガーが関西を訪問した事例を紹介しながら、
具体的にそのメリットや効果について一部公開したいと思います。
ブロガーを使ったインバウンドPR例として、一般的なのは台湾でフォロワー数が多くかつ
影響力が高い人気ブロガーに日本の観光を体験訪問してもらい、その体験内容を自身のブログや
FacebookなどのSNSで発信してもらう事です。
(その他Web媒体とタイアップして二次拡散させる方法などもあります)
弊社の過去の記事で、台湾人をターゲットにしたインバウンド集客の広告手法の一つに、
ブロガー施策の費用対効果が高いというお話をしました。
台湾ではなんと毎日約3人に1人が何かしらのブログを閲覧しているそうで、
その中でも、特に日本の買い物情報や日本の観光スポットを紹介した記事がかなり増えています。
詳しくはこのブログをご覧ください。
5.観光庁のデータを見てみる
「台湾に限らず中華圏の方々はマスを信用しない傾向にある」
日本人はその逆で、TVや新聞を鵜呑みにしすぎる傾向がありますが、中華圏の方々は歴史的環境などあり、情報を疑って見る傾向があります。
日本政府観光局(JNTO)がデータを開示しています。
日本に旅行に行く際に、何を情報源にして、泊まる場所、食べる店、買うお土産、体験するエンタメ、アクティビティなどを決めているか?
その中で「ブログ」と答えた方が圧倒的1位となっております。
引用元:日本政府観光局(JNTO)データより 訪日外国人の消費動向 平成30年1~3月
そんな中、「消費者の代表者のような形で」現れたのがブロガーさんです。
マスを信用しにくい中華圏の方々にとって、同じ消費者の目線で書くブロガーさんに信頼が寄っていくのも納得ができます。
中華圏は「知人や親友からの口コミ」の影響力も強いとよく言われるのもそんな背景があるからでしょう。
台湾インバウンド集客を目的としたブロガー施策を実施するにあたって
重要な3ステップがございます。
①ブロガーの選定
②体験の内容
③発信する媒体とその親和性
これから順を追って各ステップに何をするのかを紹介したいと思います。
①ブロガーの選定
台湾には様々なタイプのブロガーがいます。
例えば若い女性から支持を集めているファッションブロガーや台湾国内の旅行情報に強い旅ブロガー、逆に海外の旅行情報に強い海外旅行ブロガー、グルメブロガーなど
日本でも話題の「料理のレシピ系」や「子供のためのお得な情報」を発信している親子(ママ)ブロガー。家庭用ゲームや、スマホゲーム、PCゲームなどに強い、ゲーム&3Cブロガーなどなど。
この様に、ブロガーと一言でいえど多様にございます。
そのため商材や目的に合うブロガーに協力を要請する必要があります。
今回の旅は、「レンタル着物」「ショッピングモール」「買い物しやすい立地の良いお洒落なホテル」「カフェ」「バー」「若者に人気のお洒落なレストランバー」「遊園地」など、若者をターゲットにする施設をメインにお仕事させていただきました。
そのため台湾の若い女性でかつ色んな角度から支持を集めている3人のミドルクラスのブロガーを最終的にチョイスしました。
ブロガー YUI
①Yui
月間PV数:約50万PV Facebookファン数:36404人
Facebookエンゲージメント率:平均10%
日本でいう「ざわちん」のような、化粧モノマネでTV、雑誌、広告出演もしている旅&コスメブロガー。日本語も話せる事から、日本への興味も高く、情報を丁寧に把握した上で投稿ができる。文章も端的でわかりやすく、画像加工なども上手に使い表現する。30代の女性ファンが多い。
ブロガー 蘋果
②蘋果
月間PV数:約60万PV Facebookファン数:56598人
Facebookエンゲージメント率:平均11%
元々小学校の先生なのでイメージが良く、文才があり写真のセンスも良い。7割のファンが女性。
ブロガー Grass
③小草 Grass
月間PV数:約40万PV Facebookファン数:95380人
Facebookエンゲージメント率:平均14%
2013年「KUSA」という名前で日本で歌手デビュー経験があり、日本語も流暢。日本の若い人の文化や流行にも敏感で詳しいので、ファンも日本に興味のある人が多く集まっている。自身のファッションやコスメ情報をブログに載せているため、若い女性の読者が多い。
3名とも台湾ではミドルクラスのブロガーではありますが、
どのブロガーも個性が強く若者の中でも棲み分けてファンのセグメントがうまくされているブロガーさん達です。
②体験の内容
では実際に上記3名のブロガーが関西地区を訪問した様子を紹介します。
今回ブロガーが訪れたのは関西地区の大阪、京都。
USJ、道頓堀、清水寺などの定番観光地から、台湾人を旅心をくすぶるコンテンツを選定しています。
③発信する媒体とその親和性(Facebook、ブログ、その他メディアなど)
ブロガーの訪日体験が終わり台湾に帰国した後は、ブロガー自身のFacebookとブログを使って記事を発信してくれます。
台湾ではFacebookのアクティブ率が世界一位となっており、老若男女問わずFacebookが日常的に利用されています。
ブロガー達はFacebook上にも多くのファンを抱えているので、よりたくさんの台湾の人に情報拡散が可能になります。
また今回の関西訪問のブログはDay1、Day2などのように日別で記事を分けて投稿を行いました。
施設(クライアント)毎に記事を作成すると、「情報が点」になるため「わかりにくく」効果が最大限発揮できません。
Day1は大阪梅田周辺、Day2は京都河原町周辺など、地域エリア毎にテーマをうまく切ることで
「点ではなく面で」発信することで、旅行者にとっても見やすい記事になります。
日本では外国人によるインバウンド観光客をどんどん増やそうとする取り組みが加速しています。
その中でブロガーを活用したプロモーションはその「わかりやすさ」と「拡散性」の高さから
今後も注目を集めていくことでしょう。
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初めまして、私は2024年6月からインターンに参加したキムラと申します!12月末をもってカケハシでのインターンを終了するので、今回はインターンで学んでことや、台湾での生活、私自身についてお話ししていきます!
