SESから自社開発に転職して感じたこと - YOUTRUST Tech Blog

SESから自社開発に転職して感じたこと

8月から2人目のSREとして入社した墨(YOUTRUST/X)です。

約1ヶ月が経ち、ようやく人や業務の進め方にも慣れてきました。

ちなみに福利厚生でPCモニターをウルトラワイドにアップグレードしてやる気もみなぎっています笑😤

1. 本記事の背景

エンジニア歴的には6年目ですが、前職はクラウドエンジニアとしてSESで客先常駐で勤めており、Web業界のスタートアップの自社開発企業で働くのは初めてでした。 仕事の進め方や考え方が違う点が多いと気づけたので共有できたらと思います!

弊社では週1回各チームの共有や障害の振り返りなどを行う「エンジニアのエンジニアによるエンジニアのための会(略してエン会)」をしています。 そんなエン会の最後にLTを行うのが恒例で、先週が私の担当でした。

そこで本記事の話をした際に興味本位で元客先常駐やSIerで働いていた方!と聞いたところほぼ0という結果でした。

やはりIT業界という括りで近いようで遠いのだなと改めて実感し、今後同じようなキャリアを歩みたいと思っている方の助けになれば!

エン会の様子

2. SESと自社開発の定義

語る上で認識が揃っていると話も入りやすいと思いますので私の中の定義、想いを記述しました。

2-1. SES

SESはSystem Engineering Serviceの略称で、IT業界における業務形態の一つです。

準委任契約(SES契約)という形式で、エンジニアをクライアント企業へ派遣して収益を得ます。

ここでは成果物ではなく、能力と時間で単価が決まります。 エンジニアはお客様と伴走し、プロジェクト・プロダクトの成功に寄与します。

よくマイナス面が取り沙汰されますが、規模の大きなプロジェクトに関われたり、頻繁に新しい人と一緒に仕事をできたり使用技術の変更ができるなどメリットは沢山あると感じています。

また、私は前職ではとてもいい現場、同僚、上司に当たり楽しく働けました! この場を借りてお礼申し上げます。🙇‍♂️

結局は現場配属も転職・転属と同じで入ってみなければ分からないということです。

2-2. 自社開発

読んで字の如く自社が提供するシステムやサービスを開発することを意味します。

弊社は社名と同じYOUTRUSTというアプリを開発し、提供しているためこちらに分類されます。

2-3. 結局どちらがいいのか

様々どっちが良いのか論争はSNS上で絶えませんが、私が思うにどちらの形態のほうが楽しく全力で働けるかが重要だと思います。

3. さて長々と書いてきましたので本題へ

私が感じた意識と取り組みの違いについて書いていきます。

3-1. 働く意識

働いていく中で両者では「お客様がクライアントかユーザーか」による意識、働き方に差異があるように感じられました。

SES

SES現場ではミスを防いだり、トラブル時の説明責任を果たす目的で細かいところまでルール化手順書化が行われていました。 例えばセキュリティグループを変更するだけでも画面の遷移などの手順書を書き、作業後にはスクショなどによりエビデンスを取る文化が浸透していました。

最初は煩わしさを感じますが、頻繁に人の出入りがある現場では何度も助けられ、自分のためでなく他の人のためにも必要な作業だと感じていました。

また、基本的にお客様やPMからの指示に基づいて「どのように」実装するかを考えていました

自社開発

自社開発ではインフラがコード化されていることが比較的多いため手順とレビューが同時に行われ信頼性が担保されます。 ただ、リリース時のチェックに漏れがあったりする場合障害やエラーを引き起こす可能性があります。

一方で、「プロダクトをよりよくする」ために開発サイクルを速める代わりにエラーが出てもフォローできる文化が根付いていると感じています。 自社プロダクトだからこその思い切った姿勢が取れるのだと感じ開発姿勢一つとっても違いを発見できました。

また、「なぜ」やるのか、「なにを」やりたいのかを考える時間が増え、裁量が広がったことで楽しさと難しさを痛感しています。

3-2. 取り組み

弊社には月に1回「KAIZEN Day」という日があります。 こちらは日々の業務時間内で着手しづらい開発に取り組む時間を通常業務をストップして取り組むというものです。

「プロダクトをよりよくする」という使命を持つ自社開発ならではの取り組みと感じていて非常にユニークだと感じています。 最初はなにを行えばいいか疑問でしたが、日々の業務の中で改善したい点なども出てきたので次回の開催が楽しみです!

4. まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。 SES、自社開発それぞれにいいところはありますが、自分のパフォーマンスが最大に発揮できる方、 楽しく仕事できる方を選択できればこの上なく幸せなのではないかと感じています。

1ヶ月経った今だからこそ書ける内容だったのではと思います。 私は自社開発企業への挑戦はとてもよい選択だったと感じています! 自社開発企業で働きたいと考えている方に少しでもお役に立てれば幸いです。🙇‍♂️

次回はテックブログらしく技術のことを書けるように精進します!

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私のように自社プロダクトを伸ばしていく立場で働いてみたい方、挑戦してみたい方はまずはカジュアル面談からでもご応募お待ちしております! herp.careers