江口水仙ロード
2月24日は、軽く歩く、ということで、保田駅から江口水仙ロードを周回。水仙のピークは1月下旬から2月上旬なのですが、まだまだそれなりに咲いていました。でも、それ以上に河津桜や梅が咲いていて、それに菜の花もあってと、のんびりした散歩になります。とはいえ、高低差は100m以上あるし、距離もそれなりになるので、足はけっこう疲れます。
千葉の春の雰囲気を楽しんできました、といったところでしょうか。
途中、道の駅保田小学校ではお酒を買い、降りた先のばんやの湯で入浴、疲れを取ります。
保田漁協直営の入浴施設ですが、ちょっと古くなっているかな。隣接する食堂で行列ができていたことに比べると、静かなものです。まあ、せっかく海の近くなのに、浴室から海が見えないのは残念ですが。
どこの食堂も混んでいたのですが、幹線道路から離れて保田駅前にあるらかん寿司で昼食。こちらは昼食のピークをすぎていたこともあって、他にお客はいなかったのですが、身の厚いお寿司と女将の毒舌トークを楽しみました。
帰りは金谷港にでてフェリーで久里浜まで。つい、居酒屋フェリーをしてしまいました。道の駅でかった日本酒があったものですから。
ということで、東京湾を一周したのでした。
千葉にはまだゆる山がいろいろあるし、シーズンオフの海辺の民宿は泊まりやすいので、機会があればまた。次は富山かな、とか思うのでした。
鋸山、日本寺
2月23日24日と一泊で千葉の鋸山に行ってきました。
標高300m台だけれど、良く知られている、日本有数のゆる山です。とはいえ、千葉県鋸南町はちょっと遠いので、なかなかいけないでいました。
この時期は山の上の方は寒いので、暖かい千葉県がいいのではないか、ということで、鋸山という選択になったわけです。まあ、寒波はきてましたけどね。
行きは内房線で浜金谷まで。総武線快速にはボックスシートの車両がなかったりします(いずれすべてなくなる)ので、ロングシートで行くわけですが、まあ、景色が見えにくいのはちょっと残念。でもまあ、本を読んでいるから関係ないですね。
浜金谷についたのはお昼近く。昼食をとってからトレッキングを開始しようとおもったのですが、食堂はどこも混んでいたので、あきらめてセブンイレブンで昼食を購入。
登山口に向かうのですが、この日はトレイルランの大会があって、その間を登っていくことになります。
ルートは、鋸山の裏側にあたる、観月台コース。石段が続きます。トレイルランナーを避けて、車力道コースも考えたのですが、ここはいちおうメインコースで。
せっせと石段を上るわけですが、まあ、それなりにきついですね。いや、たいした距離ではないのですが。
鋸山がすごいのは、採石場の跡地。巨大な垂直の岩壁です。いや、見るとちょっとすごいなあ、と。こんなところからよくもまあ石を切り出したものだと思います。
頂上付近は鋸山の名前の由来らしく、小さなアップダウンの繰り返しで山頂に。途中京湾が見える展望台があって、そこでみんなご飯を食べていたのですが、そこの方が日当たりがいいし広かったんですね。まあ、鋸山山頂にもベンチがあるので、そこでお昼ご飯。
そこから少し戻り、日本寺を拝観します。拝観料700円。でもその価値はあります。
いきなり百尺観音が登場。圧倒されますが、個々から登っていくと展望台に地獄のぞき。この地獄のぞきはやたらと人が並んでいたので行きませんでしたが、外側から見るだけでも、ちょっとこわいです。高所恐怖症には耐えられません。
この日のメインは、ここから石段を下っていくときの、千五百羅漢。五百羅漢の三倍です。いろいろな表情の石仏があって、見ていて飽きないですし、数に圧倒されます。
ただ、熱心に見ているのは、主に外国人観光客。なるほどね。
