2023-01-01から1年間の記事一覧 - 353log

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主に映画の感想文を書いています

2023-01-01から1年間の記事一覧

いまさら? いや今こそあらためて—「天気の子」聖地紹介記事を書きました。

春頃まで毎月書かせていただいていた「まっぷるトラベルガイド」さんでの映画関連記事。転職してからしばらく書いていなかったのですが、久しぶりにお仕事いただきました。嬉しい! 今回の記事は、新海誠監督作品『天気の子』の聖地紹介。え、いまさら?? …

「北極百貨店のコンシェルジュさん」「火の鳥 エデンの花(音声ガイドがすげえぞ)」「キリエのうた」のはなし。

さあて前回までのさんごさんは、雑多なウン本をまとめて書くつもりが結局前後編に分けたところでしたね。最近観た新作映画、後編にまいりましょう。といっても今回の3本は「昨日観た3本」。新宿バルト9、サービスデーで朝から晩まで観てまいりました。 ちな…

「彼方のうた」「パトリシア・ハイスミスに恋して」「ゴジラ-1.0」のはなし。

まとめて書くにはジャンルが違いすぎて、適度に振り分けて書こうかな、なんて思っているとどんどん書かずに過ぎてゆき。てなわけで、やっぱり全部ごちゃ混ぜに書いてゆきます。ここ2週間くらいで観た新作映画たち。(の、結局前編。未来のわたしより) ▼東京…

「コカイン・ベア」から山形国際ドキュメンタリー映画祭まで、最近観た映画あれこれのはなし。

この一週間くらいの、雑多な鑑賞記録をどうぞ。 ▼グランドシネマサンシャイン池袋にて、今泉力哉監督の最新作『アンダーカレント』を鑑賞。あ、こんな寡黙な映画も撮るんだと驚きつつ、今泉作品に求めているテイストではなかったなという気持ちが強く、とい…

「ジョン・ウィック:コンセクエンス」「ダンサー イン Paris」のはなし。

映画観るスイッチと書きたいスイッチが同時に入っているので逃さずいってみよう。まずは、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』観ました。4作目ですね。すっかり忘れてるけど大丈夫かなーと思いつつ、親切すぎる「前回までのあらすじ」のおかげでばっちりで…

「映画プリキュアオールスターズF」「アリスとテレスのまぼろし工場」のはなし。

10月に入ったし涼しいし気分上がるし、ってことでちょっと書きたくなってきたので書いてみるよ! さすが文化の秋! と前置きして書く最初のタイトルが『映画プリキュアオールスターズF』なんですけど、いやこれ、よかった。わたしプリキュアは全く観たことな…

生存報告、しましょうか。

すみません、2023年にもなって『輪るピングドラム』を初めて観ているサンちゃんこと353です。毎度毎度のことですが、ご無沙汰しております。元気です。 再浮上予定!とか言いながら全然何も書いてないんですけど、正直に申せば「書きたい欲」が全然ないので…

映画「リバー、流れないでよ(2023)」感想|貴船で2分のタイムループbyヨーロッパ企画

クーラーのリモコンを取り戻すために「昨日」へタイムスリップする『サマータイムマシン・ブルース(2005)』からの魔改造メディアミックス『四畳半タイムマシンブルース(2022)』、そして「2分後」の自分と話せてしまう不思議なテレビが巻き起こす『ドロス…

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023)」感想|これはすごいわ。

仕事帰り、ちょっとクサクサした気持ちだったので、時間的にちょうどよさげな『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』をセレクト。つい先日「アトロク映画祭」で1作目『スパイダーマン:スパイダーバース(2018)』を新鮮に観たばかりの新宿バル…

「最後まで行く」「M3GAN ミーガン」、2回目の「ウーマン・トーキング」のはなし。

TOHOシネマズ日比谷の宝塚劇場下、本館、シャンテをはしごした或る一日の記録。『最後まで行く』『M3GAN ミーガン』、2回目の『ウーマン・トーキング 私たちの選択』を観ました。 『最後まで行く(2023)』 誤って人を轢き殺してしまった主人公の刑事が、な…

