箱根から富士 : ぶらり探蝶記
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ぶらり探蝶記

箱根から富士

7月26日 朝から箱根のキリシマミドリのポイントへ向かう。ポイントでしばらく待つも全く飛ぶ気配なし。早々にあきらめ湿性花園へ。ハンノキ林の中に生えたコブシの葉上や葉裏、新芽の部分に多くのミドリシジミが群がっている。♂♀ともスレ個体が多い。ミヤマカラスシジミは時期遅れであろう、全く見かけず。とにかく暑い、ここは夕刻に再度訪れることにして小山町のオオムラサキポイントへ向かう。いつもなら多くのオオムラサキやスミナガシが群れている樹液酒場も開店休業状態。オオムラサキの♀とジャノメチョウがいただけ。次に梨ケ原に向かうが、遮るもののない草原はこたえた。あまりに暑いせいか、蝶も少ない。やけくそ気味に入ったことのない林道に入ってみる。オニグルミの幼木が4~5本あり、このうちの1本の葉裏にオナガシジミが休んでいるのを見る。しかし、かなりのボロ個体。下草に不活発なスジボソヤマキチョウが止まっている。再びオオムラサキポイント~湿性花園と逆廻りで帰途に着く。オオムラサキポイントでは数頭の♂がテリ張りをしており、耳元をバタバタ羽音を立てながら何度も通過する。湿性花園では、まだミドリシジミはお休み中であったが、日が傾くにつれチラチラとコブシの葉上を飛び移り始める。このうち♀2頭が翅を開く。A型とB型であった。もう少し粘りたかったが、ここの閉園時間がきてしまい♂の開翅は見れなかった。


オオムラサキ  苔むしたクヌギの幹に静止する。↓
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オオムラサキ  樹液酒場近くで開翅する♂。時期的にスレ具合は仕方ないところ。↓
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オオムラサキ  クヌギの幹で開翅する♀。堂々たる風格。↓
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ジャノメチョウ  この蝶が飛び始めるとハイシーズンも終盤。クヌギの樹液に来ていた。↓
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ジャノメチョウ  こちらもクヌギに止まる♀。↓
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スジボソヤマキチョウ  暑いせいなのか林内の下草で休息する♂。↓
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メスグロヒョウモン  ヒョウモン類もチラホラ見かけるだけだった。↓
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オナガシジミ  尾状突起はおろか、後翅尾部を大きく欠損している。↓
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ミドリシジミ  ハンノキでは全く見かけず、コブシに多くが集まっていた。↓
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ミドリシジミ  開翅するA型の♀。残念ながら葉かぶり。↓
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ミドリシジミ  近くで開翅してくれたB型の♀。↓
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by temenos | 2015-07-26 22:51 | 2015年 | Comments(2)
Commented by daron03x at 2015-07-27 21:47
湿生花園に行かれたのですね。
やはりミドリシジミの活動時間からすると閉園時間が厳しいですよね(^^;;)
富士山麓の草原は陽射しを遮るものがないのできついです(^^;;
自分も一瞬寄ってからすぐに他へ転戦しました(汗
Commented by temenos at 2015-07-28 21:06
daronさん 湿生花園へは、あの後直ぐと夕方の2回行きましたが、閉園時間があと30分遅ければなぁという
感じですね。あまりに暑かったためか成果に乏しい探索でしたね(;_;)。