本記事は
初夏のAWSアワードエンジニア祭り
最終日の記事です。
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10日目
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A. ダメです
最近、話のツカミの大切さを感じ、試行錯誤しています小林です。
今回は「初夏のAWSアワードエンジニア祭り」ということで、私の表彰項目である「2023 Japan ALL AWS Certifications Engineers」 と「2023 Japan AWS Top Engineers」にちなんだ資格取得と業務遂行能力の関係について私の思うところをお話ししようと思います。
ちなみに2023 Japan AWS Top Engineersの副賞はTシャツでした。
資格知識と業務知識
資格取得で得られる知識と業務で得られる知識にはどういった違いがあるでしょうか?
私が思うに、資格に必要とされるのは理想的な環境下での行動原理、ベストプラクティスに関する知識です。
一方、業務で必要とされるのは、その案件や担当メンバー、顧客の志向など一定の特殊性を持つ環境下での多角的な情報を考慮した最適な選択をするための知識です。
ゆえに下記のようなイメージを持っています
- 資格取得は筋トレ
- 業務遂行は競技
資格取得は筋トレ
資格取得のために勉強することは必然的に理想的な環境下での行動原理、ベストプラクティスを学ぶことになります。
これらは業務における行動や判断の基礎となる知識であり、こういった知識が身についていればより迅速に正しい行動を行うことができます。
まさに自身の筋力を鍛え、基礎能力を上げる筋トレのようなものと言えるでしょう。
そして資格試験をクリアすれば「合格」という成果が付きます。
ゆえにこんな効果が期待できます。
筋トレの効果と一緒ですね。
- 自信がつく
- 自分が「合格した」という事実は自己肯定感に繋がります
- 見た目の強さもアップ
- 資格を持っている人の発言って説得力ありますよね?
ただ、筋肉が付いてるからってスポーツ万能ってわけではありませんよね?
そうです。競技に活かすには競技に合わせた効果的な筋肉の動かし方をマスターする必要があるのです。
資格知識も同じで、業務に活かすには業務に合わせた知識の適用方法を覚える必要があります。
業務遂行は競技
実際の業務は基礎知識だけではできません。
業務をうまく遂行するにはその業務のお作法を知り、自分の知識をうまく適用させていくことが大事です。
お仕事はベストプラクティスだけで成り立っているわけではないのです。
かといって、何が最適なのかを知っておかなければ品質を上げることはできません。
ということで、業務遂行能力を上げるには対象業務をよく知り、そこでの最適な振る舞いを身につける必要があります。
ここはまさに実践での動きを競う、競技のようなものであると言えます。
とはいえ競技をするにあたって、基礎的な筋力はある方が望ましいです。
そして筋力が強い方が上達もしやすく、より高いレベルで競技ができる。
業務においても同じことが言えるでしょう。
資格をたくさん取る意味とは?
さて、「筋力をつけると競技をするにあたって有利だよ」という例えでお話ししてきましたが、AWS認定全冠を目指す意味はあるのでしょうか?
必ずしも全冠を目指した方がいいとは思いません。
当然、業務の種類(競技特性)によって、必要な知識(筋肉)は変わってきます。
なので取得を目指す対象は業務に直結する一部の資格だけでも十分だと思います。
一方、いろんな筋肉(基礎知識)を付けていれば、他の競技(業務)にも手を伸ばしやすくなります。
つまり、AWS認定全冠の人々は(AWS的に)筋骨隆々でいろんなお仕事に適応しうる能力を持った人なんだと言えます。
ということで表題を振り返ります
AWSを活用するには単にベストプラクティスを知っていればいいということではありません。
あえてベストプラクティスから外れた設計、変則的なサービスの使い方というものが実際の業務において最適解となることがあり、それは資格取得だけで得られる知識ではありません。
AWSの推奨する使い方をまっすぐ知るだけでなく、「このサービスは実はこういう使い方もできる」というような応用的な知識を持ち、それを実行できる力をつけることがAWSのさらなる理解に繋がっていきます。
そもそもAWSのサービスはどんどん増えていっているので、人間の力で完全に理解することは無理なんでしょうけどね。
まとめ
さて、完全に理解することは無理だとわかったAWSですが、弊社には少しでもAWSの理解を深めようと日々奮闘するエンジニアがたくさん在籍しています。
AWSを活用したシステム構築を任せる先を探している方、共にAWSを学んで世界を変えていきたい方は是非NRIネットコムにお問い合わせください。
大阪5名、東京6名の(AWS的に)ムッキムキなエンジニアがお待ちしております。