はじめに
本日、GARAGE秋葉原で行われた「おうちハック勉強会 #2」に参加して、キーノートトークで発表してきました。
みなさん各々作られたとても濃いものを発表されていて面白かったです。私は今まで作ってきたものの紹介と、その反省点や考察、それを踏まえて今月作ってみたものの紹介をしてきました。本エントリでは、その資料と、これまでとの差分の部分について書きます。
資料
内容について
過去のブログ記事についての詳細は以下になります。
- 色んなガジェットを組み合わせた部屋を作ってみたので色々と考察してみた - 凹みTips
- 色んなガジェットを組み合わせて作った部屋で実際に暮らして思ったことや次バージョンへの思いをまとめてみた - 凹みTips
サーバのコードはこちらです。
今回の差分としては「誤動作」と「即時性」の改善で、Android Wear を使った半自動化をしてみたのと、まとめて色々な機器を操作できる無線スイッチを作ってみました。
Android Wear との連携による半自動化
これまでは、自動化することで思わぬ動作をしてしまうことが多々ありました。例えば GPS 情報のノイズで家からいないことになり電気が消えたり、何も動いてないのに廊下の電気がついたり、寝る前に Google カレンダーに登録していた自動おやすみスケジュールが発火されて全部の電気やモニタが消えたりといった感じです。これを改善するために、いったんアクションを行うかどうか Android Wear へ通知し、違うアクションもできるよう選択肢を与えたり、登録されていないアクションは音声認識で行えるようにしました。
サーバ側で解釈したイベントに応じた情報(タイトルや背景画像、API の URL 等)を JSON につめて GCM 経由で Android へ通知し、NotificationCompat.WearableExtender
にその情報をつめてレイアウトしてアクションを実行できるようにしています。
動画ではトリガとして、ミクミンPさんのエントリで紹介されている TWE-Lite x リードスイッチによる開閉センサを玄関に設置して利用しています。
これによってドアを開けた瞬間にほぼ瞬時に情報が飛んでくるようになりました(GCM からの遅延がなければ)。Android Wear 通知用のコードはまだ整理してないですが以下になります。
ぶっちゃけ帰ってきた / でかけるタイミングでないと Android Wear をつけていないので、PC やその他の機器にも同じように通知が来てアクション出来るようにしようと思います。
無線スイッチの作成
同じく TWE-Lite を使って無線スイッチも作ってみました。
ちょっとまだ見た目がアレな感じですが、ベッド脇には全ての電気・モニタを消したり部屋の電気をつけれるスイッチを、パソコンの前にはデュアルモニタの ON/OFF が出来るスイッチを、玄関には全ての家電をオフにしたり帰ってきた時に一連の電気やモニタをつけるスイッチをとりつけています。地味ですがかなり便利です。やっぱりスイッチは間違うことのない安心感があってイイですね。
両方共まだ作ったばかりで実際に生活してどうなのかというところは、また追々ご報告できればと思います。
おわりに
みなさんの LT がとてもおもしろくて刺激を受けました。Slack で色々垂れ流すのは便利そうなので真似してみようと思います。あと物理的に動くものがあると良いので今年は何か作りたいです。
おうちハックは色々な技能が身について、実際に生活も便利になったり面白くなったりして、かつ共有もしやすいとても面白いテーマだと思うので、継続して色々とやっていきたいと思います。
最後になりましたが、素晴らしい会を開催してくださった大和田さん、湯村さん、ありがとうございました!