こんにちは!タクドラたみです♪
米国株式市場は、直近1ヵ月
ダウ平均 ➡ +1.77%
S&P500 ➡ +0.44%
ナスダック総合 ➡ ▲1.59%
(2024.9.17時点)
と、先月に続き、バリュー優勢のようです
そのような中、セクター別のパフォーマンスが、どうなっているのか、確認していきましょう
11セクターの「ETF」の比較と同時に、それぞれの「ETFの上位組み入れ銘柄」も記載しています
これらが、読まれた方の「ETF」や「個別株」の投資判断の参考になれば嬉しいです
時間のない方は、記事の始めの方の「セクター別パフォーマンス」と「ピックアップセクター」のみ見ていただければ、おおよその感じが、つかめると思います
セクター比較のETFは、「ステートストリート社」の『XLRE(不動産)』『XLI(資本財)』を除き、全て「バンガード社」です
セクター別パフォーマンス
ピックアップセクター(私見 モリモリです)
①「VDE(エネルギー)」
3年、5年では、調子が良かったですが、直近1年は、最も、良くないです
原油価格に連動してしまうのが、要因です
逆張り派の私が、個人的に、今、最も買いたいセクターです!
「VDE」で、マルっとかうのもいいと思いますが
今の分配利回りは
「VDE」が、3.14%
「エクソンモービル」は、3.37%
「シェブロン」は、4.59%
また、直近1年の騰落率は
「VDE」が、▲5.06%
「エクソンモービル」は、▲4.19%
「シェブロン」は、▲15.03%
私は、最も、割安感のある「シェブロン」を、時間を分散して、少しずつ買っていこうと考えています
②「VDC(生活必需品)」
③ 「VHT(ヘルスケア)」
順張りでいくなら、この2つのセクターが、狙い目に感じます!
AIブームで、資金があまり流入しなかったセクターですが、AIブームに陰りが見えてきた感があります
比較的、高配当銘柄も多く、今、投資資金が流入しているように感じます
④「VPU(公益)」
⑤「XLRE(不動産)」
モメンタム投資派(トレンドの勢いに乗る投資)なら、この2つのセクターが、狙い目と感じます!
高金利で苦しんでいた、この2つのセクターは、利下げが現実化してきたことで、反動による上昇力を強く感じます
⑥「VGT(情報技術)」
情報技術セクターは、直近、最も、芳しくないです
しかし、過去1年では、33%も上昇していて、まだ、さほど下落していないように感じます
利食いするタイミングかもしれませんね
逆張りで買うとするなら、私は、直近1年のリターンが、マイナスになった頃と考えています
セクター別チャート
1「景気後退期」に強いセクター
・エネルギーセクター『VDE』
同セクターで、比較がないため「VOO(S&P500)」と比較しました
また「VDE」は、原油価格の影響が大きいので、原油価格のチャートも添付しました
・青色・・・「VDE(エネルギー)」
・黄色・・・「VOO(S&P500)」
【直近1年】
「VDE」は、さえない推移です
「S&P500」は、なんだかんだ、好調です
※ 直近3年 原油先物価格
7月、原油株の買い時は、原油価格が、移動平均線の下、75ドル付近まで下がった時と考えていますと書きました
現在の価格は、約70ドルで、底値付近
過去3年のチャートでは、70ドル辺りが下値で、サポートラインになっています
原油価格と株価は、まだ下がるかもしれませんし、この近辺で停滞するかもしれません
しかし、個人的には、十分、買いのタイミングと思っています
私は、値上がり益を狙う投資スタイルではなく、配当金重視スタイルです
時間を分散し、少しずつ買っていこうと考えています
ただ、原油株は、長期的に、脱炭素社会の視点で見ていく必要もあると思っています
『VDE(エネルギー)』上位組み入れ銘柄
●「エクソンモービル(XOM)」
●「シェブロン(CVX)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VDE 銘柄 - バンガード・エナジーETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
2「不況期」に強いセクター
・ヘルスケアセクター『VHT』
・生活必需品セクター『VDC』
・公益セクター『VPU』
・通信セクター『VOX』
不況に強いとされているセクター群
参考のため、「S&P500」のチャートも重ねました
・青色・・・「VOO(S&P500)」
・黄色・・・「VHT(ヘルスケア)」
・水色・・・「VDC(生活必需品)」
・オレンジ・・・「VPU(公益)」
・紫色・・・「VOX(通信)」
【直近1年】
全体的に上昇傾向です
順張り投資スタイルであれば「ヘルスケア」「生活必需品」「公益」は、銘柄によっては、買ってもいいかもしれませんね
一方、「通信」は、チャートを見る限り、割高に見え買いにくいですね
『VHT(ヘルスケア)』上位組み入れ銘柄
●「ユナイテッドヘルスグループ(UNH)」
●「イーライリリー(LLY)」
●「ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ))
●「アッヴィ(ABBV)」
●「メルク(MRK)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VHT 銘柄 - バンガード・ヘルスケアETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VDC(生活必需品)』上位組み入れ銘柄
●「プロクター&ギャンブル(PG)」
●「コストコホールセール(COST)」
●「ウォルマート(WMT)」
●「ペプシコ(PEP)」
●「コカ・コーラ(KO)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VDC 銘柄 - バンガード・コンシューマー・ステープルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VPU(公益)』上位組み入れ銘柄