まずは私が台湾に来ることを決めた経緯を簡単にお話しします。
私は、2024年1月に北京にある国立大学を卒業後、そのまま台湾へワーキングホリデービザを利用して渡台しました。私は華僑のハーフで、元々中華圏には関心が高かったのですが、本格的に中国語を学び始めたのは大学からでした。大学では国際貿易経済を専攻し、経済学やマーケティングなどを中心に学んでいたのですが、学んでいく中で、中国のマーケティングや、その地域の文化に興味を持ち、もっと地域それぞれのマーケティングを知りたいと思うようになったことが最初のきっかけでした。
大学での経験を通して、いつか中国大陸以外の場所でも、その地域の文化やマーケティングなどいろいろな事を学んでみたいと考えるようになり、その時パッと思いついたのが「台湾」だったんです。中国語も使える環境で、親日でもある台湾はどんな所なんだろう?と思い、長期滞在ができるワーキングホリデービザを利用して台湾に行くことを決めました。
卒業も近く就職する選択肢もあったのですが、社会人になるとなかなか長期で海外に行くタイミングがないとよく耳にしていたので、「人生1度きりだし経験したいことは経験できる時にしておこう!」の精神で決意しました。
私は台湾のマーケティングや文化に興味を持っていたので、せっかくだったらその分野を深く知れるような環境で働きたいと考えていた所、インターネット上でカケハシがインターン生を募集しているのを見かけたのが、カケハシとの出会いでした。
カケハシって一体どんなことをしている会社なの?と気になっている方もいると思います。カケハシはインバウンドに特化した広告代理店で、旅行、食品、アパレル、イベントなど幅広い分野を取り扱っています。社員さんは台湾人と日本人が50%ずつで、日々日本語と中国語が飛び交うグローバルな環境が魅力です。社長の秋山さんをはじめとした、社員のみなさんはとても優しくて、丁寧に業務を教えてくださるので、毎回安心して業務に取り組むことができました。
私がインターンで行った業務は主に、
– クライアント様のFacebook・Instagram運用、企画から記事作成(中国語)、広告運用まで
– 翻訳作業(中国語→日本語、日本語→中国語)、案件ブログ記事やウェブサイトの翻訳など
– 台北経済新聞の取材の同行、取材のアポ取り、記事作成
– 展示会の取材、カケハシブログ記事作成
– クライアント様に提出するレポート/資料の作成
– クライアント様とのミーティング、新規打ち合わせ参加、議事録作成
– インターン報告、最新ニュース/マーケティング事例探し、報告資料作成
– KOL/KOCマーケティング、クライアント様に提出する資料作成、依頼メール作成
– 日本向け 社内TikTok運用
などです。
日本向けの社内TikTok運用はインターン生が主体となり今期から新たにスタートした企画で、主にインターン生のカケハシでの業務や台湾の生活、役立つ情報、台湾と日本に関するエンタメコンテンツなどを発信しています。また、社長の秋山さんや社員さんからアドバイスを頂きながら、私の強みでもあるSNS運用や動画編集のスキルを活かして、メンバーの動画編集技術の向上などにも尽力しました。
取材に同行し、ドラゴンビューティーズやリンシャンの取材記事の作成、カケハシInstagramにてリール動画の作成をしました。
旅行系にしても、食品系にしても当然ターゲット層やマーケティング方法は異なりますが、カケハシでのインターンを通して、台湾人の傾向や台湾で好まれるマーケティング方法などを学ぶことができました。まさに当初私が学びたかったことを学ぶことでできました。
例えば、Facebookで広告をするにも、台湾でのFacebookのメイン層は40〜50代なので、メイン層に刺さるような記事構成や写真の選定が必要になります。他にも、日本旅行をする台湾人の最新トレンドや傾向を把握した広告作成など、各コンテンツにそれぞれの最適なマーケティング方法があります。
私がカケハシでのマーケティングを学んでいく中で印象的だったのは、台湾人の旅行先で北海道が東京に負けず劣らずの人気であること、台湾人に一番人気な日本のノンアルコール飲料は牛乳であること。これらは台湾の年中通して暑い気候や、日本製品の品質に対する信頼などが関係しています。
その他にも言い出したらキリがありませんが、とにかく毎日が発見の日々でとても有意義な時間を過ごすことができました。
カケハシで様々な業務に携わらせていただく中で、私が特によかったと思う点は、広告業界を通し幅広い視野でインバウンドや台湾の文化などを知れたことと、自発的に台湾や物事について調べる習慣がついたことです。
また、クライアント様との定例報告会に参加させていただくなど、社会人としてのマナーや言葉遣いなども日々勉強させていただきました。
その他にも、社員さんが率先して私たちインターン生が自発的に発言できる環境を作ってくださったおかげで、自身が新たに取り組みたい業務や興味のある分野に挑戦させていただく事ができました。私の見解や分からないことに対しても親身になって聞いてくださり、とてもいい環境で学ぶことができました。
北京にいた頃は学生寮の二人部屋だったので、台湾が初めての一人暮らしだったんです。私の性格上物事をポジティブに捉えるので、不安よりワクワクの方が大きかったことを覚えています。
しかし台湾での一人暮らしは想像より大変な事ばかりで、最初の方は台湾の気候や生活スタイル、手続関係等に躓くこともたくさんありましたが、今となっては全てがいい経験だったと思っています。
私はインターン以外の時間に、週に3〜4日ほどBARやカフェでアルバイトをしていました。実際に台湾でのアルバイトは、仕事探しから面接、業務など日本とは異なる形式ばかりで新鮮でした。
例えば、私が勤めていたカフェでは、面接前に2時間ほど実務トライアルを受けてから面接を受けました。ワーキングホリデー先として人気なオーストラリア、カナダなどでは実務トライアルを見かけることはありますが、まさか台湾にもそのような形式があることを知り驚きました。もちろん全てがそのような形式ではなく、面接だけの場所もたくさんあると思います。
休日は、私は台湾料理とコーヒーが大好きで、よく台湾人の友人とカフェや夜市に行ったりしています。他にも私の周りは海外に興味のある友人が多く、日本や他の国からもたくさん友人が遊びにきてくれました。そのおかげというか、そのせいというか短期間の間に九份に7回も訪れました。(笑)
台湾の夏は雨が多く大苦戦していましたが、逆に冬はそこまで寒くないのでとても過ごしやすいです。台湾グルメはとにかく美味しいものがたくさんあって、特に私が好きだったのは、臭豆腐と豆花(トーファー)です!日本ではなかなか食べる機会がないですし、本当に美味しいので、台湾に来た際はぜひ食べてみてください!
