開発部ディレクターの井上です。
トレタでは開発時の課題管理にZenHubを使用しています。今回は先日のバージョンアップで追加されたZenHub Epicsの紹介です。
ZenHub Epics
Issueに対してラベルやマイルストーンを指定するのと同じようにエピックを指定できるようになりました。
エピックとは、アジャイル開発において「大きなユーザーストーリー」や「関連するユーザーストーリー郡」などとされていますが、トレタの課題管理においては、この機能により関連タスクのグループ化を容易に行えるようになりました。
トレタでは、当初新機能や改修といった括りで一つのIssueとして管理していましたが、中には粒度が大きくなってしまうこともありました。
独自に作成したバーンダウンチャートにより進捗の見える化を行っていましたが、そのような場合は開発終了日の前日にグラフが急激に下がることになり、あまり意味をなしませんでした。
それからは、粒度が大きくなってしまったIssueは分割できる範囲で別Issueとして起票し、元となるIssueにTask Listsを使って紐付ける方法をとっていました。これにより、グラフの傾きは理想線に近づきましたが、地味に面倒な作業なのでなかなか浸透しませんでした。
ZenHub Epicsはそれらの問題解決に大きく貢献する機能なので、今後の開発への効果が期待されます。
日本語での詳しい使い方については、こちらの記事によくまとまっています。 qiita.com
1年前はタスクボード機能しかありませんでしたが、ストーリーポイントやバーンダウンチャートなども追加され、かなり使いやすくなりました。他の課題管理ツールに比べ、シンプルで必要最低限な機能のみ、またChromeの拡張機能として動作するためGitHubでの体験が分断されないところも魅力的です。
今後のアップデートも楽しみです。