IT業界とは?5大分野の魅力と代表的な12職種を紹介 - 転職nendo

IT業界とは?5大分野の魅力と代表的な12職種を紹介

IT業界とは?5大分野の魅力と代表的な12職種を紹介

IT業界は、技術革新の最前線であり、絶えず進化を遂げています。
この記事では、IT業界の基礎知識として、市場規模将来の展望、転職を考える人にとって重要な平均年収転職の難易度をまとめています。

また、ソフトウェアからハードウェア、インターネット・WEBなど、IT業界の5大分野の魅力や特徴を解説します。
あわせて代表的な12職種も紹介しますので、あなたのキャリアプランを策定する参考にしてください。

この記事がおすすめな人
  • IT業界について知識を深めたい人
  • IT業界に興味があるが、具体的にどんな業界なのか知りたい人
  • 転職を考えているが、どのIT分野が自分に合っているか検討している人
  • IT業界の職種や、働き方について詳しく知りたい人
  • IT業界でのキャリアについて具体的なイメージを持ちたい人
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IT業界とは?

IT業界は、革新的なテクノロジーとその応用によって日々進化を遂げる、多様で活力に満ちた業界です。
ここでは、IT業界の市場規模将来の展望平均年収、そして転職の際の難易度について掘り下げていきます。

IT業界への転職を考えている人にとっては、重要な情報となるでしょう。

IT業界とは?
  1. IT業界の市場規模
  2. IT業界の今後
  3. IT業界の平均年収
  4. IT業界への転職難易度

IT業界の市場規模

転職エージェントの佐々木
佐々木
IT業界を含む情報通信産業は、不動産、商業の次に大きな51兆円産業です。

2020年のIT業界を含む情報通信産業の名目GDPは51.0兆円であり、2019年(52.3兆円)と比較すると2.5%の減少となりました。

しかし、日本の産業全体を「その他産業」を除く8つの主な産業に分けた場合、「情報通信産業」は、「不動産」(66.9兆円)、「商業」(61.0兆円)に続く、大規模な市場に成長しています総務省:令和4年版情報通信白書,2022.

情報通信産業の範囲
情報通信産業には次の9部門が含まれます。

  1. 通信業
  2. 放送業
  3. 情報サービス業
  4. インターネット附随サービス業
  5. 映像・音声・文字情報制作業
  6. 情報通信関連製造業
  7. 情報通信関連サービス業
  8. 情報通信関連建設業
  9. 研究

IT業界の今後

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IT業界の将来は明るいとと言えるでしょう。

IT業界の市場規模は、デジタル化の波に乗り、年々急速に増加してきました。

特に、AIビッグデータ、IoT(モノのインターネット)、そしてクラウドコンピューティングなど、新技術の導入により、さらなるイノベーションが期待されています。
これらの技術は、医療、金融、教育など、様々な分野での応用が進んでおり、新たな市場を創出しています。

また、5Gネットワークの普及により、通信速度の向上と低遅延が実現され、IT業界の新たな可能性が開かれています。
これにより、遠隔医療や自動運転車など、新しいサービスの展開が加速することが予想されています。

IT業界の平均年収

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IT業界は、他の多くの業界に比べて年収が高い傾向にあります。

日本のサラリーマンの平均年収が403万円であるのに対して、IT/通信業種の平均年収436万円です。
中でも、「ITコンサルティング」(431万円)、「システムインテグレータ」(458万円)、「ハードウェア/ソフトウェア/パッケージベンダ」(451万円)といった業種の年収が高額です転職サービスdoda:平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】,2022年12月19日付.