カケハシでのインターンを通して、台湾の文化や台湾でのマーケティング、社会人としてのマナーなど本当に多くのことを学びました。カケハシで学んだ多くのことを今後に活かせるように私も努力し続けていきたいと思っています。社長の秋山さんをはじめとした社員のみなさんが本当に素敵な方達で、私にとっても非常に貴重な時間になりました。
カケハシでのインターンが気になっている方もいると思います、「人生1度きり、やりたいことに挑戦しよう」の考えでやりたいを実現しましょう!
また、台湾での生活は、慣れないことも多々ありましたが、人の温かさやご飯のおいしさに感動した1年間でした。ただの旅行では見えないものが、台湾に住んでみるとたくさん経験できるのでぜひ台湾に住もうと検討している方がいましたら、前向きに検討してみてください!
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こんにちは!カケハシでインターンをしていた宮野です。
私の趣味は、小学校から続けている野球とスポーツ観戦です。野球はプレーするのも見るのも好きで、特に阪神タイガースを応援しています!地元の球団ということもあり、子どもの頃からずっと応援していて、試合を観戦するときはいつもワクワクします。それ以外にも、SNSを見るのが好きで、YouTubeやTikTokで面白い動画や役に立つ情報を探すのが日課になっています。いろんなジャンルの動画を見るのですが、特にスポーツの動画やYoutuberの動画を見ています。
私は大阪の大阪市で育ちました。大阪らしい明るくにぎやかな環境で育ったおかげで、人と話すのはとても好きです。高校まで大阪で過ごし、その後、中国語を本格的に学びたいと思い、台湾の4年制大学に正規留学しました。
台湾での大学生活
台湾の大学に進学して一年目は、中国語を勉強していたにも関わらずやはり言語の壁がありました。しかし台湾人の友達たちはとても優しく、課題などを手伝ってくれたり、分からない事があれば教えたりしてくれました。
二年目の時に英語学科に転科することを決めました。理由は一年生の時は体育学科で周りの友達は体育の先生を目指したりしていました。将来のことを考えたときに英語は必ず僕を助けてくれると思ったからです。体育学科の友達と離れるのは寂しかったですが頑張ろうと決めました。
英語学科に入った時は、英語を中国語で説明したり授業のレベルが高くなり、なにを言っているのかよく分からなかった事を今でも覚えています。
しかしここでも2年生から転入してきたにもかかわらず、友達が助けてたりしてくれたので、とても友達に感謝しています。
無事に三年間で英語学科を卒業する事が出来ました。
大学を卒業後、日本に帰って就職するか迷いました。しかし私は台湾の事が好きになっていました。マーケティングに興味があったので台湾でマーケティングを学ぼうと思い大学院に入学しました。大学院の授業は大学の授業のレベルとは全く違うということを今でも覚えています。大学院では私の学びたかったマーケティングとは少し違いました。さらに大学院在学中に「台湾で働く!」と決心していました。なので大学院を辞めて、ワーキングホリデーのビザで台湾に来ました。
ある日、TikTokを見ていると、「台湾でインターンするならカケハシ」という動画がおすすめの動画に出てきました。自分でカケハシについて調べて、自分の興味があるマーケティングを学べると思い申し込み、カケハシでインターンすることに決まりました。
・インターンでは主に次のような業務を行っていました。
・クライアントのFBやIGの運用代行
・クライアントとの会議や運用代行の報告
・インフルエンサーに見積もり依頼メール作成
・カケハシブログ作成
・インターン動画(TikTok)の投稿(台湾のおすすめグルメやよく使う中国の紹介)
・台北経済新聞の取材、同行
・FBやIGの数値結果からなぜ伸びたのか伸びなかったのかの考察
などといった業務です。ほかにもまだまだありますが、カケハシではたくさんの業務がありました。
ITFにも参加させていただきました。ITFとは台湾観光協会が主催し、毎年台北南港展覧館で開催される台湾最大級の旅行展イベントです。会場では多くのホテルやレストランなどのお得情報を得ることができ、たくさんのお客さんがいてとても賑わっていました。そこでは、台湾人の需要など台湾人にどのような施策が刺さるのかを学ぶことができました。ITFに潜入したブログの作成もさせていただきました。普段、文章を書く機会があまりないので少し難しかったですが文章力をつけることができました。
学んだことはたくさんありますが、カケハシでは普段使わないようなビジネスでも使える中国語を学べることができました。大学の4年間で友達との日常会話や生活する上での中国語は学びましたが、カケハシでは台湾のインフルエンサーや台湾現地企業の提携先とやりとりする際にビジネス中国語を使ってメールを送信します。ビジネスの中国語はとても難しく、普段使わない表現などの中国語が出てきて、自分の中国語はまだまだダメなんだと思い、初めは正直作成するのは苦手で逃げ出したかったです。(笑)しかし私は今後台湾で働いていくには必ずビジネスの中国語が必須になってくると思うので自分のために頑張りました。自分の中国語はまだまだですがこれからもっとたくさんの中国語を学びたいです!
