Ben Cooper - 6" Clothed Figure - Costume Series

1950〜1980年代に育ったアメリカの少年・少女なら、ハロウィンにBen Cooper（ベン・クーパー）社のコスチュームを着たことがきっとあるはずです。
ベン・クーパーはハロウィンの象徴であり、そのシンプルだけれどうまく特徴をとらえたプラスチックのお面とビニール製のスモック（ゆったりとした上っ張り）は、何世代にもわたる子供たちの必需品でした。
創業者ベン・クーパーその人は1906年生まれで、1937年に会社を設立し、まずはウォルト・ディズニーのドナルド・ダッグや白雪姫などをベースにしたコスチュームを製造・販売。
1940年代には悪魔、幽霊、ガイコツ、魔女といった伝統的なハロウィンのキャラクターで人気を博し、アメリカで最大かつ最も有名なハロウィン・コスチュームのメーカーになりました。1960年代初頭にはジョン・F・ケネディ大統領とジャクリーン・ケネディのお面で業績を伸ばしたのですが、1963年11月にケネディが暗殺されたため、何万もの在庫を破棄しなければならず、会社経営に影響するほどの痛手を被ったといわれています。
その後、スパイダーマンやバットマンなど人気キャラクターのライセンスをいち早く取得し、すぐさま商品化してファンを増やしていきました。
しかし1982年の秋、最大の危機に直面します。
誰かがベン・クーパーのお面にシアン化カリウムを塗布し、7人の子供が命を落としたのです。
恐怖に駆られた全国の親たちは我が子にハロウィンを祝うことを許さず、コスチュームの売上は急落、ハロウィンそのものも下火となり回復するまでに何年もかかりました。1989年、業績が元に戻りつつあったころ、今度はジョージア州の施設が全焼し相当額の在庫が消失。
火災保険の契約に不備があったため保証が得られず、それが原因で経営難となり、1992年に廃業してしまいました。
なんという波乱に満ちたコスチューム・メイカーだったことでしょう。
ベン・クーパーがポップカルチャーに与えた影響は計り知れず、いまはRubie's Costume（ルービーズ・コスチューム）社がその精神を受け継ぎ、アメリカの少年少女にハロウィンの夢を届けているのでした。
さて、そんな良き時代のベン・クーパーのハロウィン・コスチュームに愛を捧げるフィギュアが、Kidrobotの親会社 NECAから発表されました。
大人も楽しめるベン・クーパーの誕生です。
1980年代に大ヒットした映画のキャラクターのコスチュームを完全にミニチュア復刻し、全高6インチ（15センチ）のアクション・フィギュアに着せた珠玉の4作品。
その中には、ベン・クーパーのハロウィン・コスチュームでは最初のR指定映画のキャラクターとなった『エイリアン』が含まれています。
入荷はハロウィンのころでしょうか、留之助では4点セットで発売の予定です。
お楽しみに。

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Gremlins Gizmo

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Beetlejuice (Animated Series)

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Gremlins Stripe

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Alien Xenomorph