こんにちは、Misoca開発チームのRKTMです。 先週は上高地へ写真撮影に行ってきました。ニリンソウが見頃でした。
はじめに
リモートワークを実践しているMisocaチーム。 今回はそのコミュニケーションを支えるGoogleハングアウトについて、以下のことをお伝えします。
- どう使っているか
- 活用のコツ
- sqwiggleと比較して
リモートワークで大切なコミュニケーション
Misocaチームはリモートワークを導入していて、オフィス出社は必須ではありません。 私は週に2、3日はオフィス出社、残りはリモートで働いています。
Misocaの開発を支えるツール・サービス(2015年4月版) - Misoca開発ブログ で書いたように、 テキストベースのコミュニケーションは slackやGithubで行っていますが、 リアルタイムコミュニケーションについてはGoogleハングアウトを使っています。
テキストベースのやりとりは、どうしても説明不足になってしまったり、緊急度や「温度感」が伝わりづらいという問題があります。
また、リモートで仕事をしていると、チームではなく一人で仕事をしているような、ちょっとした寂しさを感じることもあります。
その穴を埋めるためにも、リアルタイムに音声と動画でコミュニケーションをすることが重要になってきます。
Googleハングアウトをどのように使っているか
朝会や打ち合わせ時に
Misocaチームでは朝会は全員参加としており、リモートワークの人も参加しています。 Googleハングアウトの画面共有(と良いマイクと広角カメラ)があれば、不便なく打ち合わせを行うことができます。
- 出版社/メーカー: ヤマハ(YAMAHA)
- 発売日: 2010/01/29
- メディア: エレクトロニクス
- 購入: 2人 クリック: 21回
- この商品を含むブログを見る
打ち合わせ時間外でも起動
オフィスでは古いノートPCをハングアウト用に常時起動しています。
リモートワークの人も、常にハングアウトを起動しておき、オフィスでの会話のやりとりなども聞きながら作業しています。
ハングアウトを常時開いておき、「そこにいればお互い声をかけやすい」状況を作っています。 オフィスでの雑談にリモートの人も気軽に参加できるなど、一体感、チーム感を醸成できるのでおすすめです。
また、リモートの人同士の1対1の相談事でも、別のURLは作らずに、オフィスで開いているハングアウトの部屋で会話します。 オープンな議論によって、1対1で解決できないことでもすぐにオフィスに人に相談できたり、逆にオフィスの人が飛び入りで議論に参加することも可能に。
ハングアウト活用のコツ
カメラは常にONにしておく
リモートワークでは、リモートの人やオフィスの人が今在席しているかどうかわかりづらく、 「会話をするために、最初にslackで在席しているか確認する」という無駄な一手間がかかってしまいます。 これは意外と心理的ハードルが高いです。
リモート、オフィスのいずれもカメラをONにしておけば、今在席しているかどうかが瞬時にわかるため、 話しかけやすくなります。 ※マシン負荷が大きいので、回線品質を落としたりする工夫も必要ですね。
ハングアウトのURLは固定しておく
毎回ハングアウトのURLを生成しているとアクセスするのが大変です。 URLは固定しておいて、ブックマークしておくと便利です。
下記はGoogle Appsを使っている場合の例です。
https://plus.google.com/hangouts/_/domain_name/video_call_name
- domain_name: 利用Google Appsに登録しているドメイン
- video_call_name: 任意のハングアウトの部屋名
で、その組織の人しかアクセスできないURLを生成できます。
sqwiggleも良かったのですが…
ビデオチャットではsqwiggleというサービスもありますね。
Misocaチームではsqwiggleを試していた時期もありましたが、色々あってハングアウトに落ち着きました。
(ハングアウトと比較した)sqwiggleのメリット
マシン負荷が低い
ハングアウトは常時音声をオン(設定次第ではカメラもオン)にしているせいか、非常にマシンに負荷がかかります。つけっぱなしで回線品質を最高にするとマシンが重くなってきます。ノートPCには結構厳しいです。
更には、発生する熱。名古屋の夏は暑いのでかなりつらいです。
この点sqwiggleは会話をしていない状態では音声オフ、カメラも定期的に静止画を撮影しているだけなので、マシンも熱くなりません。
(ハングアウトと比較した)sqwiggleのデメリット
画面共有できない(2015年6月時点)
議論・相談するにしても画面上の資料を元に話したいので、これができなかったのは結構つらかったですね。 sqwiggleで話し始めたけど「やっぱり画面共有したいのでハングアウトに来てください」という悲しい出来事も。
これが理由でsqwiggleを選ばなかった、と言っても過言ではないでしょう。
リモートワークで大切なこと:会って話す
Misocaチームではリモートオンリーで働いている人もいますが、 そういった人にも、歓迎会や懇親会、また、Misocaとは関係のない勉強会やイベント(例:Ruby東海、名古屋geekbar)で会う機会を作っています。
ハングアウトでリモートでも「チームワーク」を
今回はGoogleハングアウトをどう使っているかを説明しました。
「リモートワークだと"意思の疎通が欠けて"しまう」なんて不安もあるでしょうが、ハングアウトを活用すればコミュニケーションを充実させる助けになります。
リモートワークをやりたい、という方々がチームでうまくワークするために、この記事がお役に立てば幸いです。