ほかにもFBやIGではどのような投稿が台湾の方に刺さるかなども学ぶことができました。FBやIGの数値結果からなぜ伸びたのか伸びなかったのか考察を通してどのような投稿が受けが良いのか学ぶことができました。私は数値結果を見て考察するのが好きで月一回の考察の日を楽しみにしていました。社員の方からもアドバイスを貰い新たな視点から考察することができたので、考え方の幅が広がりとても勉強になりました。
半年間という短い間でしたが、とても有意義な時間を過ごせました。これからどんな仕事をしていくか分かりませんが台湾で働いていく上でカケハシでインターンしたことが必ず力になっていくと思います。台湾で働いていくことは決して簡単なことではありませんが、挑戦してもっと自分自身が成長できるように頑張ります!
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台湾最大の旅行展「ITF台北國際旅展」が、11月1日から4日まで台北南港展覧館で開催されました。
今年は前日に台風が直撃し、開催が危ぶまれましたが、無事に予定通り実施されました。
総入場者数は36万人に達し、コロナ禍を経た2022年以降、2023年、2024年と着実に増加していることが伺えます。
「ITF台北國際旅展」は、台湾観光協会が主催し、毎年台北南港展覧館で開催される台湾最大級の旅行展イベントです。
1987年にスタートしたこのイベントは、今年で32回目の開催となりました。
会場では、台湾国内外の旅行先、ホテル、レストラン、観光体験、さらにはお土産に関する情報を直接得ることができます。また、限定割引パッケージや早期予約特典も提供されており、来場者はお得な価格で旅行計画を立てることが可能です。
さらに、イベント期間中は多彩な参加型アクティビティも実施されます。各国の文化や特産品を紹介するパフォーマンス、現地グルメの試食、特産品の展示など、来場者は旅行先の魅力を五感で体験することができます。
今年は、111の国と地域から1500を超えるブースが出展しました。特に1階の海外エリアでは、日本のブース(日本館)が全体の約4分の1を占めており、日本旅行への高い需要が感じられました。
【東京一番街】
東京一番街のブースでは、さまざまなイベントが開催されていました。東京一番街で利用できるクーポンの配布や商品の試食、中国語表記の東京一番街地図を数量限定で提供するなど、多くの来場者が楽しめる内容が揃っていました。
中でも特に目立っていたのは、ファンマーケティングを活用したイベントです。台湾でも今爆発的に大人気のキャラクター「ちいかわ」のぬいぐるみや被り物と一緒に写真を撮り、その写真をFacebookにシェアすると、東京一番街で販売されている「シュガーバターの木」をプレゼントとして受け取れるというものでした。このイベントは多くの注目を集め、ブース前には大勢の来場者が詰めかけていました。このような企画により、東京一番街の認知度向上と集客につながる効果が期待できます。
また、ブース内の壁面には、12月から発売予定の「東京ばな奈×コアラのマーチ」の宣伝が大きく掲示されていました。そのほか、東京一番街内にある「東京ラーメンストリート」「東京キャラクターストリート」「東京おかしランド」の写真も大きく展示されており、来場者に各スポットの魅力を伝えていました。
【北海道自治体ブース】
台湾では見られない自然やウィンタースポーツがある北海道は台湾でも大人気な観光地です。北海道の自治体では、北海道をイメージしたデザインが施された半被を着用し、全面的に北海道らしさをアピール。
展示会ではパンフレットを配布し、北海道のウィンタースポーツから観光地、ご当地グルメなどを体験できる旅行プランを紹介。多くの消費者で押し寄せていました。
パンフレット配布の他、クイズ方式を用いて、北海道の魅力を紹介する特典付きの参加型イベントを実施。インスタグラムやフェイスブックの公式アカウントをフォローすると、北海道自治体のマスコットキャラクター「キュンちゃん」のステッカーがもらえるなど、パンフレットの配布だけでなく多くのイベントで賑わっていました。
【札幌市ブース】
日本館の札幌市ブースは、展示会限定の30%オフで購入できるイベント体験やツアーなどを紹介したパンフレットを配布。パンフレットではどれも「どんな体験か」「どれだけお得か」という情報が目立つように配置されていました。その他にインスタグラムやフェイスブックの公式アカウントをフォローで、台湾でも知名度のある白い恋人を配布し、様々な方面から札幌市のPRを図っていました。
【阪神グループ】
阪神グループのブースでは甲子園歴史館、日楽座、六甲山スノーパークなどの紹介や宣伝を行っていました。甲子園歴史館の入場券を購入した方に、数量限定の阪神タイガースのオリジナルユニフォームなどを贈呈したり、今後実際に甲子園歴史館へ訪れた方に、さらにオリジナルキャップを贈呈する施策で、集客数拡大に取り組んでいました。
「ITF台北國際旅展」では、海外ブースだけでなく、台湾国内の観光地や特産品を紹介する国内ブースも充実しています。台北、台中、台南、高雄といった主要都市から、澎湖や金門などの離島地域まで、各地の観光局や地元企業が出展し、それぞれの地域の魅力やおすすめスポット、季節限定の観光プランを詳しく紹介していました。
また、台湾国内のホテルやリゾート施設も多数参加し、地域の特色を活かした宿泊プランや特別体験を提案していました。各ホテルではITF限定の割引商品やクーポン付きプランを提供しており、人気商品を求める来場者で長い列ができるほどの賑わいを見せていました。
