こんにちは。シニアエンジニアの @yashims85(id:yashims85) です。
今日は2019/03/27にM3さんで行われた「どこでもKotlin #7 〜Kotlin MPP特集〜」に登壇してきた事についての記事です。
どこでもKotlinとは
Android開発言語として注目されているKotlin、その活躍の場はAndroidだけじゃない!!! Kotlinはサーバーサイドでも、どこでも(デスクトップアプリやAltJS、iOSアプリなどでも)使える言語です。 エムスリーではAndroidアプリやサーバーサイドの開発言語としてKotlinを実践投入しています。「どこでもKotlin」では様々な分野におけるKotlinの話題について取り上げていきます。
イベントページより引用
他の登壇者様の資料や発表内容については、ページ下部のリンクやハッシュタグ(#m3kt)、またはエムスリー様のテックブログをご参照ください。
発表内容
今回は「Kotlin/MPPでX-PF 事始めのつまづきポイントというタイトル」で登壇させていただきました。
2019/03/27現在、モバイルファクトリーではKotlin/MPPを使用して、既存プロダクトのリプレースを進めています。
また、それと平行して、個人的にそのプロダクトで使用するためのKotlin/MPP用のプレゼンテーションルーターをOSSで開発しています。
今回の発表ではそれら2つのプロダクトでKotlin/MPPを使用して、開発を進めている中で得られた知見を共有しています。
印象に残ったこと
Kotlin/MPPの使用され度
会場でKotlin/MPPの使用状況についてアンケートを取るシーンがありました。 「実際のプロダクトでKotlin/MPPを運用している」という会社は1、2社といったところで、やはりまだまだ少ない印象です。
その状況を鑑みるに、今回私の発表中で軽く触れたクライアントアプリの設計について、今後深く話してみたいなという印象をいだきました。
Kotlin/MPPのプロジェクト構成とbuild.gradle
参考にできる情報が少なく、今弊社的にもKotlin/MPPで一番苦しんでいるポイントです。 今回登壇した方々にしてみても、やはり同じ様な苦しみを経験していらっしゃるでした。
そんなみなさんの発表ですので、私にとって知見の塊といってよくとても有意義な勉強会でした。
他の方々の登壇内容について
どの発表も目からウロコで知見の塊でした。
How to upload a kotlin multiplatform project library. - 荒谷 光
Kotlin/MPPの記事を探すとだいたいこの方に行き当たるというすごい人。 ちょうど私もKoRouterのPublish方法わからなくて泣いていたところだったので、渡りに船のような発表でした。
時間過ぎてすみません🙏🏻
— AAkira (@_a_akira) 2019年3月27日
どこでもKotlinで発表した
Kotlin Multiplatform Project 向けライブラリの作り方の資料になります
今日のは、いざやる時に参照する系の発表なので、あとでブログも書きますhttps://t.co/lxQ29Xqcpr#m3kt
DroidKaigi 公式アプリのKotlin Multiplatform - takahirom
DoroidKaigi 2019の公式アプリのオーナーを務めるtakahiromさんの発表です。 実際にアプリをKotlin/MPPで作り、それをリリースしており、経験に裏打ちされたつらみやわかりみがあり、一歩先を行く転ばぬ先の杖のような発表でした。
先程の資料です DroidKaigiアプリのKotlin Multiplatform 資料: https://t.co/aXrLlSkEal Qiita: https://t.co/uzA3qeTZWO #m3kt
— takahirom (@new_runnable) 2019年3月27日
Kotlin/NativeのiOSにおけるオーバーヘッド - 星川 貴樹
どこでもKotlin運営である@oboenikuiさんの発表です。 Kotlin/NativeでKotlinを動かすときの知見です。アセンブリの読解と、アセンブリからObj-Cライクな擬似コードを出力するHopperはまさに温故知新、新たな発見でした。
Kotlin/NativeのiOSにおけるオーバーヘッド https://t.co/nEwDQqQy5P
— おぼえにくい (@oboenikui) 2019年3月27日
本日の資料アップしました!後日ビルド通るようになったらブログでもデータをまとめて書きます! #m3kt
おわりに
モバイルファクトリーでは社内、社外を問わず日々様々な勉強会や読書会が行われています。
そんな環境で、ともに成長していける仲間を募集しています。