Coming in January 2025: The Howling Werewolf 1:12 Scale Action Figure



軽挙妄動っていうやつですか、この年になってもよくやっちゃうんですよ。
深く考えないで、今回はメチャクチャ懐かしいっていう理由だけで発注かけました。
売れ残ること必至の最少ロット12個。
1981年の傑作低予算ホラー『ハウリング』の狼人間アクション・フィギュア、1/12スケールです。
それまで狼男といえば、ちょっと牙があるだけの単に毛深いオッサンだったのが、人間から二足立ちの狼に変身（というよりも変形）する様を超リアルに描いて、特殊メイク・ブームを巻き起こした忘れ得ぬ青春の一編。
かれこれ40年以上もまえのことですが、監督（ジョー・ダンテ）やプロデューサー（マイケル・フィネル）や、もちろん特殊メイクのロブ・ボーティン（ボッティンじゃないから）とも、とにかく仲良くさせてもらっていたので、誰にも書けないようなビハインド・エピソードを日本の雑誌（スターログ）に寄稿できたのでした。
興味ある方のために、その記事を下に貼っておきます。
ちなみにロブに初めて会ったのは『ハウリング』がアメリカ公開された直後の、まだ彼が21歳のころでした。
6歳上のジョー・ダンテとはいまもFBの友達なんですが、気がかりなのはロブ・ボーティンです。
5年前のこと、ロブを知るハリウッドの特殊メイク・アーティストから、彼は精神を病み業界を離れ消息不明になって久しいと、悲しい話を聞かされました。
二足で立ち、威嚇するかのように両腕を広げ、唸り声が聞こえてきそうなほど口を思いっきり開けた狼人間アクション・フィギュアを見ると、原作小説にあるような、人が普通の狼に変身するだけじゃつまらないと、身長2メートル45センチの立って歩く狼人間を提案した天才ロブのことを思い出さずにはいられません。
ところでフィギュアは1/12スケール、ということは劇中の狼人間の身長から割り出すと約20センチなんですが、実物はどうなんでしょう。
出荷予定の来年1月には、その謎も解けそうですね。