例えば、日系ホテル「オークラプレステージ台北」では、エリート客室の平日宿泊券(朝食なし)がNTD17,250からNTD6,299へと64%割引で販売されました。また、ホテル内レストランの割引チケットも100名限定で販売され、多くの注目を集めていました。
入り口付近にブースを構えていた「漢來大飯店」では、サンリオとのコラボレーションルームが59%割引の5,988元で提供され、人気を博しました。同じく入り口近くの「hotel royal 老爺酒店集團」のブースでも、ITF限定のクーポンや商品が販売され、入場開始から少し時間が経っても行列が途切れることがありませんでした。
可樂旅遊(コーラツアー)のブースでは、世界各地の旅行商品が販売されており、旅行展限定価格の商品も多数用意されていたため、多くの来場者で賑わっていました。
特に注目を集めたのは、毎年大人気の「ユニバーサルスタジオジャパンのチケット1枚購入で1枚無料」の特別企画です。このプロモーションは、イベント開催期間中の4日間、可樂旅遊のステージで数量限定で販売されました。
さらに、阪急交通社の破格ツアー商品を先着5組限定で販売するイベントも行われました。加えて、この旅行展限定で20%割引が適用された4つのツアー商品が販売されるなど、魅力的な特典が多数提供されていました。
また、台湾人に大人気の観光地「白川郷の合掌造り」を含む冬限定の「日本北陸5日間ツアー」も目玉商品として登場。このツアーは、旅行展限定の特別価格28,888元から販売され、多くの注目を集めました。
展示会では各ブースごとに、集客策として様々な仕掛けが見られました。例えば地方自治団体の観光ブースでは、実際にVRを利用して消費者に観光地の景色を体験してもらうサービスや、クイズ方式を用いて観光地の紹介や特典の配布を実施。台湾人消費者の趣向に合わせた参加型イベントが多く見られました。こういった手法で配布されるアメニティー目当てに参加するお客さんも少なくなく、賑やかしの常套手段とされています。
多くの消費者で賑わっていた可樂旅遊(コーラツアー)は、台湾でも大人気な日本のアニメキャラクターと写真撮影ができるフォトブースを設置していました。
LINE Payは、目を引く巨大なルーレットを設置し、携帯ストラップや旅行グッズなどを進呈。初日から、ルーレットの特典が在庫切れにより配布終了になるなど大盛況でした。ほかにも、旅行博内での買い物の際に使えるLine Payのクーポンを配布したり、航空券やホテル宿泊券など購入へのきっかけ作りと、Line Payの普及に取り組んでいました。
航空会社のブースでは、飛行機の座席を体験できたり、CAさんと写真を撮れる施策が行われていました。さらにスターラックスは、ITFに合わせて「初めて台北桃園‐神戸線に就航した」というニュースを発表。これからまだまだ日本旅行の市場が高まっていきそうです。ほかにもエバー航空では、サンリオとコラボしていました。サンリオのキャラクターをラッピングした機体を近日発表し、ファンの利用を促しています。台湾ではサンリオはとても人気で、多くの企業とコラボをしています。
ここからは実際にITFに潜入してみて、少し驚いた集客の施策を紹介しようと思います。
まずは、アニメイトやGIGO、ビックカメラなどが共同して出展していた東京都豊島区のブース、ここはUFOキャッチャーを設置していました。非常に目を引く看板である以外に、実際にUFOキャッチャーが体験できるキャンペーンを行っていました。コロナ禍以降、台湾ではUFOキャッチャー店が急増しており、台湾人の興味に合致している施策です。
次にここはトルコの駐台湾オフィス(大使館に相当)ブースで、ハッシュタグをつけてIGのストーリーで投稿したりすると、アイスがもらえるといったPRをしていました。
旅行博では、ポストカードやキーホルダー、お菓子など、小物を配布するのが主流ですが、ここはアイスを配っていたのでとてもトルコらしくて斬新でした。多くの人がアイスを食べるために列をなしていました。
everrichのブースにはなんと台湾のチアガールの人たちがパフォーマンスを披露。everrichとは台湾最大の免税店グループで、台湾に来たことのある方は空港で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。パフォーマンスイベントでは多くのファンの方が集まり、大いに盛り上がっていました。
韓国ブースでも11/2には、味全ドラゴンズで大人気の韓国籍チアガール、イ・ダヘ(李多慧)がゲストとして登場し、盛り上げていました。台湾のチアガールは、日本のアイドルに匹敵する人気で、賑やかしとしては欠かせない手法の一つです。
今回の旅行展では、多くのブースがインフルエンサーを招待し、ステージでトークショーを行うなどのインフルエンサー施策を実施していました。
実際にタイ観光局のステージでは、旅行タレント・ブロガーの艾瑞克/Ericさんが登壇し、タイのエコツーリズムや地域体験、さまざまな旅行についてのトークをしていました。
Ericさんはタレント活動だけでなく、インフルエンサーとして発信もしており、フェイスブックやインスタグラムを通じて世界の旅行情報を発信しています。
以前、カケハシが運用している台北経済新聞にて、インタビューさせていただいたこともあります。
インタビュー記事はこちら↓
『日本インバウンドKOL、俳優、旅行作家などさまざまな顔を持つマルチタレントEric(艾瑞克)さん』
今年も多くの旅行会社、ホテル、航空会社が出展し、各々の方法で特典やサービスを提供していました。会場内には個人客が多いですが、来場者の大半はITF限定で販売される格安の海外・国内ツアーや、ホテル宿泊と航空券がパックになったプランなどが目当てです。