また、経験やスキルが増すにつれて、分かりやすく年収が上がっていくこともIT業界の特徴と言えるでしょう。

ただし、年収は勤務する企業の規模や勤務地、職種によっても大きく異なります。
大手企業や都市部での勤務では、一般的により高い年収が期待できます。

IT業界への転職難易度

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IT業界は、未経験者でもキャリアチェンジしやすい業界です。

IT業界への転職は、他の業界に比べて難易度が高いとされることがありますが、実際には多様な背景を持つ人材が求められています
ITスキルやプログラミング知識があれば有利ですが、それ以外にも、プロジェクト管理、マーケティング、営業などのスキルを活かせる職種も多く存在します。

特に、デジタルトランスフォーメーションが進む中で、非IT業界からの異分野経験者が新しい視点をもたらすと評価されています。

また、多くの企業では未経験者を対象とした研修プログラムが提供されており、IT業界特有のスキルや知識を身につける機会も増えています。
これにより、異業種からの転職者でもIT業界で活躍する道が広がっています。重要なのは、継続的に学び、柔軟に新しい技術や知識を取り入れる意欲です。

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IT業界における5大分野の魅力と特徴

IT業界には広範囲にわたる分野が存在するため、多様なキャリアパスや職業を選択することができます。
ここでは、IT業界の主要な5大分野それぞれの魅力と特徴を紹介します。

あなたに最適なIT分野を見つける参考にしてください。

IT業界における5大分野
  1. ソフトウェア分野
  2. ハードウェア分野
  3. SIer/SES分野
  4. インターネット・WEB分野
  5. 通信サービス分野

ソフトウェア分野

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ソフトウェア業界は、アプリケーションソフトウェアやシステムソフトウェアなど、コンピュータープログラムの開発と販売を行います。

ソフトウェア分野の魅力は、革新的なアイデアをソフトウェアという形で実現できる点にあります。
また、クラウドコンピューティングの進展により、ソフトウェアの配布や利用方法が変化し、市場はさらに成長しています。

ソフトウェア分野は、特にスタートアップ企業が活発で、新しい技術やサービスが次々と生み出されています。
ユーザーの生活を豊かにする新しいアプリケーションの開発は、この業界の大きな魅力と言えます。

ハードウェア分野

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ハードウェア分野では、コンピューター、サーバー、ネットワーク機器などの物理的なデバイスを開発・製造します。

ハードウェア分野の魅力は、目に見える製品を生み出し、その製品が世界中で使われることにあります。
最先端の技術を駆使して、より高性能で効率的なハードウェアを開発することが求められます。

また、IoT(モノのインターネット)の普及に伴い、ハードウェア業界は新たな成長機会を迎えています。
家電製品から工業機械まで、様々なデバイスがインターネットに接続され、新しいビジネスの可能性が広がっています。

SIer/SES分野

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SIer/SES業界は、企業向けのITサービス提供を主軸に置いています。
これには、システムの設計・開発、運用・保守、ITコンサルティングなどが含まれます。

SIer/SES分野では、様々な業種の企業に対してITソリューションを提供することで、幅広い知識と経験が必要とされます。
また、デジタルトランスフォーメーションの波に乗り、企業のIT化を支援することで、事業の効率化や新たなビジネスモデルの創出に貢献しています。

このように、SIer/SES業界は、技術面だけでなくビジネス面でも深い知識が求められる分野です。
クライアントの要望に応じたカスタムメイドのソリューションを提供することで、企業の成長や変革を支援することができます。

インターネット・Web分野

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インターネット・Web業界は、オンラインサービス、ウェブサイトの開発、電子商取引(eコマース)など、インターネットを基盤とするサービスを提供しています。

インターネット・Web分野の最大の魅力は、広範囲に及ぶユーザーへ直接的にサービスを提供できる点にあります。特にスマートフォンの普及により、モバイルファーストのサービスが重要視されています。

また、SNSやオンラインマーケットプレイス、コンテンツ配信プラットフォームなど、ユーザーの日常生活に密接に関わるサービスの提供は、この業界独特の魅力と言えます。常にユーザーのニーズを捉え、新しいウェブテクノロジーを活用することで、革新的なサービスを生み出しています。

