面会でお袋は突っ伏して泣いた その後担当者会議があった - 野焼きは楽し
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面会でお袋は突っ伏して泣いた その後担当者会議があった

朝、電話。
いつものように話せた。
「今日は面会に行くよ。」
「ありがとう。楽しみに待ってるわ。」

奥さんとドラッグストアに行った。
段ボールを回収してもらえるので、たまった段ボールを持って行った。
牛乳は一人二本まで。
んで、牛乳買う要員になった。

実家へ。
葉っぱが真っ赤になってきた。
DSC_0286.jpg
今、山は紅葉シーズン。
DSC_02831 - コピー
どの位の人が出かけているのだろう。

お経。
ノーマル+α
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ゆっくりとゆっくりと唱えた。

GHへ。
週一の10分のアクリル板越しの面会。
「よう来てくれたのう。ありがとなあ、ありがとなあ、よう来てくれたのう。」
お袋は机に突っ伏して泣いた。
繰り返した。
DSC_02921.png
言葉は少なかった。
私の事や、私の病をよく分かってくれていた(泣)
写真を見せた。
看護師さんに、今、取り組んでいる物を見せていただいた。
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DSC_0290.jpg
InkedDSC_0291_LI1.jpg

面会が終わって、担当者会議があった。
お袋の様子を、細かくうかがうことができた。
要望は特に無く、計画をうかがった。
よくご配慮いただいている。
私の思いも話すことができたので、ありがたかった。

お礼を言って、元の職場から長いこと拝借していた、粘土板、乳鉢、乳棒、平線かきべらを焼成室に返した。
明日、作品作りがあるようで、コンクリートの工作台に粘土板が置いてあった。
焼成室も整頓できていた。
私が赴任した時には・・・椅子が無かったし、肝心の粘土板すら足りず、カビが生えていた。
一枚一枚漂白した。
4年かかって整えた。
焼成マニュアルも、汎用ではなく、ここの窯に特化した物を作った。
これで、自宅には陶芸関係の本と、オイル缶と一本のへらだけになった。
私にすれば、大鉈を振るった格好だ。
しかし、これも順次廃棄していけばいいだろう。
今は専門書でも買い取りはない。
メルカリにでも出そうかな。

帰宅した。
メールにお袋の着信があった。
昼間にかかったものを、私が勘違いをして、今の今だと思い、GHに繋いでいただいた。
「今日は面会できて良かったねえ。」
「そうやねえ、よう電話かけてくれたねえ。ありがとうねえ。」繰り返して泣いた。

色々あった。
これから、もっと色々ある。
当たり前だ。
その当たり前を、当たり前だと思うのはいつになるのだろうか。

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引っ越しした新参者です

プロフィール

新ちゃん

Author:新ちゃん
もみがらで粘土の野焼きをしています。もう100回ほどしてきました。破損率は1%ほどです。地味なやり方なので、火を囲んでワイワイという楽しみはありませんが確実に焼けます。
母の圧迫骨折や、大腿骨骨折による通い介護と在宅介護。、2017年8月26日に父が胃がんで亡くなるまで、在宅介護を続け、引き続いて要介護2の母を在宅介護していましたが、自分の病気により、それもできなくなり、GHのお世話になって現在に至ります。
ここ4年は介護のブログです。
2022年2月12日、お袋をGHで看取りました。
しばらくは、泣こうと思います。

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