ITFの発表によると、4日間の累計売上が1億元(4.7億円に相当)を突破した可樂旅遊(コーラツアー)は、コロナ禍以降過去最多の2千組以上のお得なプランを取り扱いました。特典別でみると、台湾ではお馴染みの商品購入で一つ無料になる、買一送一(マイイーソンイー)を利用した日本旅行ツアーやアジア旅行のほか、ユニバーサルスタジオジャパンやスカイツリーの体験プランなど、コト消費の特典も多く見られました。
旅行各社の日本行きのツアーをみると、例えば台湾でも高い人気を誇る北海道は4泊5日のツアーで3万〜5万元、東京エリアの東京ディズニーリゾート付きプランは1万元から売られていました。また、二人一組での日本旅行ツアー購入で最大8千元割引になる特典などもありました。
円安の貢献もあり、多くの台湾人が日本旅行へのモチベーションが向上しています。台湾消費者の日本旅行への人気は依然高いと言えるでしょう。
今回カケハシは日本からITF出展のため訪台した、平素より弊社ウェブマーケティング施策のサービスをご利用いただいている、某地方自治体と某商業施設のお手伝いをさせていただきました。クライアントに代わり弊社スタッフがステージに登壇して観光地の紹介したり、ブースでの呼び込みやパンフレット配布のほか、提携したYouTuberを招聘したステージパフォーマンスの手配などを引き受けました。当日ステージは多くの消費者で賑わっていました。
またフェイスブックなどSNSを活用した周知拡大で、出展前からの話題醸成をサポートさせていただいたほか、イベント期間中には弊社が運営する月間PV数2万〜3万のニュースメディア「台北経済新聞」で、特別に取材・報道をさせていただきました。
弊社ではブース設営・運営のサポートから、SNSやウェブメディアを活用した周知拡大など柔軟に対応可能です。
カケハシがお手伝いできること
・SNSを活用し、アクティブユーザーを巻き込んだ出展情報の拡散
・有力ウェブメディアへの記事広告出稿
・イベント期間中、KOLを起用した話題醸成
・自社ニュースメディア、台北経済新聞による取材・報道
・フライヤー、ディスプレイ、Wi-Fiルーターなど備品の手配
・ブースやバックパネルのデザイン (※応相談)
・ブース施工業者との連携、設営当日のフォロー (※応相談)
2025年の「ITF台北國際旅展」は、11月7日から10日に、同じ台北南港展覧館での開催が予定されています。
「来年のITFに出展が決まったが、プロモーションをどうしようか」「パンフレットの作成をお願いできる現地企業はないか」「日本語でアドバイスしてくれる現地企業はないか」などお困りでしたら、ぜひカケハシへお気軽にお問い合わせください。
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今回は弊社オフィスのある世界貿易センタービル1階で行われた、台北国際秋季旅行展(FallTravel Expo)2024に参加してきたので、その様子をお伝えしたいと思います!
今回は9月27日から9月30日までの4日間にわたって開催されていました。本当に様々な会社がこの旅行展に集まっているので、来場者は色々と検討した上で旅行の計画を立てることができます。
しかもその場でホテルの予約、航空券の購入までできてしまいます。たくさんの人がいてとても賑わっていました。今日はどんなブースがあったのかと旅行展について気づいた事、感じたことをお伝えしようと思います。
まず初めにどんなブースがあったのかを紹介していこうと思います。
ほとんどは旅行会社のブースで、航空券やパッケージツアーなどを販売していましたが基本的には日本旅行のプランや、ヨーロッパのプランが多いブースに分かれていました。その外にも客寄せとして割引券などが入った福袋を配布しているイベントブースもありました。
富士山などの人気観光地のほか、北陸や飛騨など地方を巡る旅行プランが販売されていました。
コロナが明けて時間が経ちましたが日本旅行はまだまだ需要があるそうです。まだ私が行ったことのない地方の旅行プランもあり、少し行きたくなりました。
割引券などを配っているブースもありました。そこには多くの人が集まっておりとても賑やかな雰囲気でした。
他のブースに比べて少なかったですが、ヨーロッパのプランが多いブースもありました。多くの台湾人が行ったことのある日本旅行を販売するブースと違い、こちらでは印象付けるために、風景や建造物の写真を多様していた。多くの来場者が立ち止まり、ヨーロッパの写真を眺めていました。
台湾人には日本旅行の需要が高く、富士山や京都などの人気観光地に加え、地方の旅行プランも増えています。特にリピーターが多いため、大阪や東京、北海道以外の地方への関心が高まっています。また、韓国やタイといった東南アジアの近隣国も人気があり、ヨーロッパの旅行プランも見られますが、価格の面で東南アジアほどの需要はないようです。
台湾人はコスパを重視するため、旅行プランでは夕食や温泉チケットがセットになったキャンペーンなどが多くアピールされていました。特に日本や東南アジアの旅行プランは価格が安く、端数価格効果を利用した「900」で終わる設定が目立ちました。ブースでは値段を大きく表示し、安さを強調したチラシも多く見られました。
多くの訪日台湾人はリピーターで、自由に日本旅行を楽しみたいと考える人が多いため、フリープランの需要が高まっています。台湾からの旅行はハードルが低く、気軽に訪れることができるため、今後さらにリピーター向けのフリープランの需要が増えるでしょう。また、香港や韓国など、他の東南アジアからのフリープランも見受けられました。
多くの人で賑わう旅行展は季節ごとに開催されます。
台湾の旅行展に興味がある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、「台北国際秋季旅行展」のレポートでした!