そして最後には大仏、というわけです。そこから下山ですが、このルートが表参道というわけで、裏から入って表から出たというわけです。
午後からのトレッキングでも十分に楽しめるものでした。
で、この日の宿泊は、シーズンオフの民宿、というわけなのでした。
こちらつつじヶ丘野川どんぶらこ通信967
こんばんは。
なんだか2月ももうすぐ終わってしまいますね。なかなかあわただしくって、年賀状はまだ出していません。
東大の仕事を片付け、鳥取に行き、韓国から来たメンバーのアテンドをして、という感じです。
その間にも、白内障手術後の定期健診があり、ゆる山トレッキングもしました。
今月のゆる山は、最初は神奈川県の洒水の滝周辺。近くの浅間山という超ゆる山も登ったし。雨が降らないせいか、滝の水は少なかったですね。
そして最後の連休には、千葉県の鋸山に登ってきました。
ゆる山ではありますが、けっこう遠いので、今回は一泊で行きました。
初日は鋸山の観月台ルートから石段をせっせと上り、石切り場の跡地に圧倒され、下りは日本寺をまわって表参道から。頂上付近の軽いアップダウンはまあ楽しいですね。でも、日本寺の千五百羅漢とか、見ごたえがあるし、大仏もなかなかのものです。
民宿で一泊し、翌日は軽く水仙ロードを散歩しました。保田駅前のすし屋の女将の毒舌も面白かったし、フェリーでも飲んでたし、と。
そんなこんなです。
3月は、ありがた山と鍋割山を予定しています。って、ありがた山ってどこでしょうか。鍋割山は丹沢ですけどね。
世の中では、ほんとにクソなトランプ大統領と影の総理イーロン・マスクがお騒がせです。1933年のドイツって、こんな感じだったのでしょうか。
なんかいろいろ言われていますが、もし安倍晋三と竹中平蔵がアメリカ人だったら、と考えると、ちょっと既視感がありますよね。
なんだかもう、ジャイアンみたいな(体形だけじゃなく)トランプに対し、のび太ではいけないよな、とも思います。できすぎ君でいたいものです。
そんなわけで、欧州の共通の敵はロシアだけではなくアメリカも加わった形になります。
アメリカとイスラエルは悪の枢軸だし、トランプ、プーチン、習近平は何という三人組だろうか、と。
でもその影響で、欧州の政権は反極右で団結しつつあるような感じです。
まあ日本は、安倍晋三後の状況なので、その意味では先を行っていますよね。
今月は、残雪の「魂の城 カフカ解読」(平凡社)をずっと読んでいました。図書館にあったので借りたのですが。「アメリカ」と「審判」を読んだのも遠い昔だし、「城」は読んでいないし、で、そういうこと関係なしに、残雪から見たカフカの世界を楽しんでいました。
そうそう、斎藤文彦の「力道山」(岩波新書)は、ぼくの記憶にない伝説のレスラーの話として面白かったです。いかにして力道山ができていったのか。プロレスビジネスをどのように成功させていったのか、とか。刺殺されたとは聞いていたけれど、すぐに死んだわけじゃなかったんですね。
そうそう、リフアト・アルアライールつながりで「ガザの光」(明石書店)も読みました。こちらは、小説ではなく、ガザの知識人が、将来のガザについて、いろいろ語っています。インフラの在り方とか、農業とか。パレスチナ国家の樹立ではなく、アパルトヘイトのない1つの国であるべき、とか。
今回の鳥取出張では、テネシー・ウイリアムズの「夏と煙」(新潮文庫)と「薔薇のいれずみ」(新潮文庫)を読んだのですが、ウイリアムズは好きですが、とりわけヒロインのどうしようもない生命力を感じさせる「薔薇のいれずみ」は一番好きです。それは都会の昏さとはまた違う、ラテン系の澱んだ光とでもいうのでしょうか。
とまあ、そんなこんなで、もうすぐ3月です。