是枝監督の新作「怪物」を2回観たらだいぶ印象が変わったはなし。

こないだもちょっと書きましたが、是枝裕和監督の最新作『怪物』を観ました。初見の感想は「なんてエグい羅生門」「好きじゃないわー」「あ、でも後味は案外いいかも」。どちらかといえば絶賛はできないほうだったのですが、これほどのビッグタイトルを、し…

「ウーマン・トーキング」「渇水」「ライオン少年」、プレ「怪物」のはなし。

ここ数日で観た新作映画のはなし。サクッとね、記録として書いていきましょうね。 『ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022)』 6月2日(金)公開。——とても閉鎖的なキリスト教の村で日常的に繰り返され、かつ黙殺されてきた強姦行為。しかし女たちは遂に立…

「第2回 アトロク映画祭2023」で「スパイダーバース」「ガメラ2」を観た

よっしゃ! これが書けなかったらもう二度と書けないだろ!ってことで久々に書きますよ映画のことを。「第2回 アトロク映画祭2023」へ行ってきました。「第1回」の開催は2月。このときも「7分で完売」だったので今回はヤバかろうと思ったら、なんと「2分で完…

現状打破・似非エッセイ

弱っています。わたしはすこぶる弱っています。限りなく趣味と地続きな仕事に就き、大好きな新宿を毎日通勤で経由し、MacBookを小脇に抱えて階段を上り下りする憧れの日々。なんでそんな仕事してるの?と言われ続けた17年間からついに抜け出したというのに、…

宮城・岩手、東日本大震災をめぐる旅【②石巻市震災遺構 門脇小学校/東松島市震災復興伝承館】

退職旅シリーズ第二弾「宮城・岩手、東日本大震災をめぐる旅」。退職のち就職で、なかなか余裕が生まれない今日この頃、一ヶ月ぶりの更新となることをお許しください。 前回は宮城編の前編として、「仙台空港の防潮堤」と「震災遺構 旧女川交番」について書…

宮城・岩手、東日本大震災をめぐる旅【①仙台空港の防潮堤/震災遺構 旧女川交番】

退職旅シリーズ、第二弾は「宮城・岩手、東日本大震災をめぐる旅」です。東日本大震災から12年が経とうとしていますが、じつはこれまで一度もいわゆる被災地を訪れたことがありませんでした。それはやはり、あえて「楽しくない旅」を「休みを取って行く」こ…

「別れる決心」「モリコーネ 映画が恋した音楽家」ほか、2月に劇場鑑賞した新作の感想

いつの間にか3月。「映画館の人」になったら映画が観れなくなった353です。覚悟はしていた、していたが! そんなわけで今年は「観た映画は必ず感想を書…けたらいいな」くらいのゆるモードで運用していくことになるのではないかな、と思っております。 さてさ…

「アトロク映画祭2023」にて「THE BATMAN」「ガメラ 大怪獣空中決戦」を観た

すぐにでも書きたかったのに書きそびれてしまった感想その2「アトロク映画祭2023(2/5@新宿バルト9)」をお送りします。その1は、アトロクでもお馴染み『骨噛み』を含む、「『幾多の北』と三つの短編」の話。あわせてどうぞ。 さて「アトロク映画祭2023」。…

映画「『幾多の北』と三つの短編」感想|アニメーション作家・山村浩二の監督/プロデュース作を同時上映

すぐにでも書きたかったのに書きそびれてしまった感想その1「『幾多の北』と三つの短編(1/29@新文芸坐)」をお送りします。「一晩寝かせる」をしない心の強さ(および睡魔への負けなさ)が欲しい。寝かせたら終わりです。 映画「『幾多の北』と三つの短編…

「韓国恋愛映画のおすすめ20選」の記事が公開されました/初見18作品の雑感

更新滞りまくっておりますが、久しぶりに映画のことを。「まっぷるトラベルガイド」さんで書かせていただいている映画紹介記事、今月は「韓国恋愛映画のおすすめ20選!王道から“こじらせ系”ラブコメまで」というものが公開されました。 韓国恋愛映画のおすす…

