こんにちは!CTO の芹澤です。
突然ですが、SmartHR社では現在エンジニア採用の進捗が非常に悪く、本記事の執筆時点で目標達成率9.3%という状況です。いわゆる、ピンチです。
どうしてこんなことになってしまったのか...人事グループの方々とここ最近の採用関連の数値を分析したところ、採用の母集団形成がうまくいっておらず、特に「自己応募数」の減少が深刻なことがわかりました。
採用をオープンしているにも関わらず自己応募が減少している。多くの場合、これはエンジニアの採用ブランディングがうまくいっていないことが要因としてあげられます。
過去の施策とその功罪
思い返せばこのエンジニアの採用ブランディングとは、長い付き合いになります。
2018年にも約半年間エンジニア採用ができず、真剣に採用ブランディングと向き合った時期がありました。チーム一丸で認知獲得施策を捻り出し、「エンジニア歓迎会の練習会」や「RubyKaigi での社長登壇」といった行動につなげたのです。おかげさまでこれらの施策を通して弊社を知り応募してくださる方が増え、「あの記事をみました!」と言っていただける機会が増えました。
いや、増えすぎてしまったのかもしれません。
私たちはこれらの功績に甘えてしまい、継続的に情報を発信することを怠ってしまっておりました。
いま、やるべきこと
2018年といえば、社員数も約50名と現在の約1/8であり、プロダクト開発の状況も全く異なります。当時発信していた内容は、いわばだいぶ陳腐化してしまっているのです。
時を経て約400名規模の組織になった今、私たちが何をどのように開発していて、なぜエンジニアを募集しているのかを、改めてお伝えしなければいけないと思い、初心に立ち返り、エンジニア採用ブランディングの再構築のための企画会議を実施しました。
企画会議に際して、情報発信のネタを社内に広く公募したところ、各部署よりなんと 170 を超える応募があり、企画会議ではそれらを選定したり、より深ぼっていくことをしました。
議論を進めていくと、「普段取り組んでいることをきちんとテックブログで発信する」という、ぐうの音も出ないほど当たり前のことが大切であることが改めてわかってきたり、社員の英知が結集された飛び道具系の面白ネタが生まれたりと、非常に多くの実りが得られました。
その中でも実施に値すると判断された案を厳選し、GitHub Project のカードでリストアップしたものがこちらになります。
そう、私たちはこれより情報発信を強化し、ここに起票されているような内容を随時提供して参ります。
プロダクトやチームの雰囲気やカルチャー、現状の課題や目指している姿などをありのままにお伝えし、安心して選考に進んでいただけるようなコンテンツにしていきますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!
メタな話
ちなみに、上記 GitHub Project を公開し、このブログを書いていること自体も、公募されたネタの1つが元になっていたりします。
せっかくなので、ボツになったネタもいくつか紹介して終わろうと思います。
「エヴァコラボ」
シンジくんにSmartHRに入社してもらう
流行り物ですからね、やりたくなりますよね。そのほか「エヴァ観たことない人が勘でシンエヴァの感想を言う会」などエヴァにかけたネタはありましたが、いずれもプロダクトやチームのことを知っていただくという本来の目的を果たせそうになかったので、ボツ。
「内定充足するまで止まらない地獄の無限アドベントカレンダー」
毎日内定承諾数を貼りながら目標に届くまで延々とアドベントカレンダーを書き続ける。書いてる時点でもう絶対にやりたくない。
クリスマスまでの日付を数えるというアドベントカレンダーの概念を覆す企画。なかなかにハードな採用目標を設定している都合上、1年間のほとんどの日でブログを書くことになりそうで、記事の数は担保されるように思いつつも、品質の担保や開発メンバーの負荷を考えるとあまりにも厳しいため、ボツ。
「海の Ruby 釣れるまでかえれま10」
エンジニア採用に関わるみんなで釣りに行き、海のルビーこと真鯛が釣れるまで帰れない様子を配信する
弊社のバックエンド開発言語が Ruby であることにかけた企画。内情をお伝えすると、弊社社長である宮田がここ最近釣りにどハマりしており、「マグロを一本釣りして振舞う」といった釣りに関連したネタが散見されました。その多くは社長自身の起案であり、ただただ釣りにいきたいだけっぽかったので、ボツ。
We are Hiring!
さて、これから情報発信を強化していく状況ではありますが、募集自体は現時点でも絶賛オープン中となっておりますので、本記事を読んでピンと来たかたがいらっしゃいましたら、是非以下のサイトよりご応募いただければと思います。
どうぞよろしくお願いします!