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CAKEHASHIのオフィスがある台北世界貿易センターでは、8月16日から8月19日まで「2024台北国際美容・ネイル・ヘア展」と「2024韓国美容展」という大規模な美容イベントが開催されました。
それに伴い、美容に関するさまざまな展示が集まるこの展示会に潜入してきました!
今回開催された「2024台北国際美容・ネイル・ヘア展」と「2024韓国美容展」では、国内外から102のブランドが集結し、展示ブースの規模は前年を超えて350ブースに達しました。
「2024台北国際美容・ネイル・ヘア展」は、台湾で最大規模の美容関連展示会の1つです。
この展示会では、メイクアップ、ネイル、ヘアケア、スキンケア、SPA商品など、様々な美容アイテムが展示されました。特別割引や周年記念の特典もあり、来場者は多くの美容アイテムをお得に手に入れることができました。
会場では、大きなショッピングバッグやスーツケースを持参する来場者も多く見られました。
商品が販売されているブースでは、様々な商品が特価で販売されていました。例えば、新型のマウスピース型矯正器が定価22,000元から5,000元に大幅割引されていました。
また、スキンケアクリームは1,290元から999元に、フェイスマスクは通常1枚17〜20元のところ、10枚セットで99元とお得に販売されていました。韓国の有名ブランドのフェイスマスクは、定価価格から約50%オフの特価セールを行っていました。
「2024韓国美容展」では、韓国からの最新の美容トレンドや商品が紹介されました。
韓国の美容業界の最前線を体験できるこのイベントでは、トレンドセッターたちが注目するアイテムや技術が一堂に集まり、韓国美容の魅力を直接感じることができました。
会場内には、パーソナルカラー診断を受けられるブースや、実際に商品を試してみることができるブースもあり、来場者は韓国美容の最新トレンドを楽しみながら体験することができました。
私が今回、特に注目したのは、「my:shopper」です。
韓国・ソウルの狎鴎亭にある「my:shopper」が初めて台湾の韓国美容展に登場しました。
「my:shopper」は、多くの韓国芸能人やインフルエンサーがパーソナルカラー診断で利用しており、その品質は高く評価されています。
その他には、ライブ実演によるヘアカットショーが行われ、「WAHL」というブランドが新しい電動バリカンを発表しました。ショーでは3人の人気スタイリストが実際にヘアカットを披露し、1980年、2000年、2024年の各年代を代表するヘアスタイルのトレンドを紹介しました。
「WAHL」ヘアカットショー
この展示会の中には、イベントブースのようなエリアもあり、ガチャガチャを引いて当たりが出たら景品が手に入ったり、クーポンがもらえたりするイベントも開催していました。
イベントブースも多くの人で賑わっており、活気あふれる雰囲気でした!
イベントブースの様子
多くの人で賑わうこの展示会は毎年開催されています。
また、2025年3月27日〜30日には「2025台北国際美容・ネイル・まつ毛エクステ博覧会」も開催されることが決定しています。
美容に関心のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
以上、「2024台北国際美容・ネイル・ヘア展」と「2024韓国美容展」のレポートでした!
この記事は約9分で読めます。
2024年の台湾美食展が8月2〜5日に台北世界貿易センターで開催されました。台湾の食品業、農業、飲食業、地方自治体などがブースを構えたほか、今年も日本パビリオンが設けられました。展覧会来場者数は4日間で延べ10万4,575人と、前年から5.23%増加しました。台湾の食産業の盛り上がりが伺えます。
台北世界貿易センターの上階にオフィスを構えるCAKEHASHIが、今年の台湾美食展の様子をレポートいたします。
初日は現職の頼清徳総統が開幕式に出席しました。「観光立国」を推進し、食を始めとする観光産業に力を入れて、世界での存在感を高めていくと意気込みを語りました。
今年は延べ計600小間のスペースを使用しての開催となりました。
大手ホテルや外食業が並ぶエリアでは、団体向けの宴会料理を提供する「海霸王」がディスプレイし、定価4,500元の団体向けプランを2,500元で限定販売していました。中山にあるホテル「晶華酒店(リージェント台北)」や大直にある「台北美福大飯店(グランドメイフル台北)」も出展し、館内ビュッフェレストランの食事券を販売。
「美食の都」として知られる台南市も豪華なブースを構え、虱目魚(サバヒー)を使った料理の調理実演を行っていました。
美食展で一番盛り上がるのが、料理を購入してその場で食べることのできる「台灣好食館」エリアです。
台湾全土から30店が出店しており、中でもミシュランガイドのビブグルマンに選ばれた「台南鮮蒸蝦仁肉圓(台南風海老のバーワン)」や「翡翠生煎包(野菜入り焼き小籠包)」などが好評でした。日本にも店舗を構える「山海豆花(トウファ)」も出展。ドラゴンフルーツのジャムを使ったトウファが美味しそうです。
お隣には、日本企業や団体が共同出展する日本パビリオン「日本美食館」の姿がありました。内訳はエスビー食品、くらこん、オタフクソース×赤鐵(広島県)、IRIS OHYAMA、石垣市、三旺加旺 TJ Collection(高知県)、キッズキッチン、静鉄ストアとなっています。
エスビー食品はゴールデンカレーの試食イベントを実施。IRIS OHYAMAは和菓子屋「歳時亭」とコラボし、IRIS OHYAMA自社製品の切り餅を使ったみたらし餅どら焼きなどを披露。オタフクソース×赤鐵は昨年に続いて出展。広島お好み焼きをその場で焼き上げて提供します。辺りに広がるソースの香りにつられて多くのお客さんが集まっていました。
今年初出展となった石垣牛は今年8月から台湾へ石垣牛を定期的に出荷することが決定しており、それに先駆けて会場で試食イベントを実施していました。
ほかにも香川県も単独ブースを出展しました。観光情報を伝える大きなバックパネルを用意し、うどんなど食文化の発信のほか、「うどん」に因んでコラボをしているポケモンの「ヤドン」のスナック菓子が当たる抽選イベントなどを実施していました。
美食展ではほかにもステージ上での調理実演やパフォーマンスなどの賑やかしイベントも盛り沢山。
美食展は毎年夏ごろの開催で、2025年は8月1〜4日に同じ会場(台北世界貿易センター)での開催を予定しています。
一部写真は台湾観光協会より掲載
この記事は約8分で読めます。
突然ですが皆さん、「Dcard」とは何か知っていますか?