通信サービス分野

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通信サービス業界は、インターネットやモバイルネットワークの基盤となる通信設備の構築や運用を行います。

通信サービス分野の重要性は、デジタル社会の基礎となるインフラを支えることにあります。
5Gの展開や次世代ネットワークへの移行は、この業界の重要なテーマです。

また、クラウドサービスの普及やIoTの拡大に伴い、安定した高速通信インフラの需要は今後も高まり続けると予想されます。
通信サービス分野では、最新の通信技術に精通し、社会のデジタル化に貢献することができます。

IT業界の代表的な12職種

IT業界は多様な職種で構成されており、それぞれの職種には独自の専門性や役割があります。
ここでは、IT業界で活躍する代表的な職種を紹介します。

これらの職種は、技術的なスキルはもちろん、業界の動向やビジネスへの理解も求められるため、多様な背景や経験を持つ人のキャリアチェンジ先としても人気です。

IT業界の代表的な12職種
  • システムエンジニア(SE)
  • プログラマー
  • ネットワークエンジニア
  • エンベデッドエンジニア(組込みエンジニア)
  • ITコンサルタント
  • セールスエンジニア
  • フロントエンドエンジニア
  • バックエンドエンジニア
  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • データベースエンジニア
  • セキュリティエンジニア

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、顧客のビジネス要件を理解し、それを満たすためのシステムを設計・開発する技術者です。

プロジェクト管理能力と深い技術知識を兼ね備え、システムのライフサイクル全体を通してその責任を担います。
また、効率的なシステム解決策を提供することで、企業の競争力を高める重要な役割も果たします。

プログラマー

プログラマーは、ソフトウェア開発の具体的なコーディング作業を担当します。

システムエンジニアやアプリケーションエンジニアが定義した要件を元に、機能するソフトウェアを構築するためのコードを作成します。
プログラマーには、さまざまなプログラミング言語への深い理解と技術が求められます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワーク・インフラストラクチャの設計、実装、監視、保守を行います

ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器の設定に精通しており、ネットワークトラフィックの最適化、障害発生時の迅速な問題解決、セキュリティ対策の実施などを行います。
ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを維持することは、企業の運用にとって極めて重要です。

エンベデッドエンジニア(組込みエンジニア)

エンベデッドエンジニアは、特定の機能を実行するために特化されたコンピュータシステムの設計と開発を専門とします。

これには、家電製品から自動車の制御システム、医療機器に至るまで多岐にわたる製品が含まれます。
ハードウェアと密接に連携する効率的なソフトウェアを作成し、システムのリアルタイム性能を最適化します。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、企業の情報システムに関する問題解決を支援する専門家です。

ビジネスと技術の両面からクライアントにアドバイスを提供し、システムの最適化や新技術の導入を推進します。
また、経営戦略とIT戦略の整合性を図りながら、企業が抱える課題を技術的観点から解決するための計画を立案します。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、技術的な知識と営業スキルを兼ね備えたプロフェッショナルです。

技術的な製品の特徴を理解し、それを顧客が理解できる形で伝え、顧客の要望に合った解決策を提案する役割を担います。
さらに、顧客からの技術的な質問に対して適切な答えを提供し、製品の導入支援やアフターサポートを行うことで、長期的な顧客関係を築くことが求められます。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、ユーザーのブラウザ上で動作するウェブサイトやウェブアプリケーションのインターフェースを開発する専門家です。

HTML、CSS、JavaScriptなどを駆使して、直感的かつ美しいユーザー体験を実現するデザインを作り上げます。
レスポンシブデザインやアクセシビリティに関する知識も必要とされます。

バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、ウェブアプリケーションのサーバー側の設計と構築を行います

データベースの管理、サーバーの設定、アプリケーションのビジネスロジックの開発などを担当し、フロントエンドで行われる処理を支えるバックボーンを構築します。
プログラミング言語としては、Ruby、Python、PHP、Javaなどが一般的に使用されます。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、ハードウェアおよびソフトウェアのインストール、構成、メンテナンスを専門とします。