●「ネクステラ・エナジー(NEE)」
●「サザン(SO)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VPU 銘柄 - バンガード・ユーティリティーズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VOX(通信)』上位組み入れ銘柄
●「メタ・プラットフォームズ(META)」
●「アルファベット(GOOG)」
●「コムキャスト(CMCSA)」
●「ウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)」
●「ベライゾンコミュニケーションズ(VZ)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VOX 銘柄 - バンガード通信サービスETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
3「景気回復期」に強いセクター
・金融セクター『VFH』
・不動産セクター『XLRE』
・情報技術セクター『VGT』
景気回復期に強いとされているセクター群
・青色・・・「VOO(S&P500)」
・黄色・・・「VFH(金融)」
・水色・・・「XLRE(不動産)」
・オレンジ・・・「VGT(情報技術)」
【直近1年】
このセクター群は、特に、金利の影響を受けやすいです
注目したいのは「不動産」
利下げ観測で、今 最も上昇の勢いが強いです
「情報技術」は、直近、最も不調なセクターですが、割高感を感じます
私は、積極的に買う必要はないと判断しています
『VFH(金融)』上位組み入れ銘柄
●「バークシャー・ハサウェイ(BRK)」
●「JPモルガン・チェース&カンパニー(JPM)」
●「マスターカード(MA)」
●「ビザ(V)」
●「バンク・オブ・アメリカ(BAC)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VFH 銘柄 - バンガード・ファイナンシャルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Ma
『XLRE(不動産)』上位組み入れ銘柄
● プロロジス(PLD)
● アメリカンタワー(AMT)など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
XLRE 銘柄 - Real Estate Select Sector SP 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VGT(情報技術)』上位組み入れ銘柄
●「アップル(AAPL)」
●「マイクロソフト(MSFT)」
●「エヌビディア(NVDA)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VGT 銘柄 - バンガード 情報技術ETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
4「好況期」に強いセクター
・資本財セクター『XLI』
・素材セクター『VAW』
・一般消費財セクター『VCR』
好景気に強いとされているセクター群
・青色・・・「VOO(S&P500)」
・青色・・・「XLI(資本財)」
・黄色・・・「VAW(素材)」
・水色・・・「VCR(一般消費財)」
【直近1年】
好況期に強いとされているのが、このセクター群
景気後退が意識されているせいか、ジワジワ「S&P500」から遅れていっています
今後、景気後退がくれば、大きく下落するかもしれません
このセクター群は、現状 買いのタイミングでは なさそうです
『XLI(資本財)』上位組み入れ銘柄
●「ユニオン・パシフィック(UNP)」
●「キャタピラー(CAT)」
●「ハネウエルインターナショナル(HON)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
XLI 銘柄 - インダストリアル・セレクト・セクターSPDRファンド 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VAW(素材)』上位組み入れ銘柄
●「リンデ(LIN)」
●「エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ(APD)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VAW 銘柄 - バンガード・マテリアルズETF 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
『VCR(一般消費財)』上位組み入れ銘柄
●「アマゾン(AMZM)」
●「テスラ(TSLA)」
●「ホームデポ(HD)」
●「マクドナルド(MCD)」など
その他、上位組み入れ銘柄など詳細は、下のリンクを参照ください。
VCR 銘柄 - バンガード・コンシューマー・ディスクレショナリー 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
まとめ
好調なセクターが、ハイテクから、バリューに移行し始めているように見え
私見ですが、今が、相場の転換点のように思えます
私は、セクターETFやテーマ別ETFに投資する場合、ETFを構成しているのは、個別株の集まりという認識を持ち、個別株同様、各企業の決算内容など、しっかり分析するのが賢明と考えています
最後に
・最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
・これからも、毎月、最新の、セクター別の比較を更新していきます。
・この記事が、投資のヒントになれば嬉しいです。
・質問、感想、ご意見、ご要望、そして、批評(酷評歓迎です)などあれば、コメントお願いします。
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