本日は、若年層から多くの支持を集めている台湾発の匿名SNS「Dcard」について紹介したいと思います!
Dcardとは、2011年に台湾で設立されたソーシャルメディアプラットフォームで、大学生向けに開発されたSNSです。最近では設立当初の卒業生たちも継続して利用していることから、30代までの若い年齢層にリーチすることが可能です。匿名性を重視した掲示板を主流としたプラットフォームであり、恋愛、キャリア、学業、ライフスタイル、ファッション、テクノロジー、旅行など幅広いカテゴリーにおいて、ユーザーが自由に意見交換や相談を行える環境を提供しています。
ユーザーは投稿やコメントに「いいね」を付けたり、コメントを残したりしてやり取りや交流を楽しみ、人気のあるコンテンツは上位に表示されます。Dcardはモバイルアプリも提供しており、会員登録数はなんと600万人で、1回の滞在時間が5分以上、月のアクセス数が3,000万回越えという非常に高い利用頻度を示しています。モバイルアプリはスマートフォンから簡単にアクセスでき、使用しやすさやUIの分かりやすさも魅力の一つです。
このプラットフォームは、ユーザーエンゲージメントが非常に高いのが特徴です。ユーザーエンゲージメントが高い大きな理由は、DcardがUGC(ユーザー生成コンテンツ)であるからと言えます。例えば、日本のサービスで代表的なUGCをいくつか挙げると、「クックパッド」や「食べログ」「note」などをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
Dcardでの口コミやレビューが、コミュニケーションを発生させ、他のユーザーとの交流および商品認知や理解を高め、実際の購入につながることが期待されます。実際に90%のユーザーが商品の購入前にDcardで口コミをチェックしています。その理由に、Dcardでは多様な視点から意見を共有するため、一つの商品に対する多様な評価が見られることが関係していると思います。消費者は自分のニーズに合った情報を得やすくなります。
企業にとっては、特定の興味関心を持つ若年層に対してターゲット広告を配信しやすく、リアルタイムなフィードバックを得ることでマーケティング戦略や製品改善にも役立てることができる有力なツールとなっています。
Dcardは、台湾の若者にとって重要な情報源であり、”フィルターのかかっていないユーザーのプレーン(純粋)な情報”をやりとりする場としてうまく機能しており、企業にとっても効果的なマーケティングプラットフォームです。
Dcardは特に18歳から30歳以上の若年層に支持されています。ユーザーの年齢層別に興味が異なり、23〜29歳のユーザーが全体の37%を占め、仕事、旅行、美容、ゲーム、美容医療に関心を持っています。30歳以上のユーザーは39%を占め、不動産、自動車、ブランド商品などに関するトピックが人気です。
Dcardは、こうした若年層のニーズに応えるため、共感を呼ぶコンテンツを提供することで、情報交換やコミュニティの形成に役立っています。
Dcardを活用した商材のPR方法として、まず記事広告の活用があります。記事広告では指定の文言や画像はもちろん、外部リンクの設置が可能で、ブランドや製品の魅力をわかりやすく伝えることができます。
弊社では記事の方向性をヒアリングし、Dcardに合ったトンマナによる記事の執筆代行ができ、Dcardの掲載までワンストップでサポートが可能です。さらに、文章についてDcardと直に吟味し、SEOのアドバイスを受けているため、御社の訴求点をより多くの潜在層にリーチすることが可能です。
記事広告は一般ユーザーの投稿と異なり、投稿に埋もれないように優先的に露出されることが利点で、より多くのユーザーにリーチが可能です。
さらにステップアップした活用方法としては、企業アカウントの設立です。企業独自の情報をダイレクトに発信できる手法で、Dcard上で存在感を示し、ファンを獲得し、かつ企業アカウントの立場で、ユーザーと直接コミュニケーションを取ることができます。
Dcardではこのほか「ネイティブ広告」を出稿することも可能です。投稿一覧に溶け込む自然な形で広告を表示するため、敬遠されづらいことが利点で、もちろん外部リンクが可能です。CPC/CPM両方での運用が可能です。
Dcardへ広告を配信してみたいとお考えでしたらぜひご連絡ください。