サーバーの性能監視、データのバックアップと復旧、セキュリティの維持などを担当し、システムがスムーズに動作するようにするために不可欠です。
また、仮想化技術を使用して物理サーバー上で複数の仮想マシンを実行する能力も求められることが多く、サーバーのスケーラビリティ(拡張性)とコスト効率を向上させます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワーク・インフラストラクチャの設計、実装、監視、保守を行います

ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器の設定に精通しており、ネットワークトラフィックの最適化、障害発生時の迅速な問題解決、セキュリティ対策の実施などを行います。
ネットワークのパフォーマンスとセキュリティを維持することは、企業の運用にとって極めて重要です。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データの格納、整理、検索を可能にするデータベースの設計と管理を担当します。

SQLを含むデータベース言語に精通し、データの構造化、データベースのパフォーマンスチューニング、データのセキュリティとバックアップ戦略の実施などを行います。
データベースエンジニアは、データへの正確かつ迅速なアクセスを保守する役割を果たします。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、サイバーセキュリティの脅威から企業の情報資産を守るためのシステムを設計・実装します

侵入検知システムの設定、ファイアウォールの管理、セキュリティポリシーの開発などを行い、定期的なセキュリティ監査や脆弱性評価を通じてシステムの弱点を特定し、修正します。
また、従業員へのセキュリティ意識向上トレーニングの提供も彼らの役割です。

IT業界についてよくある質問

IT業界への転職に関心がある人からよくある質問と、その回答を紹介します。

IT業界は未経験でも転職できますか?

はい、IT業界は未経験でも転職可能です。

IT業界は技術が進歩する速度が速いため、学ぶ意欲と柔軟な思考があれば、経験の浅い人材でも価値を見い出してもらえます。
多くの企業が研修プログラムを設けており、未経験者が技術や業界知識を身に付ける支援をしています。

未経験者におすすめのエンジニアの種類は?

未経験から始められるエンジニアの仕事は多岐にわたりますが、「Webエンジニア」から入門する人が特に多いです。

HTMLやCSS、JavaScriptといったWeb開発の基本から学び、徐々にサーバー関連の言語も覚えていくことで、スキル積み上げの道筋が分かりやすいという点も魅力かもしれません。
また、多くの資料やコミュニティが存在するため、学習リソースも豊富です。

IT業界で働く魅力は何ですか?

IT業界の最大の魅力は、革新性将来性です。

技術の進歩により、常に新しい発見があり、創造的なソリューションを模索することができます。
また、多様なプロジェクトに関わることで幅広いスキルと知識を習得できれば、比較的容易に年収を上げることができるでしょう。

さらに、世界的な影響力を持つ製品やサービスに関わるチャンスもあり、個人としてのキャリアだけでなく、社会への大きな貢献を実感できる業界です。

IT業界に向いている人に特徴はありますか?

IT業界に向いている人の特徴として、好奇心旺盛で学習意欲が高いこと、問題解決に対する創造的なアプローチができること、チームワークを重視できることが挙げられます。

IT業界は技術が絶えず進化しているため、新しい知識やスキルを学ぶことに積極的でなければなりません。
また、複雑な問題に対して独創的な解決策を提案できる能力も重要です。

そして、チームで協力し、共に成長する姿勢も、この業界で成功するためには不可欠です。

この記事のまとめ

この記事では、IT業界の市場規模、将来性、平均年収、転職の難易度を解説しました。
また、IT業界の5大分野や、代表的な12職種も紹介しました。

IT業界は、その進歩の速さと多様性により、様々なバックグラウンドを持つ人に開かれた業界です。
未経験からでも入ることができ、技術革新の最前線で働き、社会に貢献することも可能です。

好奇心旺盛で学習意欲が高く、問題解決に向けて創造的なアプローチができる人は、IT業界への転職も検討してみてはいかがでしょうか。

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