サンライズ瀬戸で行くノープラン旅行記【④予想外のプロペラ機で関西へ】

松山で充実の夜を過ごした353。目が覚めると今度はいきなり伊丹へ飛んで、神戸などを散策したりしました。これにて最終回。『すずめの戸締まり』関連スポットもちょっとだけあり。 日本刀で背中から斬られる夢をみて起きた。ヤクザ映画のせいかな。気を取り…

サンライズ瀬戸で行くノープラン旅行記【③松山の夜を味わい尽くす】

サンライズ瀬戸の話は初回で終わったタイトル詐欺な旅行記「サンライズ瀬戸に乗りたい(ただしその先は決めてない)」その3。前回、高松から松山、さらに愛媛の端っこ八幡浜港までやってきて、おもむろに『すずめの戸締まり』聖地巡礼を始めた353。九州まで…

サンライズ瀬戸で行くノープラン旅行記【②愛媛で『すずめの戸締まり』聖地探訪】

ノープラン旅行記「サンライズ瀬戸に乗りたい(ただしその先は決めてない)」その2。あこがれの夜行列車「サンライズ瀬戸」で高松までやってきた353は、アーケード街を愛でながら香川唯一のミニシアター「ホール・ソレイユ」さんを見学。ノープランとはいえ…

サンライズ瀬戸で行くノープラン旅行記【①あこがれのサンライズ瀬戸/高松の文化に触れる】

17年勤めた職場を辞めました。普段なら夢のまた夢みたいな時間の使い方ができるため、何はともあれ旅をすることに。 というわけで、このたび決行してきたひとつめの旅は「サンライズ瀬戸に乗りたい(ただしその先は決めてない)」です。いつも旅行記は溜めて…

映画「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022)」感想|ワインスタイン報道に尽力したジャーナリストたちの手記を映画化

ご無沙汰しております。ようやくあれこれ落ち着いてきて、元日ぶりに映画館へ行きました。何にしようか迷ったのですが、どっぷり入り込みたい気持ちだったので『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』をセレクト。 映画「SHE SAID/シー・セッド その名を暴…

2022年に観た映画 約230本と感想記事の一覧

2022年に観た映画とその感想記事を一覧にしています(全記事へのリンクあり)。複数回鑑賞が増えて曖昧なカウントとなってしまいましたが、鑑賞総数は約230本とします。うち劇場鑑賞は118本でした。昨年とほぼ同じです。 年間ベスト的なものは、【2022年「自…

2022年11〜12月に観た映画を振り返る〈感想記事の一覧〉

たいへん遅延、かつ今回も合併号。2022年11〜12月に観た映画やいろんなことを振り返ります。リンク先は感想記事、並びは鑑賞順です。公開から3ヶ月くらいまでのタイミングで鑑賞したものを新作、それ以外を準新作/旧作としています。9〜10月分の振り返りは…

映画「窓辺にて」「そばかす」感想|年始におすすめ、息がしやすくなる映画たち。

元日、映画初めとして『かがみの孤城』を鑑賞し、完全に満ち足りてからハシゴで(予約しちゃってたんで)観た2本の話をします(でもどちらもすごくよかったです)。1本目はテアトル新宿で、今泉力哉監督の最新作『窓辺にて』。噂に違わず、よかったです。「…

映画「かがみの孤城(2022)」感想|静かで優しく温かく、包み込まれるような作品。

2023年1本目、原恵一監督の劇場用アニメーション作品『かがみの孤城』を最寄りシネコンにて観てきました。先に言う。これ数日前に観てたら番狂わせだったし、年を跨いだところで今年のベストに残っている可能性が大。めちゃめちゃ、良かったです。 映画「か…

映画『水俣曼荼羅(2020)』感想|6時間の大作ドキュメンタリーをオールナイト上映で鑑賞

明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いいたします。 さて、昨年内に書ききれなかったシリーズ。原一男監督の最新作にして超話題作『水俣曼荼羅』を、12月28日、シネマ・チュプキ・タバタのオールナイト上映で観てきました。 映画「